2026-2027 プレミアリーグ 第3節
Nottingham Forest 0 – 0 Tottenham Hotspur
Stadium:シティ・グラウンド
得点
なし
トッテナム・ホットスパー
FW テル(74’ムドリク)、マルムシュ(84’ソランケ)、サヴィオ(61’クドゥス)
MF トナーリ、ベンタンクール、ギャラガー(84’フェルナンデス)
DF ウドギ(61’ロバートソン)、ファンデフェン、ファンヘッケ、ポロ
GK キンスキー
sub:ドゥブラフカ、セネシ、グレイ、ベリヴァル
ノッティンガム・フォレスト
FW ギブスホワイト、デラップ(74’ウッド)、エンドイエ(59’ジェズス)
MF ウィリアムス、シュラーガー、マカティ、アイナ(59’ムニョス)
DF ムリーニョ(90’ディオマンデ)、ミレンコビッチ、クーニャ
GK セルス
sub:ビクトル、ネッツ、ドミンゲス、イェーツ、ハドソンオドイ
最初のいっぽ(いんと)
月をまたぎ9月になり、いよいよプレミアリーグが開幕します。なんか画面には3っていう数字が見えますが、あれだけお金を使ったスパーズがシーズン始まってなおウイングにサイドバックを起用しているなんてありえないですもんね。というわけで実に8ヶ月ぶりに右ウイングに本職の右ウイングがいる状態で試合を始められる。選手が揃ってこそのチーム構築だ。まだまだ何人かは戻ってこられていないが、ひとまず見栄えはするようになった。先日のワタクシの順位予想では堂々の降格候補に選出されたフォレストもまた、グラスナー新監督の元で新しいやり方を模索中だ。形だけは3-4-3だが、パレスの時に見せていたような効果的な攻撃はあまり見られなかった。スパーズの首脳陣はデゼルビと心中する覚悟だが、マリナキスは多分そんなことないと思うぞ。
ボールは握れるようになってきたし、守備の安定感も出てきた。しかしながら得点が遠い。ビルドアップのバタバタ感は減ってきているが、それは後ろに人をかけているからであって前に進むほどに厚みがなくなりここからどうしようかと迷いながらプレーしているように見えた。デゼルビは個々人の判断ミスについて言及していたようだが、その前にもう少し攻撃の決まり事があっても良いんじゃないかとは思う。どこからどうシュートまで持っていくかという狙いはあまり見られなかった。ただ単に中央でプレーするのを好まない選手が多いが故にサイド攻撃のようなものが生まれているだけだった。
とはいえ今日も今日とてポジティブはたくさん見いだせた。さっきは押し込んだ時の攻撃の形のことを言ったが、後ろから繋ぐときにテルが裏を狙って走るようになったのは変化だと思う。ボールを引き出すためにセンターフォワードを自由に動かす代わりにそのスペースにウイングを走らせるのはデゼルビのやり方の一つだ。ただ今までそうしたランニングをしてこなかったので走ってはいるもののコース取りは微妙で綺麗に繋がることはなかった。でもこれは大事だから続けていこう。関連する話で言うと、プレスをかけられてキンスキーがロングボールを蹴って失ってしまう場面が何度かあった。確信があるわけではないが、あれは狙って蹴っていると思う。追い込まれて慌てて蹴っているようだったけど、相手のセンターバックの後ろでゴールキーパーが出てくるには遠い絶妙な位置に4、5回は落としていた。本当ならあそこにはウイングが走り込まないといけなかったんじゃないかな。これからの課題だね。
個人の話をするとベンタンクールが凄すぎる。危なそうな場面には常に現れて相手の攻撃の目を摘んで、こっちのターンになると正確なスキルで相手をいなしてビルドアップを円滑にしてくれる。ありゃとんでも移籍金コンビでもポジションを奪うのは難しいぞ。気の利き方が唯一無二すぎる。先発表を見た時におやっと思わされたギャラガーも随所にらしさを見せてくれた。出足は良くて球際で粘り勝てるのはありがたい。欲を言えば攻撃の時間になると上がっていくポロの代わりにサイドバックをしていればそれで良いみたいに思っていないで何かを起こそうとして欲しかった。中盤はみんなハードワーカーで良さは出ているんだけど、ハードワークすることへのアイデンティティが先行していて思想がみんな保守的すぎる。たまにはペナルティエリアに走り込んでクロスを要求するくらいの変化は必要だ。これはチーム全体に言えることだけど、走る選手とサイドを攻める選手はそれなりにいるのに、俺がゴールに叩き込んでやるぜっていうメンタリティでプレーをしている選手が見当たらない。それに早く気がついてくれ。
あとは膠着してきたら、ウイングがもう少し内側でプレーする時間があってもいいんじゃないかとは思った。相手が慣れてきて目にするのは当たり前にサイドに張っているウイングということになると、そりゃ今日みたいにマンマークをつけられて封殺よ。徐々に裏を狙う動きも減り、内側でもプレーしないとなるとこんな守りやすいことはない。ところで皆さんテルのプレーに不満が多いようですね。確かに今日は良いところがなかった。でもさ、昨年の終盤は攻撃陣の最後の希望みたいに思われていたテルのポジションが今や一番のウィークポイントみたいになっているのがチーム全体の向上の証なんじゃないかとは思うよ。それに替わって出てきたムドリクも特筆すべきことはなかったじゃん。2年ぶりにピッチに立ったんだからもっとがむしゃらにやってくれても良いのにムドリクからは何も感じられなくて拍子抜けしたよ。このままじゃ2人ともベンチでサヴィオに左ウイング取られちゃうよ。
開幕から勝利なしどころか得点もなしというのは応援していて辛いものがあるが、内容はどんどんよくなっている。失点も減り最初の勝点を獲得したということは次こそは・・・1点ですよね。そう焦らない焦らない。