頭はそろそろワールドカップに向いてきました。
シーズンの総括をポジション別に見ていきます。
今回はゴールキーパーを。
控えまで充実の印象
背番号 | 名前 | 出場数 |
---|---|---|
1 | ウーゴ・ロリス | 43 |
13 | ミシェル・フォルム | 11 |
22 | パウロ・ガッサニーガ | 1 |
負傷と体調不良での欠場を除けば、今年も第一キーパーはロリスでした。飛び出しのタイミングのミスなんかで何失点かしたことも目立ったかもしれないけど、足元でつなぐ意識や前に出て守る意識の高さはスパーズのスタイルのためには必要で、ロリスは十分にやってくれたと言えるのではないでしょうか。
カップ戦はフォルムが担当しました。FAカップの途中からしか見ていないけど、安定感のあるゴールキーパーです。他のチームに行けば全然スタメンをはれる力はあります。パスのつなぎもスムーズでむしろそれだけならロリスより安心して見ていられました。ロリスが欠場するタイミングで自身も怪我して出られなくなったのはもったいなかった。でもその一試合でチャンスをもらったガッサニーガが出色の出来でした。
補強は考えなくていい
年齢的にはロリスが31歳、フォルムが34歳、ガッサニーガは26歳です。ゴールキーパーならむしろいい感じの構成になっていると思います。ロリスのミスで失点した試合の後にはいろんな声を見かけましたが、フランス代表のキャプテン級のキーパーはなかなか市場には落ちていません。スパーズの移籍金にかける金額を考えても、安易に補強だなんだというべきではない。
もしこの中の誰かが放出ということになればそれは獲得に動くでしょう。キーパーは3人いるのがベスト。今の所このポジションに出て行く話はないと思うのでこのままで行くことになると思っています。
リーグでは38試合で36失点のシーズンでした。確かに一年前よりはキーパー起因のミスも目立ったけど、最高のアルデルヴァイレルトから若手の新入りにディフェンスラインも変わったわけで、一概にキーパーの能力のせいではないはずです。失点数はマンチェスターの2チームについで3番目です。十分合格点ではないでしょうか。