シーズン総括、続いては中盤編
流動的に変わった中盤
背番号 | 名前 | 出場数 |
---|---|---|
11 | エリク・ラメラ | 33 |
12 | ビクター・ワニャマ | – |
15 | エリック・ダイアー | 47 |
17 | ムサ・シソコ | – |
19 | ムサ・デンベレ | 40 |
20 | デレ・アリ | 50 |
23 | クリスティアン・エリクセン | 47 |
27 | ルーカス・モウラ | – |
29 | ハリー・ウィンクス | – |
※出場数は公式サイトを参照。「-」の選手は表記なしだったものです。
2列目は相変わらずエリクセンとアリが中心にいて、そこにソンかラメラかという構図。初めのうちはソンが出ていて結果も残していたけど、後半に点を取れなくなってきた時にラメラがチャンスをもらっていた。しかし結局最終節以外はラメラはこれといった数字は残せず。シソコもここでポジション争いをしていましたが、冬のモウラの獲得で完全に序列を落としました。モウラはキレのある動きは見せていたけど、コンビネーションがイマイチ深まりきらなかったこともあり、期待されていたほどの活躍はできませんでした。まあ、プレミア一年目なら他の選手もこんなものだったので、来季に覚醒してくれることを願いましょう。
もっとも入れ替わりが多かったのはボランチ。昨季の中心だったワニャマが開幕に間に合わなかったことで、序盤はダイアーとウィンクスのコンビ。デンベレが先に復帰すると、ポジションの入れ替わりが増えてきて、後半にはシソコもここで使われるように。試合の中で点が欲しい展開の時は1枚になることもあるポジションでした。シーズンを通じて柱だったのはダイアーです。今季はボランチ起用がメインで相棒を変えつつ軸はダイアーでした。ウィンクスは一度調子を崩してから戻ることができず、ワニャマもコンディションは上がりきらない。デンベレは珍しく大きな怪我もなくパフォーマンスを維持できました。これだけ入れ替わるのなら毎年5人は確保したいと思ってしまいますね。
エリクセンとアリは手放すな
少し前にデンベレとワニャマが放出候補に入っているというニュースが出ていました。今シーズンのパフォーマンスを見るとデンベレを出すのはどうかと思うし、同じような役割を担える選手は他にいない。大してワニャマ、シソコ、ラメラは今年の出場機会を考えると移籍を考えても仕方ないと思います。特にシソコは結局ワールドカップのメンバーに残れなかったし。
ウィンクスは契約延長したようですし、ダイアーも特に話を聞かないことからこの二人は残ると思う。あとは上の三人のうち残ったメンバーと新加入選手という来季の構想かな。
前はまずは慰留から。大丈夫たと思うけど、またエリクセンをイニエスタの後釜に据えたいという話が湧いていました。アリはやや悪いイメージが先行しているのか一時期よりは話題に上がりません。この二人は失えない。特に今はエリクセンの代わりにゲームメイクできる選手が全くいないので、そこだけは本当に困ります。
ここしばらく新加入選手がいきなり活躍したケースが攻撃陣にはないので、補強でなんとかするのは非現実的。既存戦力の活躍が望ましいなあ。