今年も開幕前の予想をお届けします。
プレシーズン最後のエンターテイメントとしてお楽しみください。
今回は10位から1位まで
※選手の移籍情報は2018年8月5日時点のものです。
10位 バーンリー
昨シーズン:7位
愛称:クラレッツ
ホームスタジアム:ターフ・ムーア
昨季のビック6以外のトップの座に輝いたのは大方の予想を覆したバーンリーでした。開幕前は降格候補だったにもかかわらずこの躍進ぶりは驚きです。得点より失点の方が多いのにもかかわらず7位に入りました。今季はヨーロッパリーグに参戦することになるので、日程が過密になってしまうのが懸念点。スパーズに次いで補強は進んでいません。自信を維持できるかどうかだと思います。僅差で勝ちきるのなら変な負け方をしないこと、まとまりを見せ続けることができれば今季もトップ10入りです。
9位 ニューカッスル・ユナイテッド
昨シーズン:10位
愛称:マグバイズ
ホームスタジアム:セント・ジェームズ・パーク
昇格年にトップ10入りを達成しました。名のある監督はやはり力があるということ。再びプレミアで地位を築けるのかはこの2年目のシーズンにかかっています。課題だったセンターフォワードの後方に日本代表の武藤嘉紀とリーグで実績のあるサロモン・ロンドンを獲得。武藤はプレミアのスタイルには馴染めると思っています。守備の構築はできているのでニューカッスルも前線がどれだけそれに応えらるか。好きなチームです。10年前はトッテナムと似たような立ち位置のチームだと思っていたのですが差がつきましたね。
8位 ウエストハム・ユナイテッド
昨シーズン:13位
愛称:ハマーズ
ホームスタジアム:ブーリン・グラウンド
2年連続で「最も期待外れでした」で賞を差し上げます。相変わらずフロントはしっかり働いているようで、楽しみな新戦力が加わってきました。問題は戦力を扱いきれない監督だけで、そこにはシティを優勝に導いたベジェグリーニが座ります。今年こそ万全の準備ができていると思いたい。今季ダメならもう期待はしません。
7位 エヴァートン
昨シーズン:8位
愛称:トフィーズ
ホームスタジアム:グディソン・パーク
低調だった印象だけ残りましたが、8位でのフィニッシュでした。主力の入れ替えが多かっただけに同情の余地はあるでしょう。序盤に早くも不審に陥るとクーマンに変わる監督を探しました。その時の第一希望はワトフォードを率いていたマルコ・シウバです。結局それは叶いませんでしたが、エヴァートンに気持ちが揺れたのかそこからワトフォードが大幅に順位を落とし、一年の時を経て正式にエヴァートンを率いることとなりました。このチームの目標は7位ではなく6位であるべきだし、そこに及ばずとも8位との差は大きくあけるぐらいの意気込みは必要です。
6位 アーセナル
昨シーズン:6位
愛称:ガナーズ
ホームスタジアム:エミレーツ・スタジアム
ついにアーセン・ベンゲルの時代は終わり、ウナイ・エメリを迎えて新生アーセナルの誕生です。ファーガソンが抜けた後のユナイテッドのように過度な期待は禁物です。22年の間、あたり前に見えていたアーセナルのスタイルはここから変わっていく、その変化をファンは受け入れられるのか。いい時でなく悪い時もサポートを続けられるか。6位で終えた後に引き継ぐので幾分かプレッシャーは小さくなったでしょうね。立場が入れ替わったのでスパーズサポーターとしていっておきます。頑張れよ。
5位 マンチェスター・ユナイテッド
昨シーズン:2位
愛称:レッズ、(レッド・デビルズ)
ホームスタジアム:オールド・トラフォード
ジョゼ・モウリーニョ勝負の3年目です。昨年優勝できなかったのはひとえにシティが強すぎたせい。しかしユナイテッドは魅力的なサッカーをしていたとは思えない。チーム全体として、まず優先するべきは守備のこと。攻撃は個人の能力に頼りきりで特に面白みはない。結果が出ているうちはいいけど、チームが不振に陥ればモウリーニョの求心力はすぐにでもなくなるのではないでしょうか。ユナイテッドが悪いから5位予想というよりは他のチームの方が競争力があると思っているから。しかし優勝争いから離脱することになれば監督の椅子はぐらつきます。シーズン終了までには別の監督かも。
4位 チェルシー
昨シーズン:5位
愛称:ブルーズ
ホームスタジアム:スタンフォード・ブリッジ
常にコンテの去就問題に揺れていた一昨シーズンのは覇者チェルシー。やはり監督はクビを切られ、新たにやってきたのはナポリで名を挙げたマウリツィオ・サッリ。主力の放出報道にも揺れていますが、執筆時点で出て行ったのはクルトワのみ。代わりにGK史上最高額でケパ・アリサバラガを獲得し、穴は埋まりました。さらにジョルーニョ、コバチッチも加え、戦力増。いい補強してます。サッリの戦術の浸透には時間がかかると思われますので、上手くいかなくてもアブラモビッチが我慢できるかどうか。後半戦で最も厄介な相手になるのはチェルシーかもしれない。
3位 リヴァプール
昨シーズン:4位
愛称:レッズ
ホームスタジアム:アンフィールド
巷では打倒シティの最右翼に名が挙がる今季のリヴァプールは確かに強いのでしょう。CL決勝まで勝ち進み、選手たちの成長の色もみられます。マネ、フィルミーノ、サラーと並ぶ攻撃陣のバックアップにストークで孤軍奮闘していたジェルダン・シャキリが加入。中盤の補強とキーパーまで加え、弱点らしい弱点は無くなりました。得点王モハメド・サラーが変わらぬ調子を維持できればリーグ制覇もCL制覇も不可能な目標ではありません。
2位 トッテナム・ホットスパー
昨シーズン:3位
愛称:スパーズ
ホームスタジアム:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
去年の予想記事を書いた時もその時点では補強ゼロでした。今季は放出までゼロです。新加入選手がいきなり活躍する例はスパーズではあまり見ないので特に予想には影響しません。それより去年の新加入勢が今年はどれだけ存在感を示せるか。モウラ、ジョレンテ、オーリエあたり。復活して2年目のエリク・ラメラもその一人。大きく変わらぬメンバーでここ何年かやってきて、かつての若手も中堅選手へとステージを上げています。成熟とマンネリは紙一重。優勝争いを見せてくれよ。
1位 マンチェスター・シティ
昨シーズン:1位
愛称:シチズンズ
ホームスタジアム:エティハド・スタジアム
正直言ってシティを止められるチームが出来上がっているとは思えません。ビッグ6と謳ってはいますが、このままでは1強リーグの出来上がり。数年ほどリーグ優勝チームの翌年の出来は散々出るというジンクスができつつありますが、シティには何の関係もないことでしょう。今年はシティ戦の分析と対策はどのチームもこれまで以上に力を入れてくるはず。それいてなお2位との勝ち点差19、得失点差の差39の壁を突破することは難しい。隙があるとすれば今年こそチャンピオンズリーグに力を注ぐであろうという心の隙ぐらい。連覇の可能性は非常に高い。
2018-2019シーズンの優勝はマンチェスター・シティを予想します。
お読みいただいてありがとうございました!
予想順位
カッコ内は昨季順位からの増減
予想順位 | 昨季順位 | チーム |
---|---|---|
1位(0) | 1位 | マンチェスター・シティ |
2位(+1) | 3位 | トッテナム・ホットスパー |
3位(+1) | 4位 | リヴァプール |
4位(1) | 5位 | チェルシー |
5位(-3) | 2位 | マンチェスター・ユナイテッド |
6位(0) | 6位 | アーセナル |
7位(1) | 8位 | エヴァートン |
8位(5) | 13位 | ウエストハム・ユナイテッド |
9位(1) | 10位 | ニューカッスル・ユナイテッド |
10位(-3) | 7位 | バーンリー |
11位(-2) | 9位 | レスター・シティ |
12位(-1) | 11位 | クリスタル・パレス |
13位(1) | 12位 | ボーンマス |
14位(2) | 16位 | サウサンプトン |
15位(-) | -位 | フルハム |
16位(+1) | 17位 | ワトフォード |
17位(-) | -位 | カーディフ |
18位(-3) | 15位 | ブライトン |
19位(-) | -位 | ヴォルバーハンプトン |
20位(-4) | 16位 | ハダースフィールド |