決して内容は良くないながらも公式戦4連勝を飾りました。
この先への不安要素があるとするならそれはサイドバックのレベル
このままでは苦しいかな。
フェルトンゲンが良すぎて
一応おさらいしておくとサイドバックの候補生はこの5名
右サイドバック
キーラン・トリッピア
セルジュ・オーリエ
左サイドバック
ダニー・ローズ
ベン・デイビス
左右兼用
カイル・ウォーカー=ピータース
このポジションだけはアカデミーからの選手も出てきていないので全滅したら他の選手をコンバートすることになります。今期の実績では左サイドバックと左ウイングバックをフェルトンゲンが担当し、右のウイングバックは試合中の少しの時間だけシソコが入ったことがありました。
今回の議題は本職の5名について。
シーズンが進むにつれ、もう少し良くならないかなと思えてならない。
では右から。
ワールドカップで一躍有名になったトリッピアがいて、盤石かと思いきや蓋を開けてみればいつものトリッピア。強みといえばクロスの精度だけで攻撃時の打開力やアイデアは特にない。自分の実力を理解しているんだといえば聞こえはいいけれど、相手チームもトリッピアが右にいるときは露骨に警戒してくるようになってきて、最近はクロスをあげるシーンも減ってしまいました。キックはいいので後ろからの組み立てでも貢献できるけど、それもシーズン序盤だけだったかな。
時間が経つにつれ効果的なクロスをあげる試合は減って行き、後方から組み立てようとするのを失敗し相手にボールを与えてしまうことが増えました。残りの二人と比較するとやはり一番手ではあるものの、去年から成長した部分も見られず頭打ちに思えます。
怪我で抜ける時期も多かったオーリエは2シーズン目に入りそろそろ先発レベルになってくるかと思いきや、むしろ安定感を欠いています。プレーは身体能力に頼りきりで、ポジショニングや球際の判断力が弱い。時にMVP級の存在感を発揮しても次の試合ではボールコントロールすらままならないこともあるなど、継続性がありません。今年に入って前半で代えられた試合がありましたね。あれはオーリエの悪い部分前回の試合でしたよ。ウォーカー=ピータースを育てていっていずれ右サイドを担ってもらうプランは大いに賛同しますが、トリッピアとオーリエがこのまま低空飛行を続けるなら、ぜひ夏の強化ポイントです。
そのウォーカー=ピータースはみんなが出られないときのピンチヒッターとして着実に出場機会を増やしています。誰よりも積極的なプレーを見せてくれるので見ていてとても気持ちがいい。右でも左でもその姿勢は変わりません。バルセロナ戦に出たときは失点の原因になってしまったけれど、すぐに立ち直っていました。今は試合に出てくると温かい目で見守ってしまいますが、来年あたりにはサイドバックの2番手くらいになれないと、花が咲く前に新天地を探すことになるでしょう。
続いて左サイド
ローズが徐々に復調の兆しを見せていてプレーは良くなってきました。ただし数年前の怪我以降、どうも壊れやすい体になってしまったようで連戦に耐えられていません。なんなら90分持たずに交代することも多くなり、なかなか計算の立たない存在です。球際の力強さは全盛期には達していない。ドリブルを仕掛けるメンタル面は回復してきて、最近ではゴール前で決定機を迎えることも増えました。それを決め切れていないのだけど。今のままでは他のクラブからお呼びがかかることもないだろうからしばらくここで頑張ってもらいましょう。
ベン・デイビスに関してはいつから怪我しているのか忘れました。特にコメントすることもないくらいいつも通りのプレーぶり。よくも悪くもなっていません。怪我しないことを強みにここまでやってきていたのに今は離脱しています。デイビスも負傷体質になればこちらも補強を考えなければなりません。しかも先日フェルトンゲンが左サイドで圧巻もパフォーマンスを見せていただけにただチームに残るだけではダメです。あれくらいはやってくれないといけないし、タイトルを狙うチームになるなら求めていかないといけない。
やっぱり3年前のウォーカー、ローズの両サイドが最強だった時が忘れられないんですよね。あの時のスパーズの両サイドはプレミア1だった。あのレベルを期待できるのは厳しいけどオーリエくらいだと思っています。やっぱり補強が必要ですよ。残りはみんな控えくらいの力しかない。期待を裏切って成長してくれればそれは嬉しいこと。サイドバックの力不足がこの先の足かせにならないといいなと思います。なんか批判的な記事ですみませんでした。