はじめに
前編では監督、GK、DFを選出しました。
後半戦はMFとFWを。
今回のルールはこちらです。
- 2007-2008シーズンから2020年現在までに所属していた選手・監督
- フォーメーションは4-2-3-1
- スタメン、11人とサブ7人を選出(サブの内訳はGK:1、DF:2、MF:2、FW:2)
- 基本的にはその選手の「良かった時期」で考える。
- ポジションバランスも考慮します。
DMF:ルカ・モドリッチ
在籍:2008-2012
現所属:レアル・マドリー
トッテナムを応援し始めた最初のシーズン、まず魅了されたのがモドリッチでした。この人がいなければ、スパーズに決めることはなかったと言っても過言ではない。
当時のクラブ史上最高額でディナモ・ザグレブからやって来ました。中心選手と思われる少し前は左サイドハーフでよく出ていた記憶がある。そこからチームに慣れ、プレミアに慣れていくと、中盤の底に収まり、レアルが狙うほどの司令塔となっていきました。
よく走り、よく戦う。それでいて誰よりも視野は広く、アウトサイドパスは芸術品でした。まあモドリッチは過去の選手ではないので、よく知っている方も多いでしょう。
どう考えても世界的にはレアル・マドリーのモドリッチ、なんだろうけど、僕はスパーズのユニフォームを来ていたことをいつも思い出してしまう。
DMF:ムサ・デンベレ
在籍:2012-2019
現所属:広州富力
このポジション、結構激戦区なんですよ。そんな中でも異彩を放っていたのはデンベレ。比較的怪我がちな選手ではありましたが、出ている時は中盤の支配者
異常に体が強い。勢いよく突進して来た選手がデンベレに弾き飛ばされる姿を何度見たことか。左利きの選手にありがちな、左足だけでプレーする選手なのに、ほとんどボールを奪われることがありません。
いつぞやのCLユベントス戦ではボールポゼッション10%がデンベレという意味のわからない記録を叩き出していました。
LMF:ソン・フンミン
在籍:2015-
ソンが加入するまでのスパーズの左サイドハーフはどちらかと言えばテクニカルな選手が担当することが多かった。クラニチャルだったり、ピーナールあたり。もしくはサイドスタートだけど中央寄りのプレーを好む選手。デンプシーとか。
まあソンも切り込んでシュートは好きなんですが、ようやくこのポジションにドリブルのできるアタッカーが入って来た。最初はみんな懐疑的だったと思うんですよね。ドイツでちょっと活躍しただけのアジア人なんて。
1シーズン目は途中出場がほとんどで、チームに馴染めている様子もなかった。それでも信じて使い続けたポチェッティーノに応えるように翌シーズンから大活躍。そこからは改めて説明するまでもないでしょう。
両ウイングだけでなく、センターフォワードでも結果を残せる。まさかケインほどの選手の代役を難なくこなせるほどの逸材だったとは。
怪我も少ない選手ですし、まさに今、このチームにおけるソンの偉大さを痛感しているところです。
OMF:クリスティアン・エリクセン
在籍:2013-2020
現所属:インテル
いや本当にすごい選手だった。自白しましょう。最初の何年かはエリクセンの良さが僕にはわかっていなかった。線はいつまでも細いままだし、パスは出すけどハードなプレーはしないし、なんか淡白だなって。
自分に出来ることと出来ないことがちゃんとわかっていて、さらにチームの中で今自分がどんな立ち振る舞いをするべきなのかをきちんと心得ている選手だった。
数字の上でも残したアシスト数はいつもチームトップクラス、大事な場面でゴールも決めるし、攻守に渡ってランニングをサボることもない。ついにわずかな移籍金を残して移籍していきましたが、お金を渋ってエリクセンから手を引いた他のクラブはセンスがないですね。
RMF:ギャレス・ベイル
在籍:2007-2013
現所属:レアル・マドリー
ベイルほどスーパーだった存在を他に知らない。今は最大の得点源はケインだけど、当時の、特に在籍最終年は得点源の全てがベイルだった。
若くして加入した最初の時期は左サイドバックが主戦場、しかしアス=エコトからポジションを奪うことができず、ベンチを温める日々が続きました。そんな中、ベイルの攻撃力を買ったレドナップが、左サイドハーフとして起用するとそこで才能が開花しました。
2012-2013シーズンはトップ下とは名ばかりの、点を取ってくれるなら好きにやってくれというポジションを与えられ、衝撃のプレーを連発します。
ああ、この試合はこのまま引き分けかな、という試合の最終盤に理不尽なミドルシュートで3ポイントをもたらした試合は1度や2度ではない。
MF(サブ):ムサ・シソコ
在籍:2016-
ちょっと選ぶの難しかった。ボランチの出来る選手からと考えて、複数ポジションをこなせるシソコを選出。個人的に結構好きだという事情もあり。
在籍4年間のうち、良かったのは去年と今年くらいなんですが、その印象が強すぎる。もう諦めかけていたシソコの覚醒は突然やって来た。
ざっくり言えば身体能力と勢い任せな選手です。が、それがとても気持ちがいい。パワフルにドリブルしていく姿はとても頼もしい。献身的にポジションを埋めてくれたり、目立たないプレーでチームを支えてくれる。
ボランチでやっているうちはそこまで気にならないのですが、シュートのセンスが絶望的なのは玉に瑕。チーム随一の愛されキャラでもあります。
MF(サブ):デレ・アリ
在籍:2015-
毎度驚かされますが、まだ23歳です。19歳で加入して早速中心選手になりました。今やチームの調子の良し悪しの責任を負うほどの存在です。
とにかく相手の嫌がることをし続ける選手です。きっと性格がひん曲がっているのでしょう。そのいたずら心は持ち続けてくれることを願うよ。
また抜きは得意ですが、決してドリブラーではない。かといってエリクセンのようなラストパサーのイメージもない。ちょっと見ただけではわかりにくい選手かもしれません。
ボールコントールが正確で冷静。相手のプレッシャーなど感じていないかのように、どこにボールを置けばいいのか、どこに蹴ればいいのかという判断の出来る選手です。
得点力もありますが、ほとんどが裏に抜け出す一瞬のタイミングの妙だったり、ペナルティエリア内でのポジショニングだったりします。一人でなんでも出来るというタイプではないけれど、優秀なパートナーがいればお互いに何倍も輝ける。そういう選手です。
CF:ハリー・ケイン
在籍:2009-
まあここは文句ないでしょう。すでにトッテナムのプレミアリーグでの最多得点者となっており、現在も記録の更新中です。
決定力の高さだけでなく、ゲームメイクから献身的な守備まで手を抜くことはありません。欠点は怪我が多いこと。あまりにも絶対的な存在のために、確実に控えとなってしまうこのクラブに望んでやってくるストライカーが取れないので、毎年苦しむ時期があります。
怪我がちであることと絶対的な存在であることは、ケイン自身にもマイナスに働いている。少しでも目処が立てば若干急ぎ目に復帰してきたり、疲れが見えても交代させにくかったりして、また怪我をする繰り返し。
コンディションを整える時間を集中して取れないので、かつてより動きが重くなっているように思います。もっと軽快にドリブルすることがあったのに、この1年くらいはほとんど見られません。
これからは選手として最も大事な年齢に差し掛かります。もう一度、得点王を奪うようなハリー・ケインを見せてくれ。
FW(サブ):ディミタル・ベルバトフ
在籍:2006-2008
現所属:引退
トッテナムを応援するきっかけとなったのは、偶然見たいつかの試合でした。どことの試合だったのかも覚えていないけど、なぜ心を掴まれたのかは覚えている。強豪でもないこのチームにおいて、ツートップだけはリーグでのトップレベルだった。それがベルバトフとロビー・キーンの2人だった。
応援しようと決めた時にマンチェスター・ユナイテッドに移籍してしまったので、スパーズでのベルバトフを見る期間は半年くらいしかなかったけど、その印象は強烈に残っています。
大柄で繊細な足元の技術があり、その端正な顔立ちからついた愛称は「天使の顔をもつ悪魔」ふわっとボールを収めるプレーは何度見ても不思議でした。
FW(サブ):ジャーメイン・デフォー
在籍:2004-2008、2009-2014
現所属:レンジャーズ
主にスーパーサブ的な立ち位置が多かったですが、それでも得点は奪っていた。小柄なフィニッシャータイプなので、ワントップを採用する中でなかなか起用しにくかったのでしょう。
いつ見ても一瞬のスピードにはキレがあり、大柄な選手の多いプレミアリーグのディフェンダーにとって非常に守りにくいストライカーでした。
まとめ
FW ケイン
MF ソン、デンベレ、エリクセン、モドリッチ、ベイル
DF ローズ、フェルトンゲン、アルデルヴァイレルト、ウォーカー
GK ロリス
sub フリーデル、ダイアー、トリッピアー、シソコ、アリ、ベルバトフ、デフォー
監督 ポチェッティーノ
これが僕の中でのベストイレブンです。
最近の選手が多いのは成績だけでなく見ている試合の量もあるかもしれませんね。
みなさんのベストイレブンはどうなりますか?