トッテナム・ホットスパー、超個人的”愛着”イレブン 前編

はじめに

 なんかダサい名前になってしまいました。

 これまで「個人的ベストイレブン」と「個人的ワーストイレブン」をやってきて、3部作と言っていた最後のテーマは、ベストにもワーストにも入らないんだけど、印象深い選手、好きだった選手、それを紹介したい。

 愛着は英語でattachmentらしいんだけど、「個人的アタッチメントイレブン」じゃ分かりにくいと思ったので、漢字になってしまった。他にそれっぽい単語は浮かびませんでした。あったら教えてくれ

 今回の趣旨は単純に、好きだった選手の話をしたい、というだけ。特に活躍した選手か特に悪印象だった選手は後世に語られやすいけど、そうでなければなかなか取り上げる機会がない。

 ちなみに幅広くスパーズの選手の紹介をしていくという意味でも、「ベスト」と「ワースト」の記事で取り上げた選手は含めません。

 というわけで今回のルールはこちら。

  • 2007-2008シーズンから2020年現在までに所属していた選手・監督
  • フォーメーションは4-3-3
  • スタメン11人のみ
  • 他記事で取り上げた選手は対象外

 それでは最後までよろしく

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監督:ハリー・レドナップ

在籍:2008-2012
現所属:無所属

 僕がスパーズを見はじめてから、ポチェッティーノに次ぐ長期政権を築いていたのがレドナップ

 最初の監督はファンデ・ラモスだったはずなんだけど、あの当時は監督にまで頭がいっていなかったので、監督といえばレドナップだった。

 ポチェッティーノ以外では唯一の成功例なんじゃないかな。この10年では。レドナップ政権で初めてのチャンピオンズリーグ出場を果たす。今や出て当たり前になりつつあるけど、あの時は4位に滑り込んだだけでものすごく感動したもんだ。

 あ、でもやっぱり一番好きな監督はポチェッティーノだけどね。

GK:パウロ・ガッサニーガ

在籍:2017-

 キーパーは入れ替わりが少ない上に、ここまでロリス、フリーデル、ゴメスと使ってしまったので、残るカードからガッサニーガをチョイス。

「最高の第2GK」と呼ばれたクディチーニも好きだったけれど、やはりここ最近のインパクトが強く残った格好だ。

 名もなき若手キーパーを3番手として取ってくれば、そりゃさほど興味もわかない。しかし数少ないチャンスを生かし、盤石の第2キーパーに昇格した。いっときはロリスもフォルムのいなくなって、ガッサニーガ以外いないというプレッシャーのかかる時期をしっかりと支えてくれたことで、ファンからの信頼も勝ち取っている。

 ロリスが不安定なプレーをすれば、いつでも俺がいるんだぜと、これからも虎視眈々と1枠を狙い続けて欲しい。

LSB:ベノワ・アス=エコト

在籍:2006-2015
現所属:引退

 独特なドレッドヘアをたなびかせながら飄々とプレーするアスエコト。

 元は左サイドバックだったギャレス・ベイルにさえポジションを譲らず、ポジションを守り続けた。もしアスエコトがあっさりとベイルに負けていたら、攻撃的ポジションでの大ブレイクはなかったかもしれない。

 比較的低いポジションを取るけど、そこから長短の正確なパスでゲームを作っていく、当時の攻撃のキーマンでもあった。モウリーニョ体制になった今、もしいれば重宝される選手だと思う

 プレースタイル以外にも面白い選手で、たしかなんかのインタビューで、「サッカーは金のためにやっている」とも言っていた


※念の為調べてみたら、3年前の自分の記事が出てきました。どうぞ

LCB:マイケル・ドーソン

在籍:2005-2014
現所属:ノッティンガム・フォレスト

 今やスパーズのセンターバックといえば、アルデルヴァイレルトとフェルトンゲンのコンビだけど、その前の時代のディフェンスの顔はドーソンだ。

 レドリー・キングの相棒だったはずなのに、そのキングが怪我で満足にプレーできないために、主軸としてチームを支え続けていた。思えば色々とセンターバックが入れ替わる中で、常に片方はドーソンのものだった。

 いいセンターバック。大柄で空中戦に強く、やや機動力には欠けるもキャプテンシーで最終ラインを鼓舞していく。残念ながら代表はファーディナンド&テリーの間には割って入れず、キャップ数は伸びなかったけど、長くスパーズの大黒柱として存在感を放っていた。

 そこそこミスも多い選手だったと記憶している。問題はそれより安定しているいい選手がいなかったこと。それでも僕の中ではドーソンは一時代を支えた大きな存在だったよ。

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RCB:ユネス・カブール

在籍:2007-2008、2010-2015
現所属:引退

 なんか好き。ゲームでもよく使ってた。

 本職はセンターバックのはずだけど、右サイドバックとして出ていた時の方が印象に残っている。慣れていないポジションだから上手さはないんだけど、スピードとパワーで無骨に縦突破を狙っていく姿勢が良かった。

 最終年は移籍したドーソンの後釜にキャプテンマークを託されるも、早々にポジションを失っていた。なんであそこまで冷遇されていたのかはよくわからない。カブールの後のキャプテンは現在に至るまでウーゴ・ロリスである。

RSB:ヴェドラン・チョルルカ

在籍:2008-2012
現所属:ロコモティフ・モスクワ

 まだ34歳という驚き。じゃあスパーズにいた時は22歳から26歳だったのか

 今となっては考えられないマンチェスター・シティからの移籍らしい。調べたら3年目にはアラン・ハットンに、4年目にはカイル・ウォーカーにポジションを奪われた、とある。それにしてチョルルカは記憶に残っているんだよなあ

 サイドバックにしては大柄でスピードはない分、頭を使ってクレバーに守備をするタイプ。そのプレースタイルが好きだった。クロアチア代表ではセンターバックを務めている。もしかしたら今はクラブでもそうなのかも。

To be continued

 なんかただ懐かしいラインナップになってしまった。「ベストイレブン」の時のディフェンスラインは誰が選んでもそうだよね、という内容だったし、「ワーストイレブン」の時はあんまり思いつかなくて絞り出した感じだった。

 今回の企画は実はディフェンスラインのメンバーの方が思い入れは強い。特にチョルルカとカブールは好きだった。出場数に比例しているわけではないところが面白いね。

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