毎年恒例の振り返りです。今までは監督について触れていなかったと思いますが、今回はちょっとやってみます。たくさんいたので。
第1弾は監督・GK編
採点基準:
★★★★★:驚きの活躍ぶり
★★★★☆:期待値以上
★★★☆☆:及第点
★★☆☆☆:まだまだやれるはずだ
★☆☆☆☆:全く戦力になれていない
移籍可能性:
★★★:放出候補
★★☆:オファー次第
★☆☆:残留濃厚
監督
アントニオ・コンテ
評価:★★☆☆☆
早速だけど、この人の評価は難しい。クラブとしては優勝争いも期待したシーズンだったのに、早くもそこからは転落し、退屈で安定しない試合内容に終始し、最後にはクラブに文句を言って辞めていった。
「私をクビにしたいのなら構わない、しかし誰が監督をやってもこのクラブは変わらないだろう」
これはコンテの捨て台詞だが、悔しいことにその後の監督は今のところコンテの正しさを証明している。それどころか、今のチーム状況で4位をキープしていたコンテはやっぱり凄かったのかもしれないとまで思わされてしまった。ただし、今期のタイトルの可能性はなくなっていたし、続投させれば改善していくであろうという未来も見えないので、切ってしまったことを後悔することもなさそうだ。
クリスティアン・ステッリーニ
評価:★☆☆☆☆
一時的な代理監督を務めた時はそれなりに結果を出していたのに、正式に1番手になってからは何も残すことはなかった。自分なりのアイデアは皆無で戦術はコンテの劣化コピー。コンテを切ってコンテの右腕に任せるというフロントの発想が意味不明なので、ある意味ステッリーニもキャリアを傷つけられた被害者のようにも見える。
ライアン・メイソン
評価:★★★☆☆
コンテがヒビをを入れ、ステッリーニがぶち壊したトッテナムのカケラを拾う仕事は再びのメイソン。チーム戦力的にはスリーバックが適正の選手が多い中、路線の継続に見切りをつけてからは、柔軟なアイデアを掲示しては多少の立て直しには成功した。数字こそ積み上がらなかったものの、印象は悪くない。火中の栗を拾いながらよくやった方でしょう。
本人は正式監督就任への意欲を隠していないし、案外やらせてみたら面白いんじゃないかなとは個人的に思ってる。でもまあ各種報道を見る限り、本当に誰も決まらなくなるまではなさそう。アリだと思うんだけどなあ。
GK
ウーゴ・ロリス
評価:★★☆☆☆:まだまだやれるはずだ
この1年は特にロリスへの批判が止まない1年だった。怪我でいない時期も長くて、そこは困ったものだけど、プレー自体はそんなにいうほどかな、というのが個人的な感想だ。シュートストップは健在で、足元の技術が怪しくて、そこから生み出してしまう失点も言ってみればいつも通りだ。
チームとしてビルドアップが致命的に設計できていないので、自然とみんなが逃げのパスでロリスにボールを集め、失う機会も増えていっただけだと思っている。
移籍:★★☆:オファー次第
ついにロリスの移籍もまことしやかに囁かれるようになってきた。クラブが後釜にできそうな実力者を獲得できれば、長かったロリスとの関係もここまでとなるかもしれない。ただし後先考えずに放出することは避けないといけない。キーパーの存在感を軽視した結果が今年のレスター・シティなのだから・・・
フレイザー・フォースター
評価:★★★☆☆:及第点
本人としてもこんなに働くつもりじゃなかったはずだ。時間外手当を付けてあげてほしい。ロリスが怪我をしているおかげで、後半戦はほとんどフォースターが試合に出ていた。足元の安定感がロリスと全然違うので、とても良いキーパーに見えていました。体が大きくて素の守備範囲が広いけど、その分のっそりしていて範囲外の飛び込みは苦手なようだった。第二キーパーとしては十分だが、正ゴールキーパーで1年任せたくはないかな。
移籍:★★☆:オファー次第
まだ1年終えただけだし、基本的には残留でしょう。昇格組とかが手を出してきたらわからないけども。
補強ポイント
おそらく先何年かを任せられる次の1番手候補を取りに行く夏になりそうだ。ただし、不本意な順位に終わったことで、予算の都合が付かなければ後回しにされる可能性もある。そんなケチなことを言っている余裕はないと思うけどね。