最終節を迎えます。
前節でトップを決めたトッテナムは3位で終わるか4位で終わるか。
頭をよぎる来シーズン
レスターは数年前には降格筆頭だったチームですが、奇跡の優勝を経てすっかり中位クラブとして定着しました。当時の優勝メンバーが今も軸ではありますが、その陣容は徐々に変化しつつあります。この入れ替え時期をうまく乗り越えられるかが結構大切で失敗すれば安定していると思われていたストークやサウサンプトンのように急落することもあるでしょう。
レスターは現在9位でこの試合に勝ってエヴァートンがウェストハムに負ければ8位に上がることもできますが、特に大きなモチベーションにはならないと思われます。水曜にはアーセナルに買っているけど、相手が前半に退場者を出したということもあるのでそんなに気にしすぎることはありません。
スパーズは相手より自分自身のことを考えなければ入れません。終盤にきて試合内容が一向に向上してこないことはワールドカップに向かう選手たちの心境にも来季のクラブへの期待値を考えても悪影響アリアリです。先日も行ったけど、この低調なままシーズンを終えることになるなら補強には積極的に動きたくなってしまうのは既定路線。いつものように移籍市場で「今の戦力に満足している」という監督の発言に懐疑的な目が向けられることになってしまいます。
出番の少なかった選手の出場もある?
ポチェッティーノは会見でフォイスやウォーカー=ピータースの出場についても示唆していました。なかなかプレミアリーグの舞台を経験させる機会はシーズン中に訪れないので、将来戦力になりそうな若手達には積極的に出場機会を与えてあげるべきです。ファンとしてもどこまで通用するように育っているか見ておきたい気持ちもありますし。
なので出番をもらえそうなのは成就の二人にルーカス・モウラでしょうね。途中交代で出てくればワクワクさせるようなキレのあるドリブルを見せてくれるけど、いかんせん終盤締めの出場が多いのでチーム全体が後ろ向きの時なので攻撃を大きく動かせているようなプレーはあまりありません。ラメラとモウラの課題は同じで先発のチャンスをもらった時に決定機にからむこと、です。そしてあわよくば記録に残る数字を残すこと。それがないからいまいち点が欲しいタイミングで使ってみたいと思わせることができていないのです。あとどうでもいいことですが、DAZNの解説者がいつもモウラだけ、ルーカスと呼ぶのが非常に気になっています(笑)なぜ一人だけファーストネーム呼びなのでしょうか。
ジョレンテは年齢や立ち位置を考えても出番を与えてはもらえなさそうです。おそらく来季は放出で新しい「ケインの控え」枠を探すことになるでしょう。もしくはフィンセント・ヤンセンが戻ってくるかもしれないけど。ウィンクスは結局戦線に戻ってくるまでには至らなかったので今年のW杯は難しくなりました。ボランチの刷新はありそうなので、そのプランに入っていてほしいとは願っています。
一年間ホームとして使用していたウェンブリー・スタジアムとはこの試合でお別れです。開幕前は散々不安視されていたけど、終わってみれば12勝4分2敗とまあ立派な数字に収まりました。来季は新ホワイト・ハート・レーン(名称不明)で戦うことになり、また同じ不安を持って戦いが始まることになりますね。ウェンブリーを気持ち良くお返しできる試合にしてもらいましょう。
キックオフは日本時間4:00です。
トッテナム・ホットスパー:予想フォーメーション
GK ロリス
DF ウォーカー=ピータース、フォイス、フェルトンゲン、ローズ
MF モウラ、エリクセン、アリ、シソコ、ソン
FW ケイン
レスター・シティ:予想フォーメーション
GK ヤクボヴィッチ
DF シンプソン、マグワイア、モーガン、フクス
MF マフレズ、シウヴァ、チャードゥリー、グレイ
FW イヘアナチョ、ヴァーディ