2019-2020 プレミアリーグ 第31節
Tottenham Hotspur 1 -1 West Ham United
Stadium:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
通算戦歴:17勝9敗4分(勝率:57%)
得点
54分:トマシュ・ソウチェク(OG)(Spurs)
82分:ハリー・ケイン(Spurs)
トッテナム・ホットスパー
FW ケイン
MF ソン(86’ウィンクス)、シソコ、アリ(59’ラメラ)、ロチェルソ、モウラ(71’ベルフワイン)
DF デイビス、サンチェス、ダイアー、オーリエ
GK ロリス
sub:ガッサニーガ、アルデルヴァイレルト、フェルトンゲン、セセニョン、エンドンベレ、フェルナンデス
ウェストハム・ユナイテッド
FW アントニオ
MF フォルナルス(71’アンデルソン)、ノーブル(71’ランツィーニ)、ソウチェク、ライス、ボーウェン
DF クレスウェル、ヴァルブエナ、ディオプ、フレデリクス
GK ファビアンスキ
sub:ランドルフ、オグボンナ、ウィルシャー、ジョンソン、ヤルモレンコ、アイェティ、シウヴァ
ああ、やっとやっと勝った!
2月16日以来の勝利、2月2日以来のクリーンシート!
そんな余裕はなかったけどね
ユナイテッド戦から中3日。スタメンの変更はウィンクスからロチェルソ、ベルフワインからモウラだけ。今日が終わればまた2週間ほど空くのね。んまあいきなり連戦もキツいだろうからいい間かな。
攻撃時、いつも通りデイビスを後ろに残す可変3バックで今日はポゼッションモード。そのつもりだったから、ウィンクスより攻撃特化のロチェルソにしたのかな。ロチェルソはやはりボランチの方がやりやすそう。ただやはり守備を考えるとどうしても緩くなるので、もう一つ前でプレーしてもらえるようになってほしいが。
立ち上がりからソンが生き生きとプレーしていた。いかに前の試合、ワンビサカに苦しんでいたかがわかる。大外にいるのはソンとオーリエなんだけど、そこに預けてもサポートの人数が少なすぎる。無理やり縦に仕掛けるか、下げて攻撃をやり直すことしか出来ない。ここはもう長いこと、改善されていない部分だ。
まずモウラの位置が中途半端。オーリエが上がってくるスペースを空けるために内に絞る戦術なのはわかるが、ウイングの高さでただインサイドに入っただけなのでそこは密集地帯。当然ボールはなかなか入ってこない。来てもスペースがないので、シンプルにパスをするしかない。これじゃモウラの良さは生きない。もう少し下がって引き出す役割を担うか、裏を狙う動きを増やさないと存在感がなさすぎるよ。
オフ・ザ・ボールの動きが良かったのはアリとデイビスかな。みんなが自分のポジションを守り続ける中で、変化をつけてくれていた。アリの裏を狙う動きはアクセントになっていたし、左に流れて受ける動きもチームの流れという意味では良かった。
デイビスはソンやアリが左で詰まった時に、頑張ってオーバーラップを続けていた。全然パスもらえなくてかわいそうだったから、もっと使ってあげてほしい。たぶんオーリエよりはいいクロス上げるでしょ
時折見せるディフェンスのオーバーラップもロチェルソの攻撃過多も、すべては地味に支えてくれるシソコのおかげだと思ってる。ポジショニングは気が利いているし、対人は鬼の強さ。バランスを取るならウィンクスと組ませるし、今日みたいな展開にしたいならロチェルソと組む。ホント戻ってきて良かったわ
ずっと攻める展開は良かったけど、時間が経つにつれて相手の攻撃の圧力に飲まれていくのは変わらない悪いクセ。押し込まれて前に行けなくなるのは、疲れて走れないのではなく、どうせ繋がらないから上がっても無駄、だとみんなが思っているだけに見える。気持ちで負けてる。いつも思うんだけど、「気持ちが大事」っていう解説者は気持ちがどうプレーに作用しているか説明すべきだよね。こんな風に。
いつものように同点にされる匂いがしてきたところで、待望のゴールをケインが決めてくれた。これが記念すべき2020年初ゴール。これが上半期最後の試合なのに。良かった。ほっとした。明けましておめでとうケイン
ラメラちょっと後ろに下げすぎだろとか思っている内にゆっくりと試合終了。モイーズはこれまでモウリーニョに一度も勝ったことがないらしい。今日の試合で14試合目だそうです。
さてようやく白星を挙げ、一応希望はつながった。順位のことを言う前に、7試合ぶりの勝利を祝おうじゃないか。もっとベンチの選手使えとか思ったけど、今はいいや、ただ嬉しい。
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