[PL]第2節 サウサンプトン vs トッテナム・ホットスパー

2020-2021 プレミアリーグ 第2節

Southampton 2 – 5 Tottenham Hotspur

Stadium:セント・メリーズ・スタジアム 

得点
32分:ダニー・イングス(Saints)
45分:ソン・フンミン(Spurs)
47分:ソン・フンミン(Spurs)
64分:ソン・フンミン(Spurs)
73分:ソン・フンミン(Spurs)
82分:ハリー・ケイン(Spurs)
90分:ダニー・イングス(Saints)

トッテナム・ホットスパー
FW ソン、ケイン(84’ベルフワイン)、モウラ(61’ラメラ)
MF ホイビュア、エンドンベレ(46’ロチェルソ)、ウィンクス
DF デイビス、ダイアー、サンチェス、ドハーティ
GK ロリス
sub:ハート、アルデルヴァイレルト、オーリエ、シソコ

サウサンプトン
FW イングス、アダムス(80’ロング)
MF ジェネポ、ロメウ(55’スモールボーン)、ウォード=プラウズ、アームストロング(68’テラ)
DF バートランド、ベドナレク、スティーブンス、ウォーカー=ピータース
GK マッカーシー
sub:フォースター、ヴェステルゴー、ボギンズ、オバフェミ

試合内容と点差の噛み合わない試合だ。。
3人で7点が生まれました。

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弱点が弱点すぎた

 もう開幕戦のことは忘れよう。連敗スタートをするわけにはいかないんだ。いいプレーをしていい勝利を重ねていくしかないんだ。

 この日から1日置きに試合が続くと言うふざけたスケジュールが幕を開ける。ここまではあまり大きくメンバーを変えずに戦っている中で、やっとエンドンベレがスタメンに入った。点を取ったらちゃんと使う。信頼を示していこうというモウリーニョの考えもあるだろう。

 しかしそれよりも、ベンチ外になったアリのことが気になってしまった。ブルガリア遠征にも帯同せず、レギロン、ベイルの獲得報道の裏で、アリの放出報道も徐々に増えている。本当にいなくなってしまうのだろうか。今は負傷者もいなくて誰かがベンチを外れないといけない。アリは途中交代で流れを変えるタイプじゃないためにこうなったと信じたい。

 前半はセインツペース。きっちりパスを回しているかと思えば、裏を狙うパスをどんどん入れてくる。エンドンベレまで含めた前の4人が効果的にプレッシャーをかけられていないので、余裕を持ってフィードが出来ている。後半は修正されたが前半は緩かった。

 しかしながらセインツは弱点が弱点すぎた。5点全てが裏を狙った動きから生まれたもの。ポゼッションを高めてハイラインを維持するという信念は美しいが、リスクマネジメントができていな過ぎるし、試合の中での修正力も皆無だった。あんなに同じ形で1試合に何度もやられるものかね。

 ソンが驚異の4ゴール。個人的にはソンが4点取ったことよりも、初めてプレミアでハットトリックしたという事実の方が驚愕だった。してなかったんかい。

 さらにケインは1ゴール4アシスト。ソンのゴールは全部ケインのアシストだ。なんか裏抜けの練習のようだったな。悲しいが、あの手のスルーパスを出せるのはケインだけなのかも。ケインが欲を出さずにパサーに徹してくれたことがこの試合を分けた。

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でも良くなってはいないよ

 前半に目についたのは、というか目につかなかったんだけど、モウラはあまりにも存在感がなさすぎる。多少プレスをかけるが取りきれるわけでも追い込めるわけでもなく、攻撃になってもボールは回ってこない。足元で受けることしか考えていないので常にマークされているモウラには出せない。ケインやソンは、まだ裏を狙う動きでボールを引き出していた。モウラは悪いが今日は何もしていないと言っていい。前半で変えるべきはエンドンベレじゃなくてモウラだろうと思った。

 エンドンベレは守備は物足りないが、やっぱり攻撃では変化をつけられるセンスがある。同点ゴールも彼が2人をかわしたところが起点だったし、他にもボールを持てば期待感があった。後半入ったロチェルソがアシストのアシスト(名前ある?)を3本も決めたので薄れたが、別に悪すぎはしなかった。多分最初から半分くらいのつもりだったのでは。

 点差がついてオープンになった時間が長かったから圧勝のように見えるけど、セインツの守備がボロボロで、かつソンが4本抜け出して4本決めるという驚異の決定力があったからであって、別に全体的に良くなっていたわけではない。

 もちろんこれがコーチ陣のスカウトの賜物で、裏抜けのみを徹底してやっていたんだ、という可能性もないわけではないが、まあ違うでしょう。少なくともこれまでを見ているとその説に説得力はないね。

 とはいえまずは勝ってホッとしている。結果が出ていれば試合内容はそのうちついてくるはずだ。今はどうせ揃って戦術練習する時間はないのだから、試合の中でうまく言ったことを継続していくしかない。

 今週はミッドウィークに2試合もあって苦しいが、いずれも1発勝負のカップ戦だ。まだしばらくは4大会すべてに可能性を感じていたい。ただ正直言って、試合は見られないからあんまり過密日程だという実感はなかったりする。

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