2020-2021 ヨーロッパリーグ グループJ 第4節
Tottenham Hotspur 4 – 0 Ludogorets
Stadium:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
通算戦歴:26勝10敗6分(勝率:62%)
得点
16分:カルロス・ヴィニシウス(Spurs)
34分:カルロス・ヴィニシウス(Spurs)
63分:ハリー・ウィンクス(Spurs)
72分:ルーカス・モウラ(Spurs)
トッテナム・ホットスパー
FW モウラ(82’スカーレット)、ヴィニシウス、ベイル(68’クラーク)
MF ウィンクス、アリ(82’ホワイト)、エンドンベレ(61’ホイビュア)
DF デイビス、タンガンガ、サンチェス、ドハーティ
GK ハート(82’ホワイトマン)
sub:オースティン、レギロン、オーリエ、ダイアー、シソコ、ソン、ケイン
非常に良い勝ち方。
ボッコボコだったみたいですね。
これが理想的だよな
どのくらいのメンバー構成でいくのか気にしていましたが、蓋を開ければシティ戦からエンドンベレ以外の10人を入れ替えたスタメンになった。これでも十分プレミアで上の方を目指せそうな見栄えだ。
10分ほどのハイライト動画を見たが、ほぼスパーズのチャンスシーンだった。ルドゴレツの攻撃はフリーキックがそのまま流れてゴールキックになった1回だけ。あれはチャンスとは言えないものだっただけに、どれだけ圧倒した試合かわかる。スタッツを見てもルドゴレツのシュートは0本だった。
ついにヴィニシウスが点を取った。それどころか2ゴール1アシスト。ここまではヨーロッパリーグが主戦場になってはいるものの、出ればそれなりにインパクトを残している。そしてやっと、ゴールも取れた。ここ数年いた2番目のストライカーの中では既に一番結果を残していると言えるかもしれない。少なくとも期待感はある。
それからアリも2アシスト(1個目は記録上は違うかも)している。特にヴィニシウスの2点目。エンドンベレがドリブルで中央突破してミドルレンジから放ったシュートのこぼれを拾い、どう考えてもそのまま打ちたくなる場面で確実性を求めて横パスを出した。あれはなかなかできることじゃあない。ことアリの現状を考えるとゴールという結果が欲しくなるものだ。それをあんな冷静にチームのことを考えられるなんてやはり只者じゃない。
点差がついたことで余裕ある交代もできた。ウイングではまだチャンスをもらえそうにないジャック・クラーク。どこが本職なのか知らないけど、プレシーズンから適宜チャンスをもらっているハーベイ・ホワイト。キーパーのアルフィー・ホワイトマンまで出している。消化試合でも親善試合でもないのに試合途中にキーパー交代させるなんてやられたチームにはかなり屈辱的なことだ。これやっていいのかね。あとは名前も初めて聞いたけど、16歳のディーン・スカーレットという選手までデビューさせている。これはスパーズの最年少出場記録らしい。
控えの選手を中心に戦い、さらに若手まで使いながら確実に勝っていく。超過密日程を戦う現代のクラブにとってはこれが理想的な形だし、出来ないとタイトルを目指せないと思える様なもはや必須項目になっている。今まではカップ戦でのローテーションはあまりうまくいかないイメージがあったが、ここら辺はやっぱり監督の力というやつなのだろうか。
グループステージはあと2試合だがこれで少し楽になった。まだ突破は決まっていないけど、気持ち的には大きい。
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