どれだけ順位に開きがあっても、油断は出来ないのがノース・ロンドン・ダービーだ。
むしろ難しいのはこっち
前節終了時点で1位と14位。かつてスパーズがアーセナルの背中を追っていた時代にもここまで差がついていたことは多くないのでは。逆の立場だった時があるからわかっているはず、この試合に現時点の順位なんて関係ないということは。
とはいえアーセナルは調子が上がらない。リーグでは負けが先行しているし、得失点差もマイナスだ。10試合を終えた時点でチーム総計10ゴールしか奪えていない。対してソン・フンミンは1人で9点取っている。アーセナルのトップスコアラーは3ゴールのラカゼットだ。
順位の差だけでなく調子にも差がある。そして今回はトッテナムがホームで戦う。そうなればアーセナルは割り切った戦い方が出来るかもしれない。うちの方が色々考えてしまうのではないだろうか。
ここのところの連戦、シティ、チェルシーの試合では相手の力をリスペクトした上で攻撃をまずは受け止めようというスタンスだった。もしアーセナルがそっち側の姿勢で臨んで来た時にモウリーニョはどうするのか楽しみではある。
ただあっちにもオーバメヤンをはじめとした高速カウンター向きの選手がいる。今は点を取れていないけど、ストライカーってやつは1点取ったら一気に乗ってくる傾向にある。当然だが甘く見ていい相手ではないぞ。
明らかに強敵だったチェルシー戦とは違い、今のアーセナル相手に引き分けでOKとは思えない。この3戦が1勝2分でも十分な結果ではあるけど、ここは勝ちにこだわる試合だ。
サポーターが帰ってくる
感染者数がどうなっているのかは知らないが、イングランドでの規制が緩和され、地域によってではあるらしいが、スタジアムにサポーターを入れられることになった。今日の試合から2000人を上限に徐々に緩和されていく見込みだ。まあ見込みとはいえ先々どうなるかは本当に読めないのだが。
60000人のスタジアムに2000人なんで相当スカスカではあるだろうが、0と1は違うもの。しかも今日はその0から1になる瞬間だからね、選手のモチベーションには大きく影響してくれると思われる。なんか他の試合をちょろっと見たけど、割と普通に声出してるっぽい。どこまでが番組が組み込んだ声なのかは判断しにくいんだけど。
無観客試合が始まってから、ホームアドバンテージが得られにくくなっているという事態があちこちで見られていた。それがやっぱり事実であるならサポーターが入ったことはスパーズの力になるはずだ。熱い試合にしてくれよ、そしてもうスパーズとアーセナルの力関係はこんなに広がったんだと思わせてやろうぜ。
キックオフは日本時間25:30です。
トッテナム・ホットスパー:予想フォーメーション
FW ベルフワイン、ケイン、ソン
MF ホイビュア、エンドンベレ、シソコ
DF レギロン、ダイアー、ロドン、オーリエ
GK ロリス
アーセナル:予想フォーメーション
FW サカ、オーバメヤン、ウィリアン
MF ジャカ、ウィロック、セバージョス
DF ティアニー、ルイス、ガブリエウ、ペジェリン
GK レノ
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