[PL]第38節 ノリッジ・シティ vs トッテナム・ホットスパー

2021-2022 プレミアリーグ 第38節

Norwich City 0 – 5 Tottenham Hotspur 

Stadium:キャロウ・ロード  

得点
16分:デヤン・クルゼフスキ(Spurs)
32分:ハリー・ケイン(Spurs)
64分:デヤン・クルゼフスキ(Spurs)
70分:ソン・フンミン(Spurs)
75分:ソン・フンミン(Spurs)

トッテナム・ホットスパー
FW ソン、ケイン、クルゼフスキ(68’モウラ)
MF セセニョン、ホイビュア、ベンタンクール(73’ウィンクス)、エメルソン(73’ベルフワイン)
DF デイビス、ダイアー、サンチェス
GK ロリス
sub:ゴッリーニ、ロドン、ホワイト、ディヴァイン、グレイグ、スカーレット

ノリッジ・シティ
FW プッキ
MF ラシサ、ノルマン、リス=メル(72’ルップ)、ドゥエル(61’シュプリンゲット)
DF ジャンヌリス、セーレンセン、ハンリー、バイラム(36’ツィマーマン)、アーロンズ
GK クルル
sub:グン、トムキンソン、ギブス、プラシェタ、ツォリス、ロウ

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いいシーズンになったなあ

 いや、始まりもよかったんですけどね、王者シティにケイン抜きで勝ってからの3連勝で首位スタートなんだから。ただみんながみんな、内容は良くないんだよなあと不安に思っていたところが的中し、そこからは落ちる一方で、よもや4位以内を目指せるとは到底思っていなかった。

 ところが全てを変えたのがアントニオ・コンテ。就任したその瞬間からチームを確実に変えていき、終わってみればこの順位。今日は引き分け以上で良いとはいえ、そういう空気感が最大の敵でもある。そんな懸念は割とすぐになくなったけど。

 降格が決まっていてモチベーションの設定が難しいという事情を鑑みても、ノリッジは・・・そうだな、あんまりこういう言い方はしないんだけど、弱かった。

 守備に専念する構えでもなく、かといって前から行くわけでもなく、中途半端にラインは高い。ある程度のコンパクトさはあったが、肝心なプレー強度が低すぎる。低いというか皆無だった。ボールが動いてから近場の選手が寄せるが寄せるだけ。スパーズの選手たちはほとんどプレッシャーを感じていなかったに違いない。クルゼフスキが早めに1点取ってくれたことによって、この試合の興味は別のところに移る。

 そう、サラーまであと1点に迫っているソンの得点だ。もう最初から本人はそれしか頭になかった。中央に流れすぎてケインが左に回ってくれていたし、ゆるい流れの中でもソンに入るとギアを上げてドリブルを仕掛けていた。個人的にはね、久々にギラギラしているソンが見られて楽しかったかな。チームとしても後押しはするつもりで、試合が決した3点目が入っても攻め続けていた。

 まあソンも意識しすぎていて、いつもなら冷静に決められる場面をいくつか外していた。それでもしっかり2ゴール。特に最後の得点なんて、5点目なのに奇跡の優勝を決める劇的逆転ゴールかってくらい喜んでいたからね。なんならゴール裏のノリッジサポーターにも拍手してくれている人もいたけど。サラーも決めてしまったから単独は逃したものの、アジア人初となるプレミアリーグ得点王に輝いた。これはとんでもない記録だよ。本当におめでとう。それとありがとう。

 4位でフィニッシュを決め願ってもないCL出場権を獲得しただけでなく、最終盤にアーセナルを抜き去ってのこの順位であることも気持ちいい。さらにソンが得点王を取ってしまうなんて開幕前にはこんな良いシーズンになるなんて思ってもいなかった。そして何より、何より嬉しく思っているのが、来年をとても楽しみに出来ているという状況だ。ここ何年か、来年は我慢のシーズンかなって思ってばかりだったから。

 今はコンテの下でなら、なんでも達成できる気がしている。もちろん夏には少なくない出会いと別れはあると思う。というかなきゃいけない。いつもは財布の紐の固いレヴィ会長の考えを翻意させるくらいコンテは希望を見せてくれた。投資をするなら今だと思う。ほんとたのんます。

 皆さんも今年も一年お疲れ様でした。いつもお読みくださって、そしてコメントも少々いただくようになってありがたく思っています。オフシーズンもたまに思うことを書いたりすると思いますので、時折見にきていただけると幸いです。2021-2022シーズンもこれで終わり!本当にいいシーズンでした!

2021-2022シーズン 試合結果一覧

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