[PL]第24節 トッテナム・ホットスパー vs ウェストハム・ユナイテッド

2022-2023 プレミアリーグ 第24節

Tottenham Hotspur 2 – 0 West Ham United 

Stadium:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
通算戦歴:68勝26敗8分(勝率:66%)  

得点
56分:エメルソン・ロイヤル(Spurs)
72分:ソン・フンミン(Spurs)

トッテナム・ホットスパー
FW リシャルリソン(67’ソン)、ケイン、クルゼフスキ(89’モウラ)
MF デイビス、ホイビュア、スキップ(89’サール)、エメルソン
DF ラングレ(78’ペリシッチ)、ダイアー、ロメロ
GK フォースター
sub:オースティン、サンチェス、タンガンガ、ポロ、ダンジュマ

ウェストハム・ユナイテッド
FW ボーウェン、アントニオ(72’イングズ)
MF パルミエリ(81’フォルナルス)、ダウンズ(72’ベンラーマ)、ライス、ソウチェク、コーファル
DF アゲルド、オグボンナ(81’ジョンソン)、ケーラー
GK ファビアンスキ
sub:アレオラ、クレスウェル、ケイシー、ランシーニ、スカマッカ

変化って大事だよね

 コンテまでもがしばらくの離脱となり、代理を務めるステッリーニは代役勝率100%らしい。もうそんなジンクスもどきにも頼りたくなっちゃうよね。連敗を払拭するような快勝でした。

 ついにソンがスタメンを外れ、ようやく登場セレソンの9番。それとイマイチなプレーが続いていたペリシッチもお休みで、セセニョン不在の中でデイビスが任された。ポロがある程度やれるようになれば、エメルソン左の選択肢もあっていいんじゃないかと頭の中では思っていたりする。

 まずリシャルリソンは自分の色を出せていたと思う。低めの位置では相手を背負うようにボールを引き出してシンプルに繋ごうとする。これはソンと同じなんだけど、その次のパスの精度が低いのでここからのチャンスメイクはうまくいっていなかった。でも最近ソンがやっていなかった裏抜けの意識は高くこれには可能性を感じた。戦術的にソンは裏狙いを控えていると思っていたのにそうじゃなかったのかな?あと、センターに陣取りたがるので気を使ったケインが動き回ることで流動性も生まれていた。守備の懸命さも印象がいいね。

 決定機の創出とまではいかなかったし、交代で出てきたソンがスーパーサブしてしまったことで、次はまたベンチスタートかもしれないが、個人的にはレスターの岡崎のように先発はリシャルリソンで相手ディフェンダーのHPを削っていく作戦もアリなんじゃないかと思う。

 デイビスは個人での突破こそできないものの、得点の場面に象徴されるようにオフザボールの質が高い。開いて足元か、タッチライン沿いの裏狙いしかないペリシッチよりは膠着した状況を打開出来そうな匂いもする。クロスに失敗していたのは慣れの問題かな。いつもは深い位置から上げることは少ないので。

 しかし先制点は美しかった。ホイビュアが前を向いた時にスリートップを追い抜いて斜めのランニングを決めたデイビスも、何故か中央で並走していた絶好調エメルソン・ロイヤルも最高。あの冷静なフィニッシュはストライカー顔負けだったよ。なんとも言えない表情でベンチに座っていたポロの顔が記憶の残った。こんなはずじゃなかったって、世界中の人が思っているよ。

 固定されていたポジションに新しい風が吹いてきた。交代も含めて遜色のないパフォーマンスを見せられることが理想的なので、変えてみた時に結果が出るのは嬉しいね。これを好調と受け取って、次のチェルシーを追い詰めたい。今当たれるのはまだラッキーだ。

2022-2023シーズン 試合結果一覧

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