[PL]第13節 トッテナム・ホットスパー vs フラム

2024-2025 プレミアリーグ 第13節

Tottenham Hotspur 1 – 1 Fulham

Stadium:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
通算戦歴:93勝37敗12分(勝率:66%)  

得点
54分:ブレナン・ジョンソン(Spurs)
67分:トム・ケアニー(Cottagers)

トッテナム・ホットスパー
FW ヴェルナー(68’クルゼフスキ)、ソン、ジョンソン
MF マディソン(85’グレイ(96’ランクシャー))、ビスマ、サール(85’ベリヴァル)
DF ウドギ、デイビス、ドラグシン、ポロ
GK フォースター
sub:オースティン、レギロン、スペンス、オルセシ、バーネット

フラム
FW ヒメネス(78’ムニス)
MF ネルソン(62’ウィルソン)、ベルゲ、スミスロウ(86’セセニョン)、ルキッチ(62’ケアニー)、イウォビ(86’カスターニュ)
DF ロビンソン、バッシー、ディオプ、テテ
GK レノ
sub:ベンダ、キング、エミサフ、トラオレ

変化がつけられないのが苦しいなあ

 11月の序盤にロメロが負傷してから2週間の代表ウィークがあり、再開してから1週間が経ってなお、離脱者は戻ってこないどころか増える一方になってしまった。ベンタンクールが例の件でリーグ戦に出られなくなり、今節はソランケが体調不調で抜けた。どのくらいヤバい状況なのかと一言で言い表すと、レギロンがベンチにいるくらい。となる。

 というかそもそもなんだけど、デイビスをセンターバックの控えとしてカウントしている現状で、それでもメンバーに入らないレギロンって何をしたんですかね。少なくとも試合に出ていた頃は一生懸命戦ってくれるいい選手だと思っていたんだけど。器用な選手じゃないのはわかるけどさ、流石に扱いが酷じゃないかな。外には漏れてこない何かがあるんだろうか。

 さて戻ってフラム戦。昨年アウェーで3-0で負けた時は、何故こんな強いチームがボトム10にいるのだと衝撃を受けた記憶がある。昨シーズンで最も印象に残っている試合と言ってもいいかもしれない。今日は結果こそ引き分けに終わったが、フォースターがかなり際どいセーブを連発していたことと、攻撃に出ても途中から崩せる気がしなかったことを踏まえると、やはりフラム恐るべしだった。

 最前線で体を張れるソランケを失い、スリートップはいずれもスピードタイプが並んだ。加えて中盤のクルゼフスキを温存となれば、前線でのボールの収まりどころが見つからなかった。いなくなると今のチームのクルゼフスキへの依存度がよくわかる。チャンスが作れない。

 ソンのところにボールは届かず、ヴェルナーもドリブルを警戒されると行き詰まる。ジョンソンは相変わらず点を取ることしかできない。長年サッカーを見てきて「点を取ることしかできない」というフレーズをネガティブな意味で使う時がきたのは初めてのことだよ。

 まあいつかも言った気がするけど、ジョンソンは得意じゃないプレーを求められているんだろうなとは思う。サイドから仕掛けるタイプのドリブラーでは元々なくて、もう少し中央寄りでプレーして生きる選手なんだろうね。とはいえ今の戦術のウイングに入るのなら、もう少しチャレンジしてみてもいいとも思う。自らチャンスを産むつもりの無いジョンソンとシュートする気のないヴェルナーが両翼にいては相手も対処が難しくないだろう。2人で点を取った試合でいうのも悪いけどさ。

 だからこそ、クルゼフスキを投入した時にジョンソンを中央でクルゼフスキを右に置きたいなと思った。クルゼフスキはボールを求めて真ん中から離れてしまうし、ジョンソンはサイドにいる意味があまりないのだから。と、まだ現状で足掻ける方法はあるんじゃないかと言ってはいるが、これだけ選手がいないと虚しく響くよね。怪我せず毎試合いてくれることにむしろ感謝した方がいいのかもしれない。エネルギーが切れる終盤に何かを変えたくてもベンチに10代の選手ばかりではどうにもこうにもお手上げだよ。

 しかし次の試合は待ってくれない。試合を経るごとに消耗していくだけの選手を見ていることしかできない。ロメロとソランケの復帰は近いかもしれないが、他はまだかかりそうだし、その間に今の選手が壊れないとも限らないから。今は現状できることをやりつつ、ベンチにいる若手たちが一人でも多く試合に絡めるようになることを願うだけだ。幸いなことに今シーズンはどのチームも苦戦していてまだ差がない。引き離されたくはないぜ。

2024-2025シーズン 試合結果一覧

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