[CL]day1 トッテナム・ホットスパー vs ビジャレアル

2025-2026 チャンピオンズリーグ リーグフェーズ第1節

Tottenham Hotspur 1 – 0 Villarreal 

Stadium:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
通算戦歴:102勝44敗14分(勝率:64%)  

得点
 4分:ルイス・ジュニオール(OG)(Spurs)

トッテナム・ホットスパー
FW シモンズ(77’ジョンソン)、リシャルリソン(77’コロムアニ)、クドゥス
MF サール(69’パリーニャ)、ベンタンクール、ベリヴァル(92’ダンソ)
DF スペンス(69’ウドギ)、ファンデフェン、ロメロ、ポロ
GK ヴィカーリオ
sub:キンスキー、オースティン、バイフィールド、デイビス、グレイ、オドベール、スカーレット

ビジャレアル
FW ミカウターゼ、ペレス(75’ペドラサ)
MF ブキャナン(82’モレイロ)、ゲイェ(78’パーティ)、コメサーニャ(78’パレホ)、ぺぺ
DF カルドナ(75’アコマック)、ベイガ、フォイス、モウリーニョ
GK ジュニオール
sub:コンデ、テネス、アルディミラ、マリン、ナバロ、ソロモン、オルワセイ

あっという間に固いチーム

 2シーズン振りに戻ってまいりました、UEFAチャンピオンズリーグの大舞台。何度聞いてもテンションの上がるチャンピオンズリーグアンセムが我らのホームスタジアムに響き渡る誇らしさよ。

リーグフェーズの勝ち上がりについてはこう
1位〜8位:ラウンド16進出
9位〜16位:ホーム&アウェーのプレーオフ、初戦アウェー
17位〜24位:ホーム&アウェーのプレーオフ、初戦ホーム
25位〜36位:敗退

ここまで組み合わせについて触れていなかったので、まとめてみます。
各クラブ8チームとの対戦です。ポッド1〜4にクラブが分けられていて、各ポッドからホーム1試合アウェー1試合が行われます。スパーズはこちら。強運だったなとだけ言っておきます。
ポッド1 HOME:ドルトムント
ポッド1 AWAY:パリ・サンジェルマン
ポッド2 HOME:ビジャレアル
ポッド2 AWAY:フランクフルト
ポッド3 HOME:スラヴィア・プラハ
ポッド3 AWAY:ホデ/グリムト
ポッド4 HOME:コペンハーゲン
ポッド4 AWAY:モナコ

 さて今日の試合に戻ります。相手は公式戦では初対戦になるらしいビジャレアルだ。なんかやたらと元プレミア勢がいる。元スパーズのフォイス、ソロモン。元アーセナルのぺぺ、パーティ。元チェルシーのベイガ。元レスターのペレス。他にもいたらごめんなさい。フォイスが知らぬ間に逞しくなって、キャプテンマークを巻いていた。相変わらず無謀と果敢の間にあるような運ぶドリブルを見せてくれてなんか良かった。

 立ち上がりにラッキーな形で先制点を奪い、それを守り切った試合になった。ゴールは偶発的に生まれたけど、攻撃の形には狙いが見えた。クドゥスは少し下がってボールを受けようとする、そこにサイドバックが食いついてきたら、裏のスペースをベリヴァルが狙う。これは試合を通じて再三見られた形なので明らかに準備してきたものだ。効果的だったと思うので良かったし、かといってこれ一辺倒だったわけでもなく基本は中央でボールを受けようとして、必要な時に裏を狙うというものだったから相手も対応しきれなかったのだと思う。他にも、サイド攻撃を意識しすぎて中央に人がいない現象も今日はあまりなくバランスよく立ち位置を取れていたと思う。ただこれに関しては、修正してきたというだけでなく試合のペースがゆっくりだったからちゃんとバランスを見て動けたということでもある。

 ビジャレアルは先制されているのに焦ることなく試合をコントロールしてきた。プレミアのチームが得意とするオープンな攻め合いにならないように、ボールを持てばじっくり後ろで時間を作り、守備の時はハイプレスに行くような顔をしながらプレスをかけないことでテンポを落としてきた。スパーズとしては、相手の意図によるペースダウンには付き合わないようにしたいね。前半はこうしてゆっくりにされて、後半に相手がギアを上げた時にやや受け身になってしまったから。リードしているから無理をしないというのもわかるが、相手の狙いにはまっている状態は危ういよ。

 しかしフランクに変わってから、恐ろしく守備が固くなった。追加点を取れそうにもなかったが、失点もしそうにない。これが理由ですっていうところまでわかっていないので言えることは少ないんだけど、守勢の中でも攻撃に出る時は人数をかけることができていたり、ロングスローで押し込む時間を作ったりと、適度に前に出ていく意思を見せているのは良い部分だと思う。先発はみんな良い動きをしていたけど、交代で出てきたジョンソンとコロムアニは気になった。2人ともボールが収まらず、収めるための必死さも見られなかった。技術的なこと以前にスプリントでプレスをかけるとか、時間を作るために裏に走ってボールを引き出すとかいう意識で改善できる部分が足りないのを許しているとまた甘いクラブになってしまう。少し前に入ったパリーニャがすぐに中盤を締めてくれたから余計に差を感じた。

 これで5試合で失点は1つ。素晴らしいのは守備が堅いだけで守備のチームという印象にはなっていないところ。守備的に戦ったのはパリ戦だけで、あとはちゃんと攻撃の意思を見せながら結果として失点をしていないというだけだ。今のうちにいくつかの攻撃の形を作れるといいね。

2025-2026シーズン 試合結果一覧

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