[EFL]4回戦 ニューカッスル・ユナイテッド vs トッテナム・ホットスパー

2025-2026 カラバオカップ 4回戦

Newcastle United 2 – 0 Tottenham Hotspur 

Stadium:セント・ジェームズ・パーク  

得点
24分:ファビアン・シェア(Magpies)
50分:ニック・ウォルトメイド(Magpies)

トッテナム・ホットスパー
FW リシャルリソン(78’テル)
MF ベリヴァル、ベンタンクール(65’コロムアニ)、シモンズ、サール、ジョンソン(65’クドゥス)
DF スペンス、ダンソ、パリーニャ、ポロ
GK キンスキー
sub:オースティン、ガンター、ファンデフェン、ロウズウェル、オルセシ、スカーレット

ニューカッスル・ユナイテッド
FW バーンズ、ウォルトメイド(72’オスラ)、エランガ(89’ゴードン)
MF ラムジー(80’ギマランイス)、トナーリ、ウィロック(72’ジョエリントン)
DF バーン、ディアウ、シェア、クラフト(72’トリッピア)
GK ラムズデール
sub:ポープ、ボトマン、マーフィ、マイリ

それでも勝っちゃうチームになりたい

 試合の直前に負傷者の情報が流れてきた。練習中のアーチー・グレイのことだ。出場時間は短いけれど、出れば良いプレーはしていたのでこれから存在感を増してくるだろうと思っていた矢先の離脱。噂では1、2ヶ月ほどになるらしい。それを残念に思っていたら、メンバー表にはヴィカーリオとオドベールの名前もない。3年連続秋口の負傷者祭りとあれば、いよいよ原因究明を頑張りたいところ。ポステコグルーの戦術が特殊だったせいでそのせいにする意見が多かったが、どうやらそれだけではないらしい。どうしようもない不運な負傷は紛れているんだろうけど、それにしても多すぎるから単に日程のせいだけではないはずだ。そういう意味でも今日のフランクのファンデフェンの温存や、ベンタンクールやクドゥスのプレー時間のコントロールは勇気あるものだった。両チームとも半分くらいはメンバーを入れ替えている。対戦相手の難しさとカラバオカップであるという悩ましさの間をとった采配だ。まあこっちはそんな選択肢もないんだけども。

 得点を取れずに敗れた試合にしては、かなり良かった面が多かったと思う。エヴァートン戦に続く可変型のフォーメーションだ。ベリヴァルをベースは左ウイングの位置に置きながら、攻撃時には内側に移動させるダブルトップ下システムはだいぶ機能していた。キーパーにボールを扱えるキンスキーが入ったことと、本職中盤のパリーニャがセンターバックに入ったことで、ビルドアップのレベルが上がった。

 キンスキーは堂々とボールを持つので相手もそこまで追おうとしてこない。もちろんプレスを受けてもしっかりと配給してくれる実績付きだ。パリーニャもセンターバックの位置に留まらず、動いてスペースで受けてくれるので相手のプレスを掻い潜ることが出来ていた。やっぱり2点目のミスとかを見るとヴィカーリオの座を脅かすにはまだ至らないが、これはこれでいいなと改めて思わされるプレーはしていた。

 あんまり言わないようにしていたんだけど、審判はちょっと気になる試合だったね。1点ではスペンスの靴紐で試合を止めているんなら笛で再開させるべきだったし、試合を止めていないつもりならキッカーに早く蹴れと急かしたり遅延扱いするべきなんじゃなかろうか。他にもジョエリントンはクドゥスへのタックルでイエロー、ケンカで2枚目でも良かったし、コロムアニの進路妨害も合わせ技で不満ポイントだ。いずれも1つくらいならそんなこともあるよねっていうんだけど、重なりすぎるとちょっとね。

 とはいえそれを負けた理由にはしたくない。チャンスは作っていたのに決めきれなかったところが大きな敗因だ。長年チャンスの数よりも決定力で戦ってきたクラブなので久々の悩みである。攻撃では決めきれず、守備でミスが出ればこのレベルの相手には勝てません。ただ試合内容は良かったと思うし、負傷者は多いけど、戦力になれていないと思ってしまうようなトップチームの選手がいないのは明るくいられる材料かなと思う。願わくばこういう苦しい試合でも勝ち切っちゃうような勝負強さみたいなものを身につけたいものだ。

2025-2026シーズン 試合結果一覧

スポンサーリンク
最新情報をチェックしよう!