[PL]第10節 トッテナム・ホットスパー vs チェルシー

2025-2026 プレミアリーグ 第10節

Tottenham Hotspur 0 – 1 Chelsea 

Stadium:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
通算戦歴:103勝46敗15分(勝率:64%)  

得点
34分:ジョアン・ペドロ(Blues)
トッテナム・ホットスパー
FW ベリヴァル(7’シモンズ(72’オドベール))、コロムアニ(72’ジョンソン)、クドゥス
MF ベンタンクール(60’リシャルリソン)、サール、パリーニャ
DF スペンス、ファンデフェン、ダンソ(60’ロメロ)、ポロ(72’ウドギ)
GK ヴィカーリオ
sub:キンスキー、テル、スカーレット

チェルシー
FW ガルナチョ(66’ギッテンス)、ペドロ、ネト(85’エステバン)
MF カイセド、フェルナンデス、ギュスト(76’ラビア)
DF ククレジャ、チャロパー、フォファナ(89’アダラビオヨ)、ジェームズ
GK サンチェス
sub:ヨルゲンセン、ハト、アチームボン、サントス、ギウ

ファンのサポートがないのは自分たちのせい

 「このスタジアムを要塞にしたい」という宣言をもとに、ファン・サポーターの熱い応援を求めたトーマス・フランク。一体どの口が言っているんだろうか。こんな気持ちの一つも見られない試合をして、ファンの後押しが足りないなどとよくいえたものだ。スタジアムの熱量が足りないのではなく、応援したくなるようなプレーの出来ないチームを見直してこい。

 ここ最近は4-2-3-1のウイングの位置の片方をトップ下のように可変させるシステムが機能していた。今日もベリヴァルが左ウイングに置かれたことで継続路線なのかと思ったが、トップ下位置にサールを置いていてこれは上手くいくのだろうか。サールのトップ下起用は基本的には守勢に回ることが予想される試合で、前からのプレスの質を上げるためには良いが攻撃で変化を起こすことを期待するなら違うと思う。今のチームでダブルNo.10の候補者となれるのはベリヴァル、シモンズ、クドゥスの3人だけだ。彼らのうち2人を中央に置き、サイドにジョンソンかオドベールを置いてサイドは任せるのがいい。クドゥスをサイドに置くときはこの10番扱いにならない。もしかすると何か新しい発明でもあったのかもしれないが、ベリヴァルの交代によってプランは崩れてしまった。メディカルの判断はとても素晴らしいものだったと思います。

 ベリヴァルに変わってシモンズが入る。シモンズはたしかにあまりにもボールを失っていた。そのため批判の意見をたくさん目にするが、目につく部分ばかり非難するなよ僕は思う。中盤を任されるサール、ベンタンクール、パリーニャはいずれも攻撃の時間になると、自分はお邪魔にならないように後ろで待っていますよという顔をするので、サイドプレイヤーはボールを持つと自分で打開する以外なくなってしまう。厳しい状況の中でも責任感を持って勝負を仕掛けていたシモンズに文句を言っていたら、今以上に無の時間になるぞ。これは失点のシーンのスペンスもそう。サイドバックのスペンスが低い位置から無理矢理にでも自分で運ばないと状況が変わらないくらい誰もがボールから逃げていた。もちろんスペンスのミスでとシモンズのパスミスで生まれてしまった失点だが、この2人はピッチ上で状況を変えようともがいていた方だと思いますよ。

 チェルシーのハイプレスに苦しんでボールを失っていたような展開だったが、別にチェルシーが質の高いプレッシングを用意してきたわけじゃない。今のスパーズなら前から適当に追いかけるだけで容易にボールを失う。ボールをもらう動きはなく、ボールが前に進まないことに次第にスタジアムのファンが苛立ちの反応を見せていた。この展開で交代で使われるべきなのは、ジョンソンやオドベールではなくテルだった。技術や実績では劣るかもしれないが、少なくともテルは闘志と責任を背負ってピッチに立ってくれる。

 パリ・サンジェルマンとやった時のような相手を攻略するために用意された作戦があるわけでもなく、かといって最近のいい流れを継続するわけでもない意味のわからない試合だった。良かった選手をあげようとするとギリギリでヴィカーリオになるとは思うが、そのヴィカーリオもキックミスが多すぎてチームのリズムを乱してしまうのは困りものだ。あれじゃあ自ら失ったボールで派手なセーブを稼いでいるだけぞ。あとは何度も繰り返していたサンチェスにまっすぐ飛んでいくだけでなんの修正もされなかったコーナーキックと、フリーキックやロングスローであえて放り込まずに不意を突いたように近くに付けて、グダグダと失うのはさらになんだったんだ。あまりにもふざけた時間だった。

 これ以上書く時間がないのでここまでにしますが、見ているときはあまりにも無感情でした。終わってからムカついてきた。次も同じような試合をしたら現地のサポーターは応援のボイコットでもしてくれ。悲観するような順位ではないが、こんな試合内容での負けは許しちゃいけないよ。

2025-2026シーズン 試合結果一覧

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