今年も開幕前の予想をお届けします。
プレシーズン最後のエンターテイメントとしてお楽しみください。
まずは20位から11位まで
※選手の移籍情報は2018年8月5日時点のものです。
20位 ハダースフィールド・タウン
昨シーズン:16位
愛称:テアリーズ
ホームスタジアム:ガルファーム・スタジアム
昨季は昇格組がそろって残留を決めました。16位でのフィニッシュもシーズン通算28得点は降格のスウォンジーと並びリーグ最低の数字です。大きく主力の放出はないようですが、攻撃力を改善しなければ生き残るのは難しい。現代サッカーは攻撃よりも守備重視で戦う流れはあるのでそれは継続で。プレミアでの挑戦が2年目になるので、受けに回りすぎないスタイルに移行したくなるはずです。理想と現実のラインを読みまちがえないことが天国と地獄を分けるでしょう。
19位 ヴォルバーハンプトン・ワンダラーズ
昨シーズン:チャンピオンシップ1位
愛称:ウルブズ
ホームスタジアム:モリニュー・スタジアム
6シーズンを下位リーグで過ごし、久しぶりにプレミアリーグの舞台に帰ってきました。前回の挑戦時は3年間での降格でしたが、今回はどうでしょうか。さすがに2部リーグの情報は追えていないのでよくわかっていませんが、知ってる選手が少ないので降格候補に置かせていただきました。若い選手が多く、おそらくプレミア初挑戦の選手が大多数です。そこに今季はポルトガル代表のルイ・パトリシオとジョアン・モウチーニョという実力者も加えたようです。うまく融合し旋風を起こせるか、さもなくば残留するのは難しい。
18位 ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン
昨シーズン:15位
愛称:シーガルズ
ホームスタジアム:ファルマー・スタジアム
最後まで降格がちらつきながらも、しっかりプレミアに残ったブライトン。派手な印象はあまりありません。補強も放出も積極的です。今年の目玉はオランダリーグの得点王ジャハンバフシュ。イラン代表アジアの希望の星はプレミアでどこまでやれるか。ワールドカップでは比較的ベンチスタート多めでした。あまり語れる情報を持っていないのでここに入れましたごめんなさい。
17位 カーディフ・シティ
昨シーズン:チャンピオンシップ2位
愛称:ブルーバーズ
ホームスタジアム:カーディフ・シティ・スタジアム
昨季に降格をしてしまったスウォンジー・シティと入れ替わるように今年もウェールズのクラブがプレミアに参戦です。これまで1部リーグにたどり着いたウェールズのクラブはカーディフとスウォンジーだけだそうです。かくいうカーディフも13-14シーズンの一年だけのチャレンジでした。チームの中心はアイルランド代表のキャプテンとしてユーロとワールドカップにも出場したアーロン・グンナルソンです。見るものの気持ちを熱くするプレーをクラブでも見せ続けて欲しい
16位 ワトフォード
昨シーズン:17位
愛称:コテイジャーズ
ホームスタジアム:クレイブン・コテージ
去年は前半戦のサプライズで小さな台風の目となりましたが、順調に失速。その中心だったリシャエルソンとマルコ・シウバ監督がそろってエバートンに移籍し、見るところ戦力減で開幕を迎えそうです。いいメンバーは揃っていると思います。あとは新監督の手腕次第。昨年30試合以上に出場したのはボランチのドゥクレのみで、得点王もそのドゥクレ。選手たちがポテンシャルも発揮できればトップ10も狙えますが、これまで同様なら降格圏も視野に入ります。やはり新監督の力次第か。前任が人気者だっただけに大変な仕事です。
15位 フルハム
昨シーズン:チャンピオンシップ3位
愛称:ポッターズ
ホームスタジアム:ブリタニア・スタジアム
当たり前にプレミア戦士だった名門も厳しいチャンピオンシップをクリアするのに4年かかりました。プライドをかけてニューカッスルのようにしっかり戦い抜いてほしい。モーソン、シュールレと実力者を加え、ずっとスパーズの獲得候補に挙がっていた注目のライアン・セセニョンもついにプレミアリーグにたどり着きました。2部とはいえ18歳でシーズン15ゴールのクラブのトップスコアラーに。ド派手に光を浴びれば、残留を置きみあげに来年にはビッククラブに入るでしょう。
14位 サウサンプトン
昨シーズン:16位
愛称:セインツ
ホームスタジアム:セント・メリーズ・スタジアム
一昨シーズンから囁かれる攻撃力不足は未だ解消できず、あわや降格というシーズンを過ごしました。特に補強に力を入れているわけでもないようで、再びトップ10に返り咲くのは先の夢かもしれません。現有戦力の復調にかけたい気持ちかもしれませんが、去年の失敗の原因はそれではないのか。また上位を目指す気概を見せなければ数年後には降格しているかもと思わせるほど、去年のセインツに魅力はなかった。厳しい言葉を並べているのはまた応援したいチームに戻って欲しいから。
13位 ボーンマス
昨シーズン:12位
愛称:チェリーズ
ホームスタジアム:ディーン・コート
リーグ最長人気となったエディー・ハウ率いるボーンマス。しっかり中堅チームの地位を獲得しました。定着を果たしたので次は上のステップを目指したい。現状維持では衰退していくのが世の定めです。チーム全体のバランスは良いので殻を破るにはブレイクしてくる抜けた存在が必要です。
12位 クリスタル・パレス
昨シーズン:11位
愛称:イーグルス
ホームスタジアム:セルハースト・パーク
史上最低のシーズンスタートから、なぜ残留できたのか。2年連続でスロースターターなのは本当にもったいない。あまりにもザハ頼みのチーム作りですので、今季は新しいオプションを見つけたい。クヤテ、マイヤーと実力者を加えた中盤が安定すれば十分トップ10は狙えます。ただ期待を裏切られ続けた過去から予想順位は低めになりました。鍵はスタートダッシュに尽きる。
11位 レスター・シティ
昨シーズン:9位
愛称:フォクシーズ
ホームスタジアム:キング・パワー・スタジアム
有望な若手と経験値のあるベテランが良い感じに融合してきた気はしますが、攻撃の要、リヤド・マフレズはついに移籍を決断しました。さらにまだマグワイアも引き抜かれそうな状況にあり攻守の中心選手が一気にいなくなる可能性が高い。さらにヴァーディへの依存度が高まりそうな予感がします。もっとも、下位チームという印象はもはやなく、降格争いをするとは思っていません。前半はそれなりの順位をキープし、徐々に下がっていくのではないかと予想します。