3種類のフォーメーションを使いこなすチームになった。前編

かつての自分の文章を検索したら、使い分ける2つのフォーメーションという記事が出てきました。

1年半前に書いたもので、「2つも使い分けられるようになってすごい!」という趣旨のことを書いてますが、今は3つです。

ちなみに当時は3-5-2と3-4-2-1だったようですが、今はこちら

・4-2-3-1
・3-4-1-2
・4-3-1-2

一つずつ見て行きます。

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・4-2-3-1

—–6節:ブライトン戦—–
GK ロリス
DF トリッピアー、アルデルヴァイレルト、フェルトンゲン、ローズ
DMF ダイアー、デンベレ
OMF モウラ、エリクセン、ソン
CF ケイン

スパーズのベースとなっているのがこのフォーメーション。おそらく世界的に見ても最も使用されているワールドスタンダードな形です。

サイドに入るのがソンとモウラの時はケインが意図的に落ちて、空いたスペースに両ウイングを絞らせる方法をとる。もしくはサイドアタッカーの突破力に頼るスタイル。序盤によく使って見てはいたけれど、サイドアタッカーを2人すると、どちらのサイドから行くのか決めきれず、選手の距離が離れてしまうのがデメリットでした。負傷者が多い時期だったため、なかなか組めなかったけど、モウラ代わりにアリが入った時は右はサイドバックに任せて中央寄りにプレーすることで細かいパスで崩せるようになります。

長く使っているフォーメーションのため、困ったらいつでも対応することができます。最近はメンバーの特徴を鑑みて使用頻度は減っていますが、いつかまたメインに戻るときがくるでしょう。

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・3-4-1-2

—–24節:ワトフォード戦—–
GK ロリス
DF アルデルヴァイレルト、サンチェス、フェルトンゲン
DMF オーリエ、シソコ、ウィンクス、ローズ
OMF エリクセン
CF ソン、ジョレンテ

中盤から前線にかけて負傷者が続出したために採用された形です。しかも比較的最近です。元気なディフェンスが沢山いるからと、久々に日の目を見たスリーバック。去年と違うのはツーシャドーからツートップになったこと。まあそこらへんは大きな違いにはなっていませんが。

あまりにも久々だった上に、かなり良かった去年の時とは若干メンバーが変わっているせいで、正直あまりよくありませんでした。センターバックはダイアーからサンチェスに代わり、おかげで守備はマシになっていますが、サンチェスが遠くへの配給に消極的なため、後方からのパスの出所は2箇所のみ。これが去年との違いだと思っています。ダイアーの方が裏を狙うウイングバックにミドルパスを出せるし、縦につけるパスも狙うので相手は怖い。サンチェスからは滅多に出てこないので、押し込んで攻撃するときは一人減になっているようなものです。

さらに去年はトリッピアーとデイビスがウイングバックに固定される形だったので試合感もあり自信にも溢れていた。今は不安定なプレーだったり久しぶりのプレーだったりでこのポジションが奮わないため、スリーバックははまらず。結局フェルトンゲンをサイドバックにしてでも4枚に戻すことになりました。

サンチェスに出番を与える、ローズの特徴を生かす、という意味では確かに最適なフォーメーションかもしれません。しかし攻撃の迫力が出しきれていない現状では採用するべきではない形でしょう。少なくとも戦術の肝となるウイングバックの力不足でシソコをサイドに出すくらいなら。

後編はまた近々

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