放出と契約延長の問題

2019年夏の移籍市場が終わりました。

獲得は上手に行えましたが、そのほかに問題が残ってしまった。

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売り上手ではなかった

簡単に移籍市場をまとめると、
獲得
・タンギ・エンドンベレ
・ジオバニ・ロチェルソ
・ライアン・セセニョン
・ジャック・クラーク

放出
・フェルナンド・ジョレンテ
・フィンセント・ヤンセン
・ジョルジュ・ケビン=エンクドゥ
・キーラン・トリッピア
・ミシェル・フォルム

です。誰か忘れていたらごめんなさい。

こう見ると放出5人の獲得4人でまあまあバランス良く見えますが、実態はそうじゃない。
まず、エンクドゥとヤンセンに関してはそもそも昨シーズンは戦力に数えられていなかったし、クラークは即戦力ではない。
放出したキーパー、右サイドバック、センターフォーワードの代役はいずれも取れず、逆に2列目3列目を取りながらそこからの放出はありませんでした。

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キーパーはおそらくアカデミーの選手で賄うことにしているはず。右サイドはオーリエも現状では戦力外扱いで、シーズンを考えると未知数のKWPとフォイスに任せることになってしまった。これは結構な不安要素。ウォーカーからトリッピアに変わった時よりレベルダウン感が否めません。フォーワードもジョレンテの代わりを取らず、彼が担っていたパワープレーという選択肢を失いました。

反対に中盤は人員過多になっている。3列目には6人もいて、2列目もセセニョンを加えて7人います。ここから本題の放出の話に入りましょう。具体的に獲得間近と言われながら取れなかったのはディバラくらいだったし、まあそれは若干夢物語な話で取れなくてもアタッカーはたくさんいる。放出の話が本格化しながら売れなかったのはエリクセン、オーリエ、ワニャマの3人です。

まずエリクセンは本人の移籍希望とレヴィの要求金額の高さゆえに足元を見られたようです。来年になれば取れるぞと思われてしまった。これまでは途中出場がメインで起用していますが、やはりエリクセンの存在感は大きすぎる。ふてくされるような選手ではないと信じていますが、来年確実にいないとなれば、未来を見据える監督の構想にも影響してきて使いにくいという状況にもなりかねない。クラブは契約延長の努力をしているようですが、実りそうにはありません。

ほぼ決定の報道もあったワニャマは結局残留となりました。こちらとしては怪我も多く、戻ってきても本来のパフォーマンスを取り戻せていないワニャマは出したかったところ。理由はわからないけど、やはり移籍金でもめたんですかね。オーリエにはオファーが来ていたのかも謎ですが、完全にプラン外になってしまっているようなので、今のうちに出しておきたかった。

エリクセンとは契約延長する可能性も残ってはいるし、ワニャマとオーリエがパフォーマンスを上げてこないとは言えない。でも、終わってみればここで確保できなかった移籍金が後のスパーズを苦しめることになるんじゃないかという懸念の方が今は大きいです。

それからセンターバックの2人のことも少し。
アルデルヴァイレルトとフェルトンゲンは今も変わらずハイパフォーマンスを維持してくれていますが、2人とも契約は1年しか残っていない。オーリエとワニャマ問題は比にならないくらいこっちはまずい。このレベルの選手が2人もフリーで出て行くのはかなりの損失だし、成長の見られないサンチェスにはまだディフェンスラインを託せそうにありません。

水面下では色々交渉をしているんでしょうけど、今のところ契約満了の雰囲気が強い。このままいけばエリクセン、アルデルヴァイレルト、フェルトンゲンをフリーで出して、ロチェルソの完全移籍金を支払うことが決まっているところから来年夏の移籍市場が開くことになる。欧州屈指のビジネス会長として恐れられているレヴィは今回も起死回生の閃きを見せてくれるのでしょうか。理想的な展開にならない覚悟だけはしておきましょうか。。

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