2020-2021シーズン中間査定〜GK&DF編

延期になったアストン・ヴィラ戦は残っていますが19節終了で区切りがいいので中間査定といきましょう。

採点基準:
★★★★★:驚きの活躍ぶり
★★★★☆:期待値以上
★★★☆☆:及第点
★★☆☆☆:まだまだやれるはずだ
★☆☆☆☆:全く戦力になれていない

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GK

ウーゴ・ロリス

評価:★★★★☆:期待値以上

 今年は途中離脱もなく、ここまでリーグ戦は全試合出場だ。失点もそれなりにしている気がするが、実はシティに次ぐ失点数は2番目に少ない。VAR導入以降、リーグ全体として得点数が増えているらしいから、以前よりそもそも守備が難しくなっているのだろう。

 先日の試合の時にはセーブ率トップとか解説の人たちが言っていた。パフォーマンスは非常に安定している。ポチェッティーノの時のように組み立てに積極的な関わりを求められないので弱点だった足元の処理を披露することもない。後半もこのままでお願いしたい。

ジョー・ハート

評価:★★★☆☆:及第点

 夏に加入してガッサニーガから第2GKの立ち位置を奪い取ると、ヨーロッパリーグやカップ戦を中心に出番を得ている。シティでリーグ制覇もし、当然のようにイングランド代表に名を連ねていたイメージがあまりにも強いので、グアルディオラに追い出されてから難しいキャリアになってしまってしばらく経つのに、未だうちのベンチに名前があることに慣れない。控えにいるだけで頼もしいぞ。

パウロ・ガッサニーガ

評価:★★☆☆☆:まだまだやれるはずだ

 もはや話題に上がることも少なくなってしまった。出場がないので星は2つにしたけれど、別にガッサニーガに出来ることがあったとも思えない。いや、悪い印象は全くないよ。それだけGKというポジションで序列をひっくり返すのが難しいという話だ。まだ29歳だし控えで満足しているのはもったいない選手だと思うばかり。

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DF

エリック・ダイアー

評価:★★★★☆:期待値以上

 いろいろ厳しい意見も目にするけどね、十分やっていると思うよ。シーズン前の予想通り、今年はダイアーを軸にDFラインは構成されている。斜めからのクロスには致命的に弱いが、あまりにも同じようなパターンでやられすぎているのは、もはやダイアーの問題だけではなくチームとして何か足りない部分があるということだ。

 正確なボールを蹴れる選手だと思っていたけど、アルデルヴァイレルトと並ぶとその粗さがわかる。今のように後ろで相手を引き出して一発の縦パスを狙うのなら最終ラインのフィード力は鍵になる。そこが後半少しでも向上すればなお良しだ。

トビー・アルデルヴァイレルト

評価:★★★☆☆:及第点

 正直いってなんでスタメンを外れているのかわからない。出来るだけ若い選手に経験を実績を積ませたいという意向なのだろうか。少なくとも実力で奪われたポジションではないと思う。

 まだまだ一線級でやれる選手なので簡単に後輩に席を譲らないでいてほしい。相変わらず、アルデルヴァイレルトがいないと後ろからの展開に不安が残るよ。ケインとソンの阿吽の呼吸がクローズアップされがちなシーズンだが、ソンとアルデルヴァイレルトの間にも似たようなものがあると思っている。お互いがお互いをよく見ているし、ロングボール1つで決定機を生み出せるのはこのホットラインくらいなもの。

ダビンソン・サンチェス

評価:★★☆☆☆:まだまだやれるはずだ

 やはりサンチェスは足りない。毎年ここでは厳しい評価になってしまうし今年もそうだ。去年は3つ下のタンガンガがインパクトを見せ、今年はロドンに3番手を奪われようとしている。控えでいいならずっと居て欲しい選手だけど、そのつもりがないなら自分を変えるかクラブを変えるかしないといけない。

ジョー・ロドン

評価:★★★☆☆:及第点

 ギリギリの加入だし、チャンピオンシップから来た選手だから投資枠だと思っていれば、どうも即戦力の頭数のようだ。カップ戦系のメンバーリストに登録されていないせいもあるが、リーグ戦のベンチ入りは増えている。上背もあり空中戦には強く、カバーリングも上手くて強気な守備が光る。数年後にはスタメンに名を連ねているんじゃないかとわずか数試合の出場ながら期待させる逸材だ。

ジャフェット・タンガンガ

評価:★☆☆☆☆:全く戦力になれていない

 昨シーズンまではアカデミー枠だったが今年はきっちり戦力扱いのはずだ。しかしながら序盤の負傷が長引いてしまいここまでほとんど出場できていない。期待値は相変わらず高いままだし今はDFラインに負傷者もいないから焦らずチャンスを伺っていこう。

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マット・ドハーティ

評価:★★☆☆☆:まだまだやれるはずだ

 不安定だった右サイドバックを盤石にしてもらうための補強のはずだが、想像していたドハーティはまだ見られていない。長く過ごしたウルブズとは違う役割を与えられていて悩んでいることも多いだろうが既にハーフシーズン過ぎてしまった。早くチームに適応して存在感を増してもらいたいところだ。

セルジュ・オーリエ

評価:★★★★☆:期待値以上

 ドハーティを補強したことで何故かオーリエが強くなった。まあ去年は控えもいなくてフル稼働だったもんね。ここまで出番は半々くらいだが、直近はオーリエに比重が置かれるようになってきた。安易なPK献上のいつかの試合以外はかなりいいパフォーマンスを見せている。前ほどにクロスを求められなくなったためにイライラさせられないおかげもあるかもしれない。強豪と対戦するときの集中したオーリエは驚くほどにトップクラスのサイドバックよ。

セルヒオ・レギロン

評価:★★★★☆:期待値以上

 こちらは右と違い加入後すぐに自分を表現できている。運動量も豊富だし、スピードに乗ったドリブルは見ていて気持ちがいい。試合によっては一列前でプレーできるのもチームにプラスだ。クロスの精度も高くていくつかアシストも記録しているし、自身もどんどん中に入っていくので近いうちに得点も見られるかもしれない。スローダウンした際に横パスを不意に相手にぶつけるのだけ玉に瑕。

ベン・デイビス

評価:★★★★☆:期待値以上

 予想通り、身体能力に優れたレギロンにポジションを取られてしまったが、それで終わらないのが今年のデイビスだ。サイドバックもセンターバックもこなせる頭の良さが大きな評価を受け、DF登録9人中5番手の位置を確固たるものにしている。モウリーニョの寵愛がデイビスを一皮向けた存在にしたらしい。これまでは物足りなく見えていたデイビスのプレーも今はデイビスにはデイビスの良さがあると思えるようになった。これは結構、すごいことだよ。

あとがき

 書くことがないから除外しちゃったんだけど、ダニー・ローズのこともみんな忘れないでおくれよ!早く就職先を見つけるんだ!

 以上、前半戦でした。

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