2020-2021シーズン個人別総合評価と移籍について〜FW編〜

第4弾はFW編
書き終わるまでに監督も補強も決まらないとは思わなかったぞ。

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採点基準:
★★★★★:驚きの活躍ぶり
★★★★☆:期待値以上
★★★☆☆:及第点
★★☆☆☆:まだまだやれるはずだ
★☆☆☆☆:全く戦力になれていない

移籍可能性:
★★★:放出候補
★★☆:オファー次第
★☆☆:残留濃厚

FW

ハリー・ケイン

評価:★★★★★:驚きの活躍ぶり

 「ハリー・ケインのワンマンチーム」そう揶揄されても否定できない1年だった。7位に終わったチームにおいて、得点王とアシスト王を獲得したのだから、なんとも驚異的なシーズンだったと言える。凄すぎてちょっと引いちゃう。

 組み立てからラストパス、フィニッシュに至るまであまりにもケインに頼りすぎていたし、それに120%応えてくれた。つける文句なんて一つもない。スパーズファンは足向けて寝ちゃだめだよ。

移籍:★★☆:オファー次第

 スパーズでタイトルを取りたいと公言し、これほどに働いてもそれを成し得ないのなら、愛想をつかされても何も言えない。今夏に見せるフロントの本気度次第では本当に移籍希望を出すだろう。あとは金を払えるクラブがあるかどうかだ。

ソン・フンミン

評価:★★★★★:驚きの活躍ぶり

 リーグでは自身最高となる17ゴールを記録、得点ランキングは4位だ。ケインというスコアラーと共存しながらこれだけの記録を残すのは簡単じゃない。普通は無理。さっきも言ったけど、うちは7位だからね。

 近年は中央に寄りがちだったソンのプレーポジションを左寄りに修正して尚この結果である。かつてより1対1で仕掛ける場面は減ったように見え、若干左ワイドを起点にしたフィニッシャーなスタイルになりつつあるが、点を取れている以上、文句は言うまい。

移籍:★☆☆:残留濃厚

 興味を示しているクラブがあるという報道はちらほら見かけるが、あれだけ活躍してればそりゃあるだろ。むしろ今までなかったことがおかしい。でも今のところ、ソンは移籍を考えてはいないと思うよ。予想だけど。

ギャレス・ベイル

評価:★★★★☆:期待値以上

 なんとも評価の難しい選手だ。夢のあるレンタル移籍として話題をさらうも、前半戦はコンディショニングを理由にほぼ出番なし。後半になってやっと出てくるようになったが、フル出場できたのは数えるほど、それでも終わってみれば公式戦34試合で16ゴール3アシストという見栄えのする結果を残した。プレミアリーグでは出場時間当たりの得点数では圧倒的にリーグトップだったそうな。

 安定感と瞬間最大風速とどちらを見るかによるだろうが、少なくとも最終盤のベイルの爆発力なくして来季のカンファレンスリーグの出場権は取れなかっただろう。プロは結果だという目線で言えば、稀に見る成功例となった。記憶にあるベイルとは違えど、ベイルは結局、ベイルだった。

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ルーカス・モウラ

評価:★★★☆☆:及第点

 モウリーニョによって、トップ下という新たな引き出しを開けたシーズンだった。右ウイングでは試合に関われずにいる時間が長くなる癖があるものの、トップ下では自由にやれた印象がある。個人技任せになりがちな攻撃において、試合の流れを無視するモウラのドリブルは良いアクセントになっていた。

 3年経っても一向に向上しないチームプレーについてはもう諦めて、状況を打開する切り札として考えていこう。ただ、モウラのようなタイプの選手をトップ下で起用する監督は少ないと思うから、来年はまたサイドかCFだろうね。

移籍:★★☆:オファー次第

 ポジションを獲得できていないという意味では、良いオファーがあれば放出になるだろう。代役が取れるのなら反対はしない。シーズンを通じてスタメンで出ているのはちょっと想像しにくいし。

スティーブン・ベルフワイン

評価:★★☆☆☆:まだまだやれるはずだ

 激戦の右ウイング争いを一度は制したかに見えたのに、気づけば出番をなくしていた。献身性と守備力を求められるモウリーニョ体制では、ビッグマッチほど選ばれていたが、ウイングの選手にしてはゴールが少なすぎた。リーグ戦1ゴールはさすがに少なすぎる。残念なことにユーロのオランダ代表からも落選してしまった。

 いい選手だとは思うから、扱い方次第で化けると思っている。もう少し欲を出して得点に関わらないと無難なグッドプレイヤーに終わってしまう。

移籍:★★☆:オファー次第

 現状では絶対に必要な選手にはなれていない。スタイル的にも欲しがるクラブは多いだろう。ただ、ベイルはレンタルバックになり、モウラやラメラを残すのなら、ベルフワインに賭けたいというのが心情だ。新しい選手が来る可能性もあるけど。

カルロス・ヴィニシウス

評価:★★★★☆:期待値以上

 世界一難しいと言われるケインのバックアップを引き受けてくれたことに、まずは感謝を示したい。ヴィニシウスにとっては残念なことに、今年に限ってはケインの長期離脱がなかった。それでもカップ戦を中心に出場すれば点を取っていた。

 役割としてはこの上なく果たしてくれたと思う。ちょっと完全移籍オプションが高すぎるようなので、レンタルバックとなってしまうがこのレンタル移籍も大成功だったと言える。

補強ポイント

 数はそれなりにいるものの、シーズンを託せるのは相変わらずケインとソンだけだ。ベイルとヴィニシウスの抜けた穴に即戦力級の補強は必要だろう。万が一、本当にケインが出ていくようならば一番お金をかけるべきポジションはCFだ。

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