インターナショナルチャンピオンズカップ2017
Tottenham Hotspur 4 – 2 Paris Saint-Germain
Stadium:キャンピングワールド・スタジアム
得点
6分:カバーニ(paris)
11分:エリクセン(spurs)
18分:ダイアー(spurs)
36分:パストーレ(paris)
81分:アルデルヴァイレルト(spurs)
86分:ケイン(spurs)※PK
トッテナム
ロリス (46’フォルム)、ウォーカー=ピータース (46’トリッピアー)、カーター・ヴィッカース (46’アルデルヴァイレルト)、フェルトンゲン (46’ヴィマー)、デイビス、ダイアー (46’ワニャマ)、デンベレ、エリクセン、オノマー (46’オークレイ・ブース)、エンクドゥ (46’アリ)、ヤンセン (46’ケイン)
sub:Whiteman、Austin、Dinzeyi、Miller、Brown、Georgics、ウィンクス
パリ
トラップ、アウベス、キンペンベ、マルキーニョス、クルザワ、ラビオ、モッタ、ゲデス、パストーレ、チェルソ、カバーニ
プレシーズンマッチ第一弾、インターナショナルチャンピオンズカップの初戦を勝利で飾りました。
試合は見れていませんが、ハイライトを見たので雑感を。
また、ずっとタイミングを逸していたのですが、今日から2016-2017シーズンを「昨シーズン」2017-2018シーズンを「今シーズン」と呼ぶことにいたします。
積極的なメンバー構成
おそらくこのメンバーなので4バックだと思いますが、ウォーカー=ピータースとカーター・ヴィッカースをスタメンに起用してきました。
前線ではオノマー、エンクドゥ、ヤンセンといった、昨シーズンあまり戦力になれていなかった面々もチャンスをもらえています。
しかし、メンバーが変わってもスパーズのスタイルは変わらないようで、パリのキックオフで始まったこの試合ですが、開始の笛と同時にヤンセンとエリクセンが一気にプレスをかけに行っていました。
試合が動いたのは6分でした。ハイプレスをかわされると左サイドバックのクルザワから、センターを駆け上がってきたラビオに縦パスが入ると、飛び込んだカーター・ヴィッカースが目測を誤りワンタッチで抜かれると、中央への折り返しをカバーニに決められ失点
これはカーター・ヴィッカースが良くなかったですね。あそこは飛び込むなら触らないといけない。
なかなかこのレベルの選手たちと実戦でやりあう経験がなかったが故かと思いますが、反省し次に生かすべき部分です。
11分にはエンクドゥのパスを受けたエリクセンが中央やや遠めの位置から、スーパーミドルで追いつきます。
最近ミドルシュートの意識が高くなっているエリクセンですが、これはプレシーズンで見るにはもったいないくらいの一撃でした。
打つ直前までパスコースを探して顔を振りながら、一瞬の判断であれを打ててしまう技術は見事
18分には高い位置からのプレスがはまり、キーパーへのバックパスを詰めていたダイアーにキーパーのクリアが当たり逆転
36分に同点に追いつかれます。
中盤で奪われてからのショートカウンター
ペナルティエリア内でのパストーレの落ち着きとシュート技術の高さもありますが、あれだけフリーにしていたらやられます。
左サイドで奪われた時点で、4バック全員左の高い位置にいる選手のケアに行ってしまって、右がガラガラでした。若い二人で組んでいた右サイドなのでまだ仕方ない部分もありますが。
81分にはアルデルヴァイレルトのミドルシュートで再び勝ち越します。
相手が退場者を出していたので押し込む時間帯だったようですが、ハイライトで見た横からのカメラの映像では、両キーパーとヴィマー以外が写っていていかに押し込んでいたのかがわかります。
こうしたミドルが増えていくと、引いた相手との戦いを有利に進められますのでどんどん打って行ってください。
86分にはDFのハンドで得たPKをケインが強烈に沈めて勝負あり。
やはり層の薄さは変わらず
ポチェッティーノの積極的な若手起用は素晴らしいですが、選手たちは応えられたのでしょうか。
この試合もシャッフルメンバーだったにもかかわらず得点者は昨シーズンの主力たちです。
もっとも、試合をフルで見てはいないので、いい動きをしていた選手がいたのかもしれませんが。
あとオークレイ・ブースという選手が出場していますが、彼はまだ17歳の選手だそうです。
ベンチにもあまり見ない選手を置いていますので、あと2試合で出場機会があると良いですね。