[PL]第1節 ニューカッスル・ユナイテッド vs トッテナム・ホットスパー

2017-2018プレミアリーグ 第1節

Newcastle United 0 – 2 Tottenham Hotspur

Stadium:セント・ジェームズ・パーク

得点
61分:デル・アリ(spurs)
70分:ベン・デイビス(spurs)

トッテナム・ホットスパー
ロリス、ウォーカー=ピータース、アルデルヴァイレルト、フェルトンゲン、デイビス、ダイアー 、デンベレ(89’ウィンクス)、シソコ(58’ソン)、エリクセン、アリ(83’ワニャマ)、ケイン
sub:フォルム、ヴィマー、カーター・ヴィッカース、ヤンセン

ニューカッスル・ユナイテッド
エリオット、クラーク、マンキージョ、ドゥミット(8’ラスセルズ)、ルジュン(34’エンベンバ)、シェルビィ、リッチー、ヘイデン、ペレス、アツ、ゲイル(76’メリノ)
sub:ダーロウ、マーフィー、アーロンズ、ミトロビッチ

2017-2018シーズンの開幕戦を見事勝利で飾ることができました。

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積極的なニューカッスルといくつかの不運

注目された右サイドバックには20歳のカイル・ウォーカー=ピータースが抜擢されることとなりました。
他のチームのファンにしてみればカイル・ウォーカーを放出したはずのスパーズにまたカイル・ウォーカーがあらわれてわけわかんなくなっってますねきっと
移籍濃厚かと思われていたシソコも右サイドハーフで先発です。
しかも古巣対戦なので、降格したニューカッスルからスパーズに来たシソコには終始大きなブーイングが浴びせられていました。

1シーズンでプレミアに戻ってきたニューカッスルは4-3-3のフォーメション
完全に押し込まれている時は引いて守りますが、トッテナム陣内にボールがあるときは3トップを中心にプレスをかけてきます。
自陣でボールを奪った時も3トップの推進力を生かし、積極的なロングカウンターを見せます。
特に左サイド、トッテナムの右サイドに位置するクリスティアン・アツには手を焼いていました。
もともとウォーカー=ピータースのサイドを狙ってきたのか、アツが中心選手だからなのかはわかりませんが。
それでもダイアーやアルデルヴァイレルトのカバーでうまく対策でいていたとは思います。

ニューカッスルは前半8分にドゥミットが筋肉系の負傷で早々と交代を強いられることになりました。
それと34分にはルジュンも足を痛めての負傷交代
これはケインのタックルによるものでこれは良くない。
悪意のあるものではないと思いますが、結果的にいわゆる蟹挟みになってしまう危険なタックルでした。
審判によっては退場でもおかしくない。前半に2枚も交代カードを使ってしまったニューカッスルは厳しい状況に立たされ、ケインがイエローカードで済んだことはスパーズには幸運でした。

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勝負を決めたのはデル・アリの存在

後半開始早々にファールで倒されたアリがボールをすぐに手放さないことに苛立ったシェルビィが足を踏みつけ一発退場
前半からいくつかアリと相手がやりあうシーンが見られましたし、そういうシーンは見ていてハラハラするのですが、この日はアリの勝ちでした。
褒められるものではないので、大人になってもらいたいところですが。
ちなみにこの後はシソコと同じくらいのブーイングがアリにも浴びせられていました。

こうなるとニューカッスルには厳しい展開、前線からのプレスはやめ、自陣にこもって守備をする作戦に切り替えました。
まずはシソコに代えてソンの投入
驚きましたねこれは。8月いっぱいは完治にかかると当初は言われていたと記憶しているので、まさかの登場です。
まだ腕には包帯を巻いていますし、プレーを見ても万全ではないようでしたが、随所にソンらしい仕掛けが見られて安心しました。

61分にケイン、エリクセンの細かなパス交換から、エリクセンが斜めに浮き玉のパスを送ると、そこに飛び込んだアリのボレーで先制します。昨年も何度このプレーを見たことか。そしてまたこの三人で点を取りましたね。
追加点は70分のベン・デイビス
ここもケイン、アリ、エリクセンで狭いスペースを崩していき、抜け出したエリクセンのボールをさらったデイビスが決めました。
デイビスはプレイの幅が広がりましたね。
出番をもらい始めた頃は無難なプレーに終始する印象が強かったですが、ペナルティエリアまで侵入してくるようなシーンが増えるとこれからも点を取れるようになってくるでしょう。

ここからは無理をしないスパーズにないし、ニューカッスルもこれ以上傷口を広げないようにという意図の見える試合展開になったので、お客さんたちも早々とスタジアムを後にしていました。
まだ万全ではなさそうですが、ソンに加え怪我明けのワニャマの試運転もできたことは好材料

攻撃の要エリクセンとデビューのウォーカー=ピータース

出色の存在感を放っていたのはエリクセンでした。
攻撃のほとんどが彼を経由しています。
特別マークが厳しいわけでもなく、フリーで受けては的確に配給し、チャンスを生み出していました。
デイビスのゴールもアシストになるんですかね?(笑)

そういえばケインはシーズンの始めは相変わらず決められない病なのでしょうか
浮き玉に抜け出したシーンやソンのスルーパスに抜け出してポストを叩いたシーンなど、動き自体は良いのに得点を奪うことはできませんでした。

ウォーカー=ピータースは公式のMOMに選出されました。
個人的にはそこまでではないと思いますが、臆することなくプレーしていて悪くないです。
上背はないですがスピードがあり、深い位置まで侵入した際は積極的に仕掛けていました。
判断力やプレーの幅は試合に出ることで向上すると思いますので、この調子で。

次節はウェンブリーでのチェルシー戦です。
退場者を出していたので、フルメンバーではないチェルシーはここで叩いておきたい相手
クリーンシートで終われていいシーズンのスタートでした。

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