世界最高のクラブに勝利した素晴らしい一週間の終わりにプレミアリーグ最下位のクリスタル・パレスと戦います。
終われば再びインターナショナルマッチウィークに入ります。
良い流れを維持したいところ。
課題はモチベーションの維持
強豪との日程に挟まれた下位チームとのゲームはとても難しいものです。
リヴァプール、ユナイテッド、レアル・マドリーと続き、次節にはノースロンドンダービーを控えるこのタイミングで迎える最下位クリスタル・パレスとのロンドンダービーは厄介なもの。
ご存知の通り、クリスタル・パレスは完全に期待はずれのシーズンを送っている。いや間違いなく戦力は整っているし、昨年後半見せた実力を維持できればトップ10で終わる可能性すら大いにあると僕自身思っていました。しかし蓋を開けてみると開幕から7連敗の無得点という泥沼状態に。
もう立て直す余地もないほどに沈んていたパレスも新監督ロイ・ホジソンの就任とエースウィルフリード・ザハの復帰により、希望の光が差してきました。フットボールとは面白いもので得点すらできていなかったチームが見せた今シーズン初得点&初勝利はなんと昨年の覇者チェルシーを相手に記録した。
その直後は再び連敗となりましたが、前節ウェストハム戦では2失点を追いついてドローに終われています。着実に良くなってきている。
個人能力の高いチームであることは明白ですが、今ひとつチームとしてのまとまりを欠いているように思えます。おそらくスパーズはポゼッションし、パレスがカウンターを狙う構図になりますが、エースのザハと元トッテナムのアンドロス・タウンゼントのコンビは独力で試合を決められる力もあります。要注意です。
どんな布陣になるか読めないスパーズ
今シーズンのポチェッティーノは複数のシステムを使い分けているので、はっきり言ってこの試合でどんな戦い方を選択してくるのか自信を持って予想できません。
エリク・ラメラはトレーニングには復帰していますが、試合に出られるようになるのは代表ウィーク明けになるとのこと。ワニャマももう少しかかるようですし、チャンピオンズリーグを受けてロリスとアルデルヴァイレルトも負傷離脱です。
ロリスのところにはフォルムが入る。この予想は簡単ですが、アルデルヴァイレルトが抜けたことにより、3バックなのか4バックなのかもわかりません。「対 強豪仕様」だった2トップはこの試合でも採用されるのでしょうか。うーん。難しい。
スタメン、途中出場も含めて、出場機会のやや少ない選手たちが出られるようなら嬉しく思います。具体的にはジョレンテ、ソン、ローズあたり。ゲームの大きさをモチベーションにはしにくいので、いっそ選手のアピールがエンジンになってもいいのではないかと。まだシーズン前半ですが、長い目で見ると層の厚さはかなり重要なので、試合に出る時間は与えたいです。特にジョレンテなんかはまだゴールを挙げられておらず、ストライカーにとってはそれが焦りとなりプレーにも影響が出がちなので。
ポチェッティーノさん交代枠の使い方がうまくないので、スタートからでも見たいですね。
パレスには申し訳ないですが、この試合の敵は自分自身です。レアル戦と同じモチベーションで戦えというのは口では言えど不可能だと思っています。そんな中で緩い入りをせず、集中力を保っていけるか、プレー強度を維持できるか。足元をすくわれることがないように考えてもらいたい。
キックオフは日本時間21:00です。
トッテナム:予想フォーメーション
GK フォルム
DF ダイアー、サンチェス、フェルトンゲン
MF トリッピアー、エリクセン、ウィンクス、アリ、デイビス
FW ケイン、ソン
クリスタル・パレス:予想フォーメーション
GK スペローニ
DF トムキンス、ダン、フォス=メンサー、ウォード
MF ミリボイェヴィッチ、ロフタス=チーク、カバイェ
FW タウンゼント、ザハ、シュラップ