今年度最後のインターナショナルマッチウィークを耐え抜いたプレミアファンの皆さん、再開後に待っていましたビックマッチ、通算181回目となるノースロンドンダービーです!
ロンドンの王を目指して
プレミアリーグを日々見ている日本人の中でファンが多いチームといえばおそらくリヴァプール、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッドかと思います。ことアーセナルは華麗なパス回しを信条とするプレースタイルが日本人の心をつかみ、愛されているクラブです。
そんなアーセナルの最大のライバルチームに当たるのが僕らのクラブ、トッテナム・ホットスパー。ファンになった我々はひねくれ者なのでしょうか・・・(笑)
今年にプレミアリーグでプレーするロンドンのクラブは5チームある。トッテナム、アーセナル、チェルシー、ウェストハム、パレスだ。
他のチームとの対戦は一括りに「ロンドンダービー」と呼ばれるが、その中でもトッテナムとアーセナルはロンドンの北西部に本拠地を構えているため、この対戦は「ノースロンドンダービー」と呼ばれている。ちなみに今シーズン間借りしているウェンブリー・スタジアムもロンドン北西部のスタジアムなのでご安心を。
両チームのライバル関係は本拠地の近さだけではない要因が過去の歴史の中にはあります。まあそれはいつか記事にすると思いますが、そんな理由を知らずとも何年もこのダービを見てきて、『最大のライバルはアーセナルなんだ!』という刷り込みを受け続けていると、いつの間にか自分の中でアーセナルだけには!という気持ちが湧いてきていました。
ライバルとは言いつつも、ずっとアーセナルの後塵を拝してきましたが、ついに昨シーズン22シーズンぶりにアーセナルより上の順位でフィニッシュすることができました。まだ1シーズンの結果だけでうちが上回っているとするには尚早ですが、肩を並べる所までは来ています。そして同時に狙うべきはロンドンクラブの王座でしょう。アーセナル越えに浮かれるスパーズの前にはチェルシーが立ちはだかり、その椅子には青いチームが座っています。現在マンチェスターの2チームを追随するのはスパーズで、すぐ後ろにはチェルシーやアーセナルも迫っています。通算成績は56勝49分75敗で、アーセナルの方が上ですが、この立ち位置でシーズンを終えたければ、直接対決は必勝です。
ポゼッションvsカウンター
現在3位のスパーズは勝点23で6位のアーセナルは勝点19
この試合でひっくり返ることはありませんが、すぐ下のチェルシーは勝点22なので危機感はあります。
アーセナルはホームゲーム目下10連勝中とエミレーツ・スタジアムにおける最長記録を更新中のよう。ただ直前のシティ戦では1-3で完敗していて、ベンゲルの起用法などには様々な意見が飛び交っていました。
開幕後にはハリー・ケインの「8月の呪い」を話題にしていましたが、ベンゲルにとって最も勝点を稼げないと言われるのがこの月「魔の11月」。代表ウィーク前の2試合は1分1敗でした。メンバーを落としていたELと独走中のシティとの戦いだったので、実際の状態の良し悪しはわかりませんが、うちにとっては追い風となるデータです。
ホームゲームということもあり、積極的に仕掛けてくるであろうアーセナルを受け止めて、抜け目なく仕留める戦略がスパーズには要求されます。
負傷で代表戦を回避した選手も概ね戻ってきました。ワニャマは変わらず、アルデルヴァイレルトがリストに追加されてしまったの大きな痛手です。昨年も彼の離脱時はひたすらポイントを落としていた記憶があるので。復帰は早くてもクリスマス後になるようです。こういった時のためのサンチェス獲得だと思うので期待しましょう。そしてラメラは練習には復帰しているようなのですが、ベンチ入りはあるのでしょうか?ポチェッティーノは「彼が自信を取り戻すのを待っている」と話しているのでまだ早いかもしれませんが。
チームとして戦術の意識統一ができていて一体感があるのがスパーズの強みになってきました。彼なパス&ムーブを軸にチームワークで勝利をつかんできた赤のチームに有無を言わさぬ結果を持ち帰ってやりましょう。
キックオフは日本時間21:30です。
トッテナム:予想フォーメーション
GK ロリス
DF サンチェス、ダイアー、フェルトンゲン
MF オーリエ、エリクセン、ウィンクス、デンベレ、デイビス
FW ケイン、アリ
アーセナル:予想フォーメーション
GK チェフ
DF コシェルニー、ムスタフィ、モンレアル
MF ペジェリン、ラムジー、ジャカ、コラシナツ
FW エジル、ラカゼット、サンチェス