強豪チームとと戦いがあったとはいえ、直近6試合で3勝3敗のトッテナム、順位が下のチームとの対戦が続く時期に入りますので、しっかり結果を残す必要があります。
まずはウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン、監督交代直後の試合はいつだって難しい。
トニー・ピューリスの解任
昨年は10位と健闘を見せ、今季も開幕から公式戦3連勝と調子の良かったはずのバギーズはなんとそこから11戦も勝利を挙げられていません。期間にして3ヶ月。ファンは辛い時期を過ごしているでしょう。
トニー・ピューリスというプレミアリーグお馴染みの監督はこれまで率いたチームを降格させたことがないという「残留請負人」です。おそらく途中で解任されたチームが落ちてもそれは含まれないんでしょうが。
ピューリスに変わって暫定監督となるのはアシスタントコーチのガリー・メグソン。近くにいたので選手たちの特徴は把握できているはずですが、どんな戦い方をするのかは全くわかりません。ここ最近は攻撃の意思が見られないような形になっていて批判されていたところ。かといってスパーズ相手に攻撃的にくるとは思えない。かっちり守ってロングボールどーん、なイメージですウェストブロムは。
直近の傾向を見るに両チーム共に3-5-2になりそうです。相変わらずプレミアは17位とは思えないほど代表クラスの選手揃っていますし、リヴァモア、シャドリと元スパーズ勢もいるので楽しみです。リヴァモアはスパーズを離れましたけど、結局イングランド代表に招集されるまでになりましたね。そしてシャドリもこの間日本戦で見事なドリブルを見せて日本での知名度アップに成功しました。多分彼はこの試合、後半からですが。
徐々に存在感を増すハリー・ウィンクス
最近フォーメションが読めないみたいな話ばかりしていて、結局3-5-2(5-3-2)だったというパターンばかりです。強豪仕様だと思っていたら意外にもそうでないような気もしますし。山場を越えたのでまたいじってくるかもしれないという期待も持っています。個人的にはまだはまっていない時も多いシステムだと思っているので。
このフォーメションでは中盤センターが三枚になり、特に攻撃時には逆三角の形をとります。このセンターに今一番適任なのはハリー・ウィンクスです。視野も広く素早くパスを散らせるタイプで比較的狭いスペースでも難なくボールを扱える。前節はデンベレが入りましたが、どうしてもボールを持ってしまうので狙いやすくなっていました。それでも取られはしないのだけど。ドルトムント戦でも高評価だったみたいで、代表でも存在感を示せています。
アリはフォワード起用の時より中盤起用の方が結果を残せているので、ソンを前に入れる形がベストでしょう。ジョレンテはドルトムント戦でも最後に決定機を逸していて、ちょっと苦しんでいるご様子。早めに点を取らせてあげたい。やはりケインがいることで控えフォワードは大変です。ソンはまだサイドもやれるので違う選択肢もあるけど、ジョレンテはないので。
キックオフは日本時間24:00です。
トッテナム:予想フォーメーション
GK ロリス
DF ダイアー、サンチェス、フェルトンゲン
MF トリッピアー、エリクセン、ウィンクス、アリ、デイビス
FW ケイン、ソン
ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン:予想フォーメーション
GK フォスター
DF エヴァンス、マコーリー、ヘガジー
MF ニョム、リヴァモア、クリホヴィアク、バリー、ギブス
FW ロンドン、ロドリゲス