ついにやってきました。
今日よりユナイテッド、リヴァプール、アーセナル、ユヴェントスという魅力しかない戦いが幕を開けます。
間にFAカップもはさみますが、それはまた別のお話。
まずはホームにユナイテッドを迎えます。
ノルマは勝ち点5
プレミアリーグに絞るとユナイテッド、リヴァプール、アーセナルとの連戦です。直接順位を争うクラブを相手に4位争いに踏みとどまるためには最低でも1勝1敗1分の勝点5は必達に思う。追う立場としてはそれでも厳しいぐらいだが。前日にリヴァプールは勝利したので暫定ながら勝点5差になった。来週の直接対決をより意味のあるものにするために、引き分けも望ましくはない。アーセナルは負けたようですが、自分たちが結果を残せる限り下は関係ありません。
さてまずはマンチェスター・ユナイテッド。シティに続けるのはこのチームだけに見えていましたが、気がつくと4位争いに巻き込まれていました。現実を見るモウリーニョはアウェーのスパーズ戦で無理はしてこないでしょう。狙いたいのはその心理です。10月にやった時のように引いて引いてカウンターを狙う戦術の核、トビー・アルデルヴァイレルトがいないため、スパーズはボールを保持するつもりで戦いに出られます。もちろんそんな展開からの一発はモウリーニョの十八番ですが、狙っていても今のケインやソンを止め切れるチームなんてあるのでしょうか。
オーリエは負傷での欠場が決まっていて、反対のローズも怪我明けのため、いきなりスタメンで起用されるかはわかりません。トリッピアー&デイビスコンビがスピードあるユナイテッドのサイドと真っ向勝負を仕掛ければ勝ち目はほとんどないと言えます。主導権を握り、攻めかつ気持ちが必要です。
相手のサイドは右はリンガードでほぼ決まり。左はマルシャルか新加入のアレクシス・サンチェスになる。特にサンチェスの加入は大きい。しっかりとボールを収められるし、そこからのプレーの選択肢は幅広い。自由にやらせれば真ん中のルカクを開けてしまうことになり、いるだけで凄まじい存在感です。
スパーズもユナイテッドも12月に行われたシティ戦以降、リーグ戦では無敗を続けています。いやそれどころかユナイテッドは2018年に入ってからというものの、公式戦5戦全勝でさらに無失点という完璧ぶり。前回対戦では長く拮抗した時間帯が続き、最後の最後にマルシャルにやられました。同じ展開だけはさけたい。ありそうだけども。
欠場者は少なそうだが。
今節の欠場が明言されているのはオーリエとウィンクスだけです。長く不在だったアルデルヴァイレルトも練習に復帰しました。あとは体調不良のロリスとエリクセン。怪我のラメラとローズも戻ってきました。あれだけ長くいなかったアルデルヴァイレルトがいきなりユナイテッド戦で先発というのは考えにくい。ひと月ほどいなかったローズも然り。やはり守ってじっくりやり方は向いていないと思われます。
前線の顔ぶれは変わらないはずですが、キーマンはデレ・アリかと。というもの前の4人の中でパフォーマンスが上向かないのが彼だけだから。ケイン、ソン、エリクセンは計算できるので、アリの出来がこの試合を左右します。うまくいかずフラストレーションを溜め込むのは悪い癖。そしてこのようなビックマッチほどそれが顕著に現れます。自らをコントロールし高みに導いていくことは昨年からの大きな課題でした。それを払拭できた時に真のビックネームの仲間入りをするでしょう。
ユナイテッドは中4日、スパーズは中3日の日程ですが、カップ戦だったのでメンバーは変わります。連続スタメンとなりそうなのはユナイテッドだとマタとサンチェスだけ、スパーズはフェルトンゲン、トリッピアー、ダイアー、デンベレ、ケインとやや多め。大きなゲームだと自然とモチベーションは上がるので、立ち上がりは問題ないと思うけど。問題は終盤ですね。やはり前回対戦時のようにもつれる展開にはしたくない。前半に得点を奪ってくれ。
キックオフは日本時間5:00です。
トッテナム・ホットスパー:予想フォーメーション
GK ロリス
DF トリッピアー、D・サンチェス、フェルトンゲン、デイビス
MF エリクセン、ダイアー、アリ、デンベレ、ソン
FW ケイン
マンチェスター・ユナイテッド:予想フォーメーション
GK デヘア
DF バレンシア、ジョーンズ、スモーリング、ヤング
MF ポグバ、マタ、マティッチ
FW リンガード、ルカク、A・サンチェス