残り3試合、トッテナムの最終順位は2位から5位のいずれかです。
今節は残留に向け尻に火の付いているウェストブロムと。
背水の陣の恐ろしさ
最下位に位置するウェストブロムは残り2試合。まだ降格の決まって居るチームはありません。数字上は12位のクリスタル・パレスにまで降格の可能性があります。
降格のかかった試合では普段以上の力を発揮するのが終盤戦の恐ろしさ。ひと月前にはウェストブロムだけは当確だと思われていましたが、ここにきて奇跡の残留、グレートエスケープの期待が高まっています。直近4試合を2勝2分で乗り切っていてその中にはユナイテッドとリヴァプールも含まれます。サポーターにとっては悪夢のシーズンだったでしょうが、ドラマは最後に残されていたのでしょうか。残り試合を2連勝で乗り切る以外に道は残されていません。
対するスパーズは4位争いの只中ですが、比較的優位な立場にいます。一つの試合で大きく状況が変わるわけではない。そんな心境がプレーに表れれば苦戦必至です。ワトフォード戦くらいのテンションで戦うのは危険です。モチベーションがケインの得点王争いだけでは心もとないのが正直なところです。
得点を奪った後が肝心
気になっているのは終盤に運動量が落ちてしまう試合が多いこと。点を取って優位に試合を進めているかと思えば、最後は攻められっぱなしになるといった展開になりがち。序盤は前線から連動してプレスをはめに入ってるのに、勝っている状態で時間が進んでいくと、後ろは下がって攻撃を受け止めてラインを上げきれず、前線は前に残って守備をサボりがちになります。そうなるとボールを保持する流れに持ち込めず、ずるずるとサンドバック状態になってしまいます。
前節あんまり良くなかったソンとデンベレは替えてみてもいいと思います。やっぱりこの時期でも競争の意識はあるべき。もう少しラメラも長い時間みたいです。それで効果的なプレーを見せられなければまたソンに戻せばいいし、モウラを使ってみるのもいい。ケインの動きが良くない時の交代の選択肢にもソンはなり得るしね。
前日にユナイテッドがブライトンに敗れたことで、2位の可能性も出てきました。目指せるだけ上で終えることは選手の残留や獲得にも意味を持つでしょう。
キックオフは日本時間23:00です。
トッテナム・ホットスパー:予想フォーメーション
GK ロリス
DF オーリエ、D・サンチェス、フェルトンゲン、デイビス
MF エリクセン、ダイアー、アリ、ワニャマ、ラメラ
FW ケイン
ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン:予想フォーメーション
GK フォスター
DF ニョム、ドーソン、ヘガジー、ギブス
MF フィリップス、リヴァモア、マクリーン、ブルント
FW ロドリゲス、ロンドン