2018-2019 プレミアリーグ 第5節
Tottenham Hotspur 1 – 2 Liverpool
Stadium:ウェンブリー・スタジアム
得点
39分:ジョルジニオ・ワイナルダム(Liverpool)
54分:ロベルト・フィルミーノ(Liverpool)
93分:エリク・ラメラ(Spurs)
トッテナム・ホットスパー
フォルム、トリッピアー、アルデルヴァイレルト、フェルトンゲン、ローズ、ダイアー(83’ワニャマ)、デンベレ(60’ラメラ)、ウィンクス(73’ウィンクス)、エリクセン、モウラ、ケイン
sub:ガッサニーガ、サンチェス、オーリエ、デイビス
リヴァプール
アリソン、アーノルド(90’マティプ)、ダイク、ゴメス、ロバートソン、ミルナー、ワイナルダム、ケイタ(83’スタリッジ)、サラー、フィルミーノ(74’ヘンダーソン)、マネ
sub:ミニョレ、モレーノ、ファビーニョ、シャキリ
大きな差がありました。
早くも連敗ですが、この敗戦は妥当な結果か
ボランチ三枚、全員不合格につき
この試合を難しい試合と位置付けたポチェッティーノはこれまで見せていなかった構成に賭けました。デンベレ、ダイアーに今季初先発のハリー・ウィンクスを加えたスリーボランチです。4-3-3もしくは4-3-1-2です。右サイドバックはトリッピアーが一番手に決まったみたいですが、左はまだローズとデイビスで決めかねています。今日はローズをチョイス。
開始40秒で左サイドを割られてゴールネットを揺らされた時には厳しい試合になるという予想は簡単に立ちましたね。運良くオフサイドで得点にはならなかったけど、あっさりやられすぎでした。試合を通じても気持ちの入り方は負けていました。立ち上がりが苦手なところはなかなか改善されない弱みです。
そのあとはボールを握って試合を進めることになりますが、主導権を握っていたかというとそうでもない。チームの特徴的にスパーズの方がポゼッション型だっただけで、攻撃の形が見えなかった。戦犯はボランチの三枚です。そう、全員ですよ。みんなゴールに直結するポジション取りをするタイプではないので、それはまあ仕方ないにしても、ボールを落ち着けられないためにサイドバックも思い切りよく上がれなくなる弊害まで生み出していた。
あまりにもくだらないパスミスや判断ミスが多すぎる。あんな気の抜けたプレーを連発されれば後半の早い段階でスタジアムがガラガラになってしまうのも理解できます。リヴァプールにあれだけチャンスをプレゼントしていたらそりゃ決められます。最初のコーナーキックはアルデルヴァイレルトがフィードを目の前の相手にぶつけたところからだけど。
結局後半には全員代えられる始末。普通こんなにボランチばっかり交代する試合ないですよ情けない。最後にラメラが一つ返してくれて一点差での負けみたいになっているけど、今日の出来では何回やっても勝てません。こんなんならエイモスとか試した方が有意義です。
とはいえよかった選手は・・・
ルーカス・モウラぐらいじゃないですか。モウラに関しては良かったというよりも一人だけ別のチームの選手のように際立っていましいた。相変わらず前からの守備はうまいし、ただ追うだけじゃなく、奪ってチャンスにできている。50分には左サイドをたった一人で突破し、決定的なシュートまで持って行きました。もしてサポーターを煽る煽る。この日の出来ならモウラ以外がサポーターに要求したら無視されていたでしょうね。知らんけど。この場面でかなりスタジアムの雰囲気が変わりました。モウラのプレーにサポーターが答えて一気に追い上げムードに。ここでフィルミーノに決められていなければ・・・
得点を決めたから評価するわけではないですが、ラメラも良かったです。ラメラが入ってからはチャンスが生まれそうな匂いが出てきた。いろいろなところに顔を出してボールをさばいてはまた動いて。そんな役割をしてくれるのがエリクセンだけでは苦しい。だいたい中盤の底に三人もいるのにビルドアップできなくて、エリクセンが降りていくなんておかしいんだよ。
モウラはかなりいいんですが、結果が出ていないのでそろそろツートップはやめましょうか。そこまでボールを運べていないし、ケインも全く生きていない。一度リフレッシュしてケインまでどうやってボールを運ぶのかという攻撃の設計図を書き直してほしい。今のモウラならどこで使っても一定の成果はあげますよ。
リーグ戦では早くも2敗、よくないままにチャンピオンズリーグが始まります。ずるずるいかないことを願うしかない。みなさん今年はDAZNに入っていれば見られますよ。