2018-2019 プレミアリーグ 第6節
Brighton & Hove Albion 1 – 2 Tottenham Hotspur
Stadium:アメックス・スタジアム
得点
42分:ハリー・ケイン(Spurs)
76分:エリク・ラメラ(Spurs)
93分:アントニー・クノッカール(Seagulls)
トッテナム・ホットスパー
ガッサニーガ、トリッピアー、アルデルヴァイレルト、フェルトンゲン、ローズ、ダイアー、エリクセン、デンベレ、ソン(68’ラメラ)、ケイン、モウラ(78’アリ)
sub:ホワイトマン、サンチェス、オーリエ、ウィンクス、ワニャマ
ブライトン
ライアン、モントーヤ、ダンク、ダフィ、ボン、ビスマ(79’ロカディア)、スティーブンス(21’カヤル)、プレッペル、クノッカール、マーレー、マーチ(73’ジャハンバフシュ)
sub:バトン、バログン、ベルナルド、アンドネ
ようやく連敗脱出です。
それでも本調子にはまだまだか。
今日は緑の3rdユニフォームでした。
少しはらしさが見えてきた
スタメンに関するトピックは二つ、ロリスとフォルムが負傷のため、第3GKのガッサニーガが久しぶりにプレミアで先発です。去年も数試合ロリスが離脱しているのと同じタイミングでフォルムが抜けたことがありました。もったいないですよね。もったいないしセカンドキーパーの役目を果たせていない気もする。まあ、ガッサニーガもそれなりにやれるんで不自由はないんですけど。それからアタッカーを両サイドに配置する形のスリートップも久々です。昨年後半に試したときは全然うまくいっていなかった記憶がありますがこちらはどうか。
ブライトンはメンバーはいじらず予想通り。うちのディフェンスラインの選手が完全にフリーでパスコースを探せない程度には前から追って来ます。チームとしての決め事であるのはわかるのですが、全体として勇気を持って奪いにくるところまで徹底できていなかったので、中途半端に中盤にスペースができるので、スパーズとしては苦もなく運べる結果になりました。ダイアーは時折不安定なパスを見せていて、相変わらず安定感が戻りませんが、今日はデンベレがものすごく安定していました。70分くらいの時点で解説の人が「デンベレはここまでパス成功率100%です」と言っていて、そこから注視してもおそらく一回くらいしかパスミスはなかった。素晴らしいパフォーマンス。
そんなわけでここ最近見られなかったハーフコートゲームの様相で試合は進みます。前線も4枚がそれぞれポジションを変えながらスペースを作れていたのはよかったんじゃないでしょうか。いい時のイメージはまだ届かないけど、ちょっとはスパーズらしいパス交換が見られたと思います。裏を狙う選手がトリッピアー以外にも出てくるともっと相手は嫌だと思います。
アリの復帰とスーパーサブラメラ
ケインのPKで先制してからボールは握っていてもあまりチャンスは多くなかった。相手が追いつきのプロであることも、連敗中であることも頭をよぎってくる。そんな中、貴重な貴重な追加点は途中出場のエリク・ラメラが決めてくれました。中盤でダイアーからうまくボールを引き出してそのまま運ぶと、開いていたモウラに預ける。ワンタッチで大外にいたローズに渡すと、ダイレクトでマイナス気味の折り返し、そこに走り込んでいたのは起点になっていたラメラで、優しくゴールに流し込みました。
こんな美しいパスの流れでゴールを奪ったのはいつぶりでしょうか。去年はケイン、アリ、エリクセン、ソンの4人の関係性は素晴らしいものでしたが、今回はラメラ、モウラ、ローズでやってくれました。いずれも去年は輝ききれなかった選手たち。気持ちのいいゴールだったし、ロスタイムの失点を考えると、大事なゴールだった。これでラメラは昨季後半からプレミア出場4試合で4ゴールです。スタメンは一回だけで、あとは途中からですたしか。欲しかった流れを変えられる選手となりました。在籍5年目にしてようやく覚醒かもしれないぞ。
あとアリも戻って来ましたね。時間は短めだったし、守勢に回る時間だったので、特にありません。何回かアリらしいアイデアのあるプレーは見せていました。これで2列目は分厚くなった。ソンもモウラもフォーワードできることから、一応ケインも混ぜたポジション争いだと思っています。ジョレンテは厳しくなってしまうけど。ケインは後半に独力で持ち込んだ決定機が3回はありまして、いずれもキーパーにぶつけてゴールならず。だいぶ体が動くようになって来ましたね。決められないところをみるとまだ完璧ではないようだけども。ちなみに最後の失点はケインが3度目のシュートミスをしたところからでした。ラメラが追加点を決めていなければ高い代償になるところでしたよ。