2018-2019 プレミアリーグ 第9節
West Ham United 0 – 1 Tottenham Hotspur
Stadium:ロンドン・スタジアム
得点
44分:エリク・ラメラ(Spurs)
トッテナム・ホットスパー
ロリス、トリッピアー、アルデルヴァイレルト、サンチェス、デイビス、シソコ(89’エリクセン)、ダイアー、ラメラ(76’デンベレ)、ウィンクス、モウラ、ケイン(86’ジョレンテ)
sub:ガッサニーガ、ウォーカー=ピータース、オーリエ、ソン
ウェストハム・ユナイテッド
ファビアンスキ、サバレタ、ディオプ、バルブエナ、クレスウェル、ライス、ノーブル(72’アントニオ)、スノドグラス、ヤルモレンコ(40’ディアンガナ)、アルナウトビッチ、アンデルソン(57’エルナンデス)
sub:アドリアン、オグボンナ、フレデリクス、マスアク
薄氷の勝利ですが、これで4連勝
上位にくらいつけているのは大きい!
いきなりキーマン、ムサ・シソコ
結局復帰したエリクセンとデンベレはベンチスタートでした。オーリエも戻ってきていたようです。知らなかった。あとはここしばらくと同じ感じ、ソンではなくシソコが先発だったのは意外でした。代表ウィークがあるとソンはかなりの移動距離があるのでそこらへんの疲労と最近のパフォーマンスによるものでしょう。
4-3-3と表記すべきか4-2-3-1と表記するべきか、スパーズの陣形を動かしていたのはムサ・シソコでした。最後方からゆっくりビルドアップする時にツーセンターバックの位置まで降りていくは普段はダイアーの役割だけど、今日はシソコが積極的に担っていた。ダイアーのパスミスの多さにメスが入ったのでしょうか。
シソコが右サイドハーフの位置に入るときは4-2-3-1の形になり、シソコがやや下がり目にバランスを取るときはラメラとトリッピアーで右サイドを攻める4-3-3になります。後ろでポジションの穴埋めをしたり守備に走ったりしながら、今日は前の選手を追い越して前線に上がっていくプレーも見せてくれた。それが相手からすると捉えにくかったようで、アシストまで決めてくれました。つい先日酷評する記事を書いたばかりで申し訳ない。ゲームメイクもできるようになっていただなんて、ひょっとしてこれ読んでる?
後半にはいつもの悪い癖
選手も監督も自信をなくしているのがわかる後半の戦い方でした。一点を追うハマーズがライン高めに攻勢に出ると、全く跳ね返せなくなりました。防戦一方でいつ失点してもおかしくなかった。というかロリスが3つもアルナウトビッチの決定機を抑えなければ逆転で負けていました。今季一番のパフォーマンスはロリスにも言えること。
個人的にガッカリだったのは最初の交代がラメラ→デンベレだったこと。だいたい悪い流れが続いているのに交代に転じるのが遅すぎるし、前線で一番違いを見せていたラメラをボランチの選手と代えたこの交代で、早くも守りきるという意思表示をしてしまいました。ジョレンテにソン、怪我明けとはいえエリクセンがベンチにはいた。この中の誰かを投入して、もう一度前に出ろという意思を見せて欲しかった。確かに今日の前線はみんないい動きをしていたけど、あれだけ引いてしまっている中でチームに舵を取るのが監督の仕事。2試合連続1-0の勝利で結果はOKだけど、こんな姿勢で戦っていてはいつか崩れますよ。
勝てているのは評価するし、やっとけが人も戻りだしているからそろそろ内容の伴った試合も見たい。とも思うけど、次はチャンピオンズリーグPSV戦がやってきます。やっぱり内容度外視でも勝利に意欲を燃やす姿勢も大切かもしれません。ここは勝たなきゃ今年のCLは終了です。さてどうなりますか。