昨年のプレミア覇者は今年も変わらぬ強さを見せています。
プレミアリーグ第10節、マンチェスター・シティ戦
去年は2試合とも大敗
開幕前に想像していましたでしょうか。第10節のシティ戦をわずか2ポイント差で迎えられるという未来を。
ワールドカップがあり、補強はなく、負傷者も続出する過酷な条件の中、結果は出せていると思います。首位までは2ポイント差(リヴァプールは1試合多い)であり、アーセナルが前日に引き分けたため、勝てば一気に3位に浮上します。ただしボーンマスとワトフォードが実は1ポイント、2ポイント差と詰め寄ってきており、気を抜けば7位転落も見えています。
さて今年は例年以上にプレミアリーグは熾烈です。シティ、リヴァプール、チェルシーの3チームはここまで無敗。シティに関しては最後にプレミアで敗れたのは4月7日のマンチェスター・ダービーでした。もう半年も負けていない。相変わらずの強さで大黒柱のデ=ブライネが長く離脱していたにも関わらず、26得点3失点はリーグトップです。9月1日を最後にリーグでは無失点を続けています。恐るべし。
マフレズは早くもフィットしているし、アグエロは絶好調です。試合はたまに見ていますが、どうしたらいいのか正直わかりません。しかし敗れればこの広がったポイント差は最後まで埋められないかもしれません。
引いてしまえば最後
去年は今よりはるかにスパーズはチーム状態の良い中、真っ向勝負を挑み2試合とも大敗を喫しました。はっきりいって今回は俄然期待薄です。いつもこのようなビックゲームではポチェッティーノは秘策を用意してくるので、なかなか予想は難しい。ちなみにその秘策も必ずしも当たるわけではないのが苦しいところ。出来ることなら淀みないプレスを90分間続けるべし、引いて守る相手の攻略はマンチェスター・シティはお手のもの。どのチームもそうして挑んでいるのに、気づけば複数失点で敗れています。
参考にすべきはリヴァプールとの試合でしょう。互いにスペースを与えない強度の高い好ゲームでした。中途半端なポゼッション型で挑めばバルセロナ戦の二の舞になります。シティはカウンターもできるチームなので、ボールを握ったら思い切りのいいプレーを選択すること。酷いパスミスからカウンターを浴びる展開だけは本当に幻滅するのでやめて欲しい。ものすごくありえる話ですが。
緩めな予想ではキーマンはソン・フンミンとしておきます。今年はまだ無得点ですが、やっと体にキレが戻ってきたようです。エリクセンというアシスト役も得て、さらに個人で打開できる選手はこのような試合では貴重です。ケインは厳し目にマークされると思うので、その横でスペースを見つけるべし。
キックオフは日本時間5:00です。
トッテナム・ホットスパー:予想フォーメーション
GK ロリス
DF トリッピアー、アルデルヴァイレルト、サンチェス、デイビス
MF ダイアー、エリクセン、デンベレ
FW モウラ、ケイン、ソン
マンチェスター・シティ:予想フォーメーション
GK エデルソン
DF ウォーカー、ストーンズ、ラポルテ、メンディ
MF デ=ブライネ、フェルナンジーニョ、シルバ
FW マフレズ、アグエロ、スターリング