中二日で続いてきた連戦もこれで終わり。
シティを下したチームとです。
クラブ記録更新の選手を獲得
名門ニューカッスルのプレミア復帰2年目はなかなか厳しい戦いが続いている。武藤の移籍で日本からも注目を集めているが、長いこと降格圏内でシーズンを過ごしてきました。しかし順位表を見るといつの間にか14位まで上がってきています。一勝の差が天国と地獄。降格ラインの戦いは上位より熾烈です。
そんなニューカッスルには今週2つのビッグニュースがありました。一つは選手の補強の件。アメリカのメジャーリーグサッカーから24歳のパラグアイ代表、ミゲル・アルミロンをクラブ史上最高額で獲得です。ちなみにその前の記録はマイケル・オーウェン獲得時のもの。なんと15年も昔です。そしてもう一つのビッグニュースは昨季の王者、マンチェスター・シティをプレミアで破ったこと。それも試合のファーストプレーで失点してからの逆転だから恐れ入る。一気に残留の可能性が高まってきています。
14位にこそいますが、失点の少なさはリーグで7番目。アーセナルやユナイテッドより失点していません。リーグでボトム3に入る得点力のなさが響いていますが、さすがベニテス監督の元、組織だった守備はできているようです。
試合の流れはおそらくここ2試合と同じようにボールを握っていけるとは思います。しかしそう何度も何度も劇的な展開は生まれないもの。簡単に失点しないよう、これまでの失敗から学ぶ必要があります。特にセットプレーは相手の狙いにもなると思われるので。
右サイドバックが困りどころ
スリーバックに変更はないでしょう。左はローズが一番手で疲れているならウォーカー=ピータースが出てくる。もちろんローズの方が良いけれど、攻撃力ならどちらでも期待できます。右のウイングバックが困りもので、トリッピアーがパッとしないプレーを続けている上にオーリエのプレーはいつだっていい加減です。いっそローズが出られるなら右にウォーカー=ピータースを置きたいくらい右の二人は中途半端です。
中盤の構成は前回と同じでソンとジョレンテはどうなるか。ワトフォード戦で予定より使ってしまったソンは疲れの度合いを見て先発起用か決まります。正直ソンとエリクセンのどちらかが欠けると全く迫力がなくなるのでいないと辛い前半を見ることになりそうです。それとジョレンテもここのところで続けていて、前節の終盤には足をつるようなそぶりも見せていたのでそろそろ限界かもしれません。でもまあケインに何かあった時のためにベンチを温め続けていた選手なので今頑張らなきゃなんのための2年間だったんだという気もします。ジョレンテはスタメンでしょう。
後半から出てきて印象的なプレーを披露したモウラはまだしもラメラが再び存在感を無くしている。この二人はケインとアリがいない今が今シーズン最後のチャンスなのにどうも物足りなさが否めない。特にラメラは良いプレーもなければ得点シーンにも顔を出せていないので攻撃のプレイヤーなのに投入するタイミングに迷う扱いにくい選手になりつつあります。
最後にこの間の記事の誤りを修正しておきます。というか後に知ったことですが。
ポチェッティーノ監督がついにフィンセント・ヤンセンのリーグ登録復帰を決めたそうです。デンベレとエンクドゥが抜けた上に補強がなかったため登録枠が空いたから。CLのメンバーリストに空きがあったのにフォイスを外したことで少し苦しんだ時期があったのでその反省かな。これからトップチームの練習に合流し、連携を深め、コンディションをあげるまでは出番はないとのことですが、ある意味「補強」と言っていいかもしれません。もちろん調整が間に合う前にケインが戻ってきてしまい、結局出場ゼロってことになる気もしていますが。
キックオフは日本時間21:30です。
トッテナム・ホットスパー:予想フォーメーション
GK ロリス
DF アルデルヴァイレルト、サンチェス、フェルトンゲン
MF トリッピアー、シソコ、ウィンクス、ローズ
FW エリクセン、ジョレンテ、ソン
ニューカッスル・ユナイテッド :予想フォーメーション
GK ドゥブラフカ
DF イェドリン、ラスセルズ、シェア、ルジュン
MF アツ、ロングスタフ、ヘイデン、リッチー
FW ペレス、リッチー