[PL]第26節 トッテナム・ホットスパー vs レスター・シティ

2018-2019 プレミアリーグ 第26節

Tottenham Hotspur 3 – 1 Leicester City

Stadium:ウェンブリー・スタジアム

得点
33分:ダビンソン・サンチェス(Spurs)
63分:クリスティアン・エリクセン(Spurs)
76分:ジェイミー・ヴァーディ(Leicester)
91分:ソン・フンミン(Spurs)

トッテナム・ホットスパー
ロリス、トリッピア、サンチェス、フェルトンゲン、ローズ(88’ウォーカー=ピータース)、シソコ、ウィンクス、スキップ(71’アルデルヴァイレルト)、エリクセン、ジョレンテ(80’ワニャマ)、ソン
sub:ガッサニーガ、フォイス、オーリエ、モウラ

レスター・シティ
シュマイケル、ペレイラ、マグワイア、エバンス、チルウェル、ゲザル(72’イヘアナチョ)、ヌディディ、マディソン、ティーレマンス、バーンズ(88’岡崎)、グレイ(59’ヴァーディ)
sub:ウォード、シンプソン、モーガン、チョードゥリー

追いつかれる可能性もあった試合ですが、見事に逃げ切りました。

まだ上位に食らいついていられるぞ。

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やっと見せてくれた大きなPKストップ

アルデルヴァイレルトはチャンピオンズリーグへ向けた温存です。そして予想外のスキップのスタメン入りです。セントラルミッドフィルダーとしての序列はワニャマより上ということか。モウラが入らなかったのはラメラ不在で攻撃のカードを切れなくなる事を恐れたからかもしれません。最後まで出番はありませんでしたが。

予想していた通り、レスターは引いて守ってくるようなチームではなかった。プレスはかけてくるし、しっかりポゼッションして攻めてくる。マディソンのテクニックやグレイのスピードはやはり脅威。他にもサイドバックのチルウェルもタイミングよく上がってくるし、マグワイアは相変わらず強い。出番はなかったけど、ベンチにいるチョードゥリーも注目選手です。レスターには本当にいい若手が揃っている。プレミア制覇にあぐらをかかず、若手を育ててチームを作って行くスタンスには好感をもてます。

ジョレンテとソンをツートップにした事でスパーズはちゃんと役割分担ができていた。ジョレンテはやや引き気味に位置どり、まずはパスの引き出し役になる。欲を言えばゴール前ではシュートの意識が足りない。でも周りをエリクセンとソンが走っているのなら黒子に徹してくれるのもわかる。自分のできることとできないことがしっかり把握できているプレースタイルなのでしょう。

ショートコーナーから珍しいダビンソン・サンチェスのゴールで先行して前半を折り返します。前半に得点を奪ったのは1月8日のカラバオカップ以来実に7試合ぶりのことでした。

後半はレスターが攻勢を強めてくる展開になりました。60分にはフェルトンゲンがマディソンを倒してPKを献上してしまいます。キッカーはグレイと交代してそのままボールを受け取ったジェイミー・ヴァーディ。これをロリスが見事にストップしてみせた。あまりロリスがPKを止めるところを見た記憶がない。5分後にもバーンズのシュートを片足で止めたロリスに今日も救われました。あのPKストップは本当に大きかった。

「ビッグ6キラー」と言われるヴァーディに一点を返されて、もういつ同点にされてもおかしくないと思える中、シソコのロングクリアに単独で抜け出したソンの3試合連続ゴールが決まって試合終了となりました。あんな抜け出し方でキーパーと一対一になったらフォワードは色々考えてしまうもの。しかもピッチの半分をドリブルして来た後半アディショナルタイムの疲労を考えると冷静に決めるのは難しい。それでもソンなら決めてくれるだろうと信頼して見ていられました。ラメラやモウラなら多分・・・

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ローズが心配でならない

途中から出たとはいえアルデルヴァイレルトは温存できた。モウラも温存ということでいいかな。中2日の戦いではこの2人に活躍してもらいましょう。そして心配なのはダニー・ローズ。どうして近年怪我がちで連戦させるのは厳しい選手になってしまいました。デイビスがまだかかりそうだということで本職の左サイドバックはローズだけ。本当に出られなくなればウォーカー=ピータースやフェルトンゲンが賄えるとはいえ、ファーストチョイスはローズになるはずです。

この試合も後半には足を気にする姿が見られたため、最後までプレーすることなく交代となりました。まあ交代に関してはイエローをもらっている事を気にする様子もなく、ギリギリのタックルをかましたり、遅延行為と取られてもおかしくないようなボールの蹴りだしを行っていたためかもしれませんが。果たして2日後の試合に耐えられるのでしょうか。出たとしても最後までやれるのか。ウォーカー=ピータースではやっぱり怖いのでローズに出てもらいたいものです。

裏ではチェルシーがシティに衝撃の大敗を喫し、上との差が5ポイントのまま。ちゃっかり4位にユナイテッドが浮上し、そちらとの差は9ポイントです。シティとリヴァプールの試合を見るたびにこの辺と争っているのは本当なのかと思えるくらいレベルが違って見えるけど、少しで離されればもう優勝争いは白旗で、下からの追撃に怯える日々となります。直接対決で粉砕されるなら諦めもつくというものです。3月末まで負けは許されないぞ。

2018-2019シーズン 試合結果一覧

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