2018-2019 プレミアリーグ 第27節
Burnley 2 – 1 Tottenham Hotspur
Stadium:ターフ・ムーア
得点
57分:クリス・ウッズ(Burnley)
65分:ハリー・ケイン(Spurs)
83分:アシュレー・バーンズ(Burnley)
トッテナム・ホットスパー
ロリス、フォイス(76’ラメラ)、アルデルヴァイレルト、フェルトンゲン、オーリエ、シソコ、ウィンクス(62’ジョレンテ)、ローズ、エリクセン、ケイン、ソン(88’モウラ)
sub:ガッサニーガ、ウォーカー=ピータース、デイビス、ワニャマ
バーンリー
ヒートン、バーズリー、ターコウスキ、ミー、テイラー、ヘンドリック(80’グズムンドソン)、ウェストウッド、コーク、マクニール(80’ブレイディ)、バーンズ、ウッズ
sub:ハート、ロウトン、ギブソン、クラウチ、ヴィドラ
好調な相手はやはり怖い。
完敗でした。
準備の差
ケインがスタメンに復帰しました。この試合一番のトピックス。トリッピアとサンチェスはおそらく連戦を見据えて温存です。ベンチにも入りませんでしたが、それでも見栄えのするメンバーがベンチに入れるようになりました。スパーズは前の試合から9日が空き、バーンリーは13日空いていたようです。どちらにせよ休養は十分ですが。
試合開始からホームチームが積極的な姿勢を見せます。スパーズのスリーバックに対してツートップと両サイドのどちらかを高く上げ、しっかりプレッシャーをかけて来る。ローズとオーリエはやや高めに位置どり、サイドへの逃げ道があまりない。頼みのセンターもコークとウエストウッドが高い位置をとって来るのでかなりビルドアップには苦戦することになりました。
しばらくはケインが大胆に降りて来ることでなんとか対応。時に自陣のコーナーフラッグ付近で守備をする気合の入りっぷりです。1ヶ月半の休暇でかなりストレスを貯めていたのでしょうね。やはりジョレンテのポストプレートは質が違う。どっちも違ってどっちもいい。ケインの方が足元で力強く収まります。一方、バーンリーのサイドバックはあまり高い位置を取らないため、サイドの裏のスペースというものがなく、ソンは苦戦していました。中央はがっちり固められ、裏のスペースもない。中央の裏のわずかなエリアを狙うロングパスが多かったもの、相手のサイドバックが上手くスペースを埋めていたせいです。
ややサイドを捨て気味に中を固める守備に大苦戦し、チャンスが作れません。加えてローズが絶望的なクロスばかりあげて相手にボールをくれていました。バーンリー側からすると狙い通りにセットプレーから先制です。あのシーンはそもそもコーナーではないのかと珍しくポチェッティーノは怒りをあらわに第4審判に詰め寄っていました。しかし直後には出た位置とは違う部分からのスローインに抜け出したケインのゴールで同点にしました。お互い様です。負けた理由はそこではない。
優勝争いから脱落か
ポチェッティーノは逆転を目指すべく、ジョレンテ、ラメラを次々に投入していきます。今期何度か見せているように守備のバランスを崩してでもという采配です。気持ちも前がかりになる中、隙を突かれ痛恨の勝ち越し弾をくらいしました。あの時は全てが中途半端な対応だった、特にオーリエとエリクセン。アンラッキーなシュートミスが決め手にはなったけど、守れる可能性はあった場面でした。
しかし相変わらずラメラには不満です。数分間の出場だったモウラの方がよっぽど可能性を感じられた。ゴール前でもアイデアがなく判断が遅い。いくつか冬の移籍市場でもアタッカーの噂は上がっていましので夏にはもう入れ替えてもいいんじゃないかな。もっとラメラに会うクラブもあると思う。たまにいいプレーをするので期待しちゃってましたが、シソコのように覚醒する気もしなくなってきましたよ。
これで首位との勝ち点差は6に広がりました。運良くリヴァプールが引き分けたため、まだ数字の上では可能性を残してはいます。ただ、ワトフォードであったり、ウルブズであったり今日のバーンリーであったり、ちょっと好調な時期を迎えている下位チームに力負けしているようでは直接対決への希望は見えません。そもそも今年は勝てているだけでほとんどの試合で内容がいいとは言い難い。
とりあえずは切り替えてチェルシー戦に向かいましょう。次の2試合に連勝できればまだまだわからないから。