2018-2019 プレミアリーグ 第35節
Manchester City 1 – 0 Tottenham Hotspur
Stadium:エティハド・スタジアム
得点
5分:フィル・フォーデン(City)
トッテナム・ホットスパー
ガッサニーガ、フォイス、アルデルヴァイレルト(78’ジョレンテ)、サンチェス、フェルトンゲン、デイビス、エリクセン、ダイアー(61’ワニャマ)、アリ(69’ローズ)、ソン、モウラ
sub:フォルム、ウォーカー=ピータース、スキップ、ヤンセン
マンチェスター・シティ
エデルソン、ウォーカー、ストーンズ、ラポルテ、ジンチェンコ、デ=ブライネ(38’フェルナンジーニョ)、ギュンドアン、フォーデン(85’シルバ)、シウバ、アグエロ(66’サネ)、スターリング
sub:ムリッチ、オタメンディ、マフレズ、ジェズス
2日前とは全く違う試合でしたね。
得点を奪うエネルギーが足りませんでした。
じっくりとワンチャンスを狙う
やはりチャンピオンズリーグとは違うメンバー構成になりました。トッテナムの今シーズンのスカッドの中でセンターバックとして出場出来る選手6人が全て先発するというとてもレアな編成でした。ロリスも怪我で欠場ということです。詳しいことはわかりませんが、次節までには回復しそうということなので、もしかしたらターンオーバーするための口実かもしれません。続報を待ちましょう。
キックオフのホイッスルと共に最前線のソンが深追いしなかったことで、この試合のスタンスが見えました。守備に重点を置きつつ、数少ないチャンスを得点に繋げる。流石にハイプレスに行くほど中2日では回復しなかったのでしょう。シティのテンションはスパーズよりは高そうでしたが、それも最初のうちだけで、徐々に落ち着いた試合になって行きます。早めに点を取ってからなかなか決定機を作れなくなり試合がトーンダウンしていく様は、全勝しなければならないシティファンからすると不安だったでしょう。
3日前と同じ時間にまた失点。ベルナルド・シウバの斜めのクロスに急造ディフェンスラインが上手くマークを受け渡せず、期待の若手、フィル・フォーデンにプレミア初ゴールをプレゼントしてしまいました。この場面だけでなく、ベルナウド・シウバは一番怖い選手でした。スピードもパワーも特筆するほどではないのに、足元の技術と独特なボールタッチでデイビスは完全に翻弄されていました。反対に初めて右サイドバックで起用されたフォイスは良くスターリングと戦えていましたね。サネに代わってからもよくやれていた。ちょっとボールを持ちすぎることはあるけど、センターバックで起用するより、サイドバックの方が奪われるリスクも少ない。将来的にはダイアーのようにボランチで起用されていく未来まで見えました。知らんけど。
今日は守備を免除されていたのか、ソンはあまり追いすぎることはなく、虎視眈々とワンチャンスに賭けていました。いくつか完全な個人技で決定機を迎えていましたが、エデルソンの好セーブもあり、今日はゴールならず。しかし首位を走るシティといえど、全く止められない選手になってしまいましたね。
試合は最後まで動くことなく、シティ戦3連戦は1勝2敗でした。始まる前は1勝1敗1分で合格だ、とか言ったけど、合格です。チャンピオンズリーグが全てでした。負けたけどあれは負けてないので。
残り試合に負けられなくなった
チャンピオンズリーグ圏内の戦いはほぼ間違いなく最終節にまで縺れることになるでしょう。スパーズはまだ自力で4位以内に入ることが出来る立場にいます。残り試合はブライトン、ウェストハム、ボーンマス、エヴァートンです。簡単な試合など一つもないのがプレミアリーグ。幸いにもボーンマス戦以外はホームで戦えるのが強みか。この間にアヤックス戦も挟みますので、5/12まで2、3日間隔でずっと試合があります。ラストスパートの時間です。
常に2人しかいない呪われたポジションとなったボランチにダイアーが戻ってきました。いきなりの先発には驚きましたが、やはり復帰戦は良くなかった。守備のポジションどりもそうだし、パスもブレブレで結構危なっかしかった。それでもポチェッティーノとしては先を見据えて試合勘を取り戻させることを優先したのでしょう。ちなみに代わって入ったワニャマはコンディションが上がってきている印象を受けました。離脱が多かったのはこの2人なので、プレーが安定してくれば近いうちに戻って来るであろうウィンクスとシソコを加えてやっと揃います。
ケイン不在でプレミアで敗れたのは、なんと2017年10月のユナイテッド戦以来だそうです。ケインには悲しいお知らせだけど、どうやら結構やれるようです。今季も全大会合わせて残り6試合。CLで勝てれば7試合となりました。休む暇はないけれど、今日の試合は気持ち的にも一区切りだろうから、また切り替えて戦いましょう。