2018-2019 プレミアリーグ 第33節
Tottenham Hotspur 1 – 0 Brighton & Hove Albion
Stadium:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
通算戦歴:4勝0敗0分(勝率:100%)
得点
88分:クリスティアン・エリクセン(Spurs)
トッテナム・ホットスパー
ロリス、トリッピア、アルデルヴァイレルト、フェルトンゲン、ローズ、エリクセン、ワニャマ(82’デイビス)、アリ、ソン(90’フォイス)、モウラ(80’ヤンセン)、ジョレンテ
sub:ガッサニーガ、サンチェス、スキップ、ダイアー
ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン
ライアン、モントーヤ、ダフィ、ダンク、ベルナルド、ビスマ(86’カヤル)、スティーブンス、グロス、ジャハンバフシュ(73’マーチ)、アンドネ(64’マーレー)、ロカディア
sub:バトン、ボン、バログン、バーン
いやあよく点を取りました。
これでCL圏内に一歩リード
明確に引き分けを狙ってきた
攻撃の時間帯が長くなることはわかっていたので、メンバーも前がかりです。4-1-2-3の形で両サイドにソンとモウラを配置。私の記憶の中ではこの2人をワイドに置いて効果的な攻撃が出来ていた試合はありません。そして今日もそうだった。
ブライトンはいわゆる「ゴール前にバスを置く」戦術です。ワントップの選手まで自陣4分の1エリアに引かせて徹底的に守備。なるほど点が取れていないチーム事情が選手たちにも割り切らせたのか、全くスペースの見出せない試合になりました。意図的にサイドを活用して守備陣形をずらしていこうとモウラが右タッチラインギリギリに開いて起点となります。ただ、そこに他の選手はうまく連動できないので、苦しいドリブルしかありません。あまりボールサイドに人数をかけても常にブライトンは数的有利になるので難しかった。こちらはカウンター対策に3人は後ろに残しているのにブライトンは全員引いている。フィールドプレイヤー10人を7人で崩すのは簡単ではない。
先日のハダースフィールド戦でも似たようなワンサイドゲームでしたが、違いは球際の気合い。適当に寄せてくるだけのハダースフィールドと異なり、ブライトンは4分の1エリアに入ったところから、かなり厳しく潰しに来ていました。特にセンターバックの二人は高さもあり、読みも早く、全く楔のパスを入れられませんでした。
こんな時はシティのように、ペナルティエリアの端狙ってフリーランをする選手が欲しいですが、ほとんど見られませんでした。サイドで起点を作っても、効果的なクロスは上がらないし、緩く中に入ってもディフェンスの体の張り方はすごかった。カウンターに怖さはあまりなかったので、途中からこの試合の結末は見えていた。スコアレスで終わるか、ソンかエリクセンの理不尽ミドルで1-0か。幸いなことに後者でした。
地味な試合で会場を沸かせたのは
4位以内を確定させるには残り3試合で勝点4が必要です。おそらく得失点差は問題ない。まだまだ予断は許しませんが、少し気持ちに余裕は出てきました。チャンピオンズリーグも考えると、本当に疲労や怪我が怖い。今日もローズとアリが足を痛めかける場面があり、勝敗以上にヒヤヒヤさせられました。エリクセンとフェルトンゲンはここのところずっと休んでいません。エリクセンはチーム内で1番走ってくれる選手だけにたまっている疲労は大きいはず。ただし、次はウェストハム戦なので悩ましいところですが。
はっきり言って退屈な試合でしたが、観客の注意を最も引いたのは80分の交代シーンでした。シーズン最終盤、ここにきてフィンセント・ヤンセンが今シーズン初出場です。ユニフォームに着替えている時からスタジアムがざわつき始め、暖かい拍手で迎えられました。それとヤンセンの後ろではなぜかダイアーが大はしゃぎしていましたね。君、アップもしていない現状を嘆いたほうがいいぞ。
点が欲しい場面で入ったけど、特に効果的なプレーはなし。しかし一生懸命ボールを呼び込むために走り続けている姿は我々の記憶にあるヤンセンでした。センターに入ってしまえば先発で出ていたジョレンテだってほとんどボールタッチはなかったのだから、ヤンセンが悪かったわけではありません。もう少し時間をもらえるといいですね。