第4節で早くもやってきましたノース・ロンドン・ダービーです。
下の順位を走っている時間はいらないんだ。
打ち合いの予感もある
昨年は1ポイント差でトッテナムの方が順位は上でした。これで3シーズン連続です。しかしアーセナルもベンゲル終焉期のスランプから抜け出しそうな雰囲気は出てきています。今年はしっかりお金を使って補強もしている。新しい選手がいくつか加わってまだ完全な状態ではないと思われます。ニューカッスル、バーンリーには連勝しましたが、リヴァプールとのゲームは力の差を感じてしまうゲームだった。
にしても新加入の選手たちが良い。クラブ史上最高額のニコラス・ぺぺはスピードにドリブルが脅威となっているし、レンタルのセバージョスは早くも高い技術力を見せ、ファンにも認められている様子。ダビド・ルイスは相変わらずのミスもしているようだけど、攻撃面では効いている。これはもう少し時間が経ったら4位争いのライバルとしてかなりの強敵になりそうである。
今回はホームということで、攻撃的に来る可能性は高い。スパーズは今季、後ろでの繋ぎにこだわっているようなので、ハイプレスを受けた時に逃げない傾向にあるけれど、今のアーセナルの攻撃陣を見ると、奪われ方によってはあっという間にフィニッシュまで行かれそうです。プレスを剥がした後に効果的に攻撃に繋げられていないのが今のスパーズなので、ヒヤヒヤする展開になりそうな気がしています。
ただ、今のチーム状況を見るに、そんな試合展開の方がまだ勝てる確率を上げられそう。引いてきたニューカッスルに何もできなかったように、最近のトッテナムの攻撃パターンはカウンターしかないから。攻撃的にきたアーセナルを裏返す速攻か、ハイプレスを交わした後のディフェンスラインの裏か。いずれにせよ、カウンターモードで試合に入れるならまだ戦える。先制点を奪われると苦しいのでそこはもう賭けのような話ではあるけど。
アーセナルは楽しみな攻撃陣の裏でディフェンスはきっとまだ不安定です。調子の良さから判断すれば、アーセナル優位かもしれませんが、下馬評の低い試合の方がやりやすい今のスパーズならお互い2点ずつは取り合うような試合になると予想しています。最低でも1ポイントは持って帰ろう。
やはり問題の右サイドバック
昨日の記事でも書きましたが、右サイドバックの不在が色々な問題を生じさせてしまう。おそらくはそこに入るのはムサ・シソコ。そうなると今度はボランチがいない。エンドンベレ、ダイアーが離脱し、ワニャマは移籍に向けて動いている。ウィンクスは確定だとして相棒はスキップの抜擢か、エリクセンを起用するか。
正直シソコを右サイドバックとして90分使うのも怖いので、スリーバックを採用するのではないかと思っています。ポチェッティーノとフェルトンゲンの関係に問題がないのであれば。最悪左センターバックならデイビスでもできるしね。シソコもサイドバックよりはウイングバックの方がまだマシなのではないでしょうか。全体としての戦術も開き直りのカウンターになると思うので、3-4-1-2がいいかな。
早くも怪我人祭りになっていて、エンドンベレ、ダイアーに加え、KWP、フォイス、セセニョンが不在です。復帰のアリはいきなりスタメンにはならないだろうし、ロチェルソもまだ馴染みきってはいない様子。この2人がいれば後半からのオプションにはなれる。スリーバック採用ならモウラも後半のカードとしておいて置けます。
ここまでの3試合ではいまいちエネルギーの感じられない戦いになっていた。今日の試合で同じようなパフォーマンスは許されない。勝てばアーセナルを抜けますが、引き分け以下では下の順位のままです。まだシーズンは始まったばかりだけど、彼らの後塵を押している時間はいらない。
キックオフは日本時間24:30です。
トッテナム・ホットスパー:予想フォーメーション
FW ケイン、ソン
MF ローズ、エリクセン、ラメラ、ウィンクス、シソコ
DF フェルトンゲン、サンチェス、アルデルヴァイレルト
GK ロリス
アーセナル:予想フォーメーション
FW オーバメヤン、ラカゼット、ぺぺ
MF グエンドゥジ、セバージョス、ジャカ
DF モンレアル、ルイス、ソクラティス、ナイルズ
GK レノ