2019-2020 プレミアリーグ 第6節
Leicester City 2 – 1 Tottenham Hotspur
Stadium:キング・パワー・スタジアム
得点
29分:ハリー・ケイン(Spurs)
70分:リカルド・ペレイラ(Foxes)
85分:ジェームズ・マディソン(Foxes)
トッテナム・ホットスパー
FW ケイン、ソン
MF エンドンベレ(87’モウラ)、ウィンクス、シソコ(67’ワニャマ)、ラメラ(79’エリクセン)
DF ローズ、フェルトンゲン、アルデルヴァイレルト、オーリエ
GK ガッサニーガ
sub:ホワイトマン、デイビス、ダイアー、スキップ
レスター・シティ
FW バーンズ(82’グレイ)、ヴァーディ、ペレス(67’プラート)
MF エンディディ、マディソン、ティーレマンス(85’チョードゥリー)
DF チルウェル、ソユンジュ、エヴァンス、ペレイラ
GK シュマイケル
sub:ウォード、ジャスティン、モーガン、オルブライトン
多少気合は見えましたが、互角な戦いの末、競り負けて今期2敗目です。
残念だが妥当
チャンピオンズリーグから中2日、今までもローテーションをする時期はあったけど、それでもエリクセンが外れることはあまりなかった。やはり移籍問題にもめてからコンディションが取り戻せていないのでしょう。アリもベンチ外のため、不安しかない4-3-1-2が採用されました。ちなみにロリスは奥さんの出産に立ち会うためにメンバーから外れています。これは仕方ない。家族より大切な仕事なんてないのだから。それでわかったのはどうやら第3キーパーはアルフィー・ホワイトマンであるということです。よほどのことがない限り出番はないと思われるが。
トッテナムはオリンピアコス戦から立ち直ろうとしているようで、過密日程の割には元気だった。特にキャプテンマークを巻いていたケインはかなり前から頑張って追っていた。背中で見せるタイプなのでしょう。ただまだチームとしてはバラバラで、効率よく回収してゴールに迫れたシーンが多く作れていたわけではありませんでしたし、おかげで終盤はガス欠になり、逆転ゴールを浴びてしまった。
基本ポジションは4-3-1-2なんですが、攻撃時は結構変則的で、エンドンベレが左サイドハーフの位置に出ていきラメラはトップ下。右サイドはシソコが後方のケアをしてくれるのをいいことにオーリエがかなり高い位置を取っていた。かつてウォーカーにやらせていたように右サイドは一人で制圧してくれ作戦です。前半はこれは効いていて、対面するチルウェルの攻撃参加をかなり抑えていた。守備に切り替わった瞬間もケインに連動してハイプレスをかけているのがオーリエだったりして面白かった。そして今日もオーリエは良かった。
前半は思ってたより良かったけれど、別に押し込んで試合を進めていたわけではありません。レスターもしっかり前に出てくるし、チャンスを作っていた。最後の逆転ゴール以外にもマディソンには散々にやられていた。トリプルボランチを敷いているくせに、バイタルエリアの守備の強度が低すぎる。ゴールシーンではそこを守っているのはワニャマだけで、完全にエンドンベレが下がり遅れていた。エンドンベレは出ずっぱりでもないのだから、スタミナつけてもらわないと困ります。
それとワニャマは出てきてすぐに失点に直結したパスミスを披露していたけど、明らかに全盛のパフォーマンスにはない上に夏にはほぼ売却だったはずの選手がダイアーやスキップよりも上の序列で起用されているというのはどういうことなんでしょうか。そんなに残りの2人が練習でアピールできていないのか。昨年の後半から、ワニャマで守備固めをするのは無理だと散々見てきたので、そろそろスキップあたりを使って欲しい。そして何よりダイアーは危機感を守って欲しい。これでキャリアを停滞させている場合じゃないでしょうに。
希望が見えないのだよ
シーズンが始まって7試合で2勝しかできていないなんて、ここ何年かなかったことじゃないかな。もう正直何をすればチームの状態が上向くのかわからなくなってきました。選手のパフォーマンスも個人個人は低調には見えないけど、でもだからと言ってすごく良い選手もラメラとオーリエくらいなもの。モウラが出場時間をもらえていない理由もよくわかりません。
試合内容が悪い、結果も出ていない。さらには契約延長も問題などといったピッチ外のネガティブな話題も多い。そりゃそれなりの戦力が抱えているのだから、たまにはパレス戦のような試合もあるでしょう。もう僕たちはたまに出るいい試合に騙されて誤魔化されている場合じゃないです。新戦力もエンドンベレ以外は怪我でいないし、何か今の空気を一変させてくれる出来事が起こらない限り、チームが変わっていくように思えなくなってきました。
悲しいことに今日のレスター戦は比較的いい戦いだと思ってしまいました。さすがに最後は運動量の差が見えてしまったけど、絶望的なパフォーマンスでもなかった。少なくとも最近のトッテナムに中では。
かたやリヴァプールやシティは変わらずにすごい。本当にあんなチームと肩を並べて争っていくことができるのか自信がなくなってきました。2年前にレアル・マドリーとCLで戦うときには、うちはどんなクラブとも対等に戦える力があるのだと思えていたのに。