ジョゼ・モウリーニョ就任からわずか4日で初陣です。
チームは変化を見せられるか。
新監督モウリーニョの色は
ポチェッティーノ解任の記事の次にモウリーニョ就任の記事を書くつもりでしたが、間に合わなかったのでそれは後日お届けします。プレミアのクラブはここから年末にかけてノンストップで試合が続いていきます。さあ、まずは厄介なハマーズとのロンドンダービーから。
トッテナム、エヴァートンに並び、開幕前の期待値には程遠い順位をさまよっているクラブがこのウェストハムです。選手の質に結果が全く伴っていません。トッテナムが14位、エヴァートンが15位、ウェストハムが16位です。CL権よりも降格の方がはるかに近いこの立ち位置を一刻も早く抜け出したいところです。
シーズン始まってしばらくはウェストハムは悪くなかった。開幕戦ではシティに大敗するも、そこからの5試合は3勝2分であり、ユナイテッドにも勝利しています。ユナイテッドが強豪であるかどうかは別のお話ですけどね。しかしそこからスランプに陥り、4敗2分で今日に至ります。ハマーズは6試合勝星なし、かたやスパーズは5試合勝星なしです。
ポチェッティーノのもとではチーム全体に一体感が戻らず、ボールの奪いどころも定まらないようになってしまい、状態は悪化の一途をたどっていました。最近ではチャンスらしいチャンスすら作れないようになり、ついに監督交代となりました。さあそしてモウリーニョ。守備の固いチームを作る監督という印象がありますが、わずかな準備期間で何か変化は起こせたのでしょうか。今日の結果や内容がどうであれ、称賛も批判も早すぎますが、少なくとも何か変わった点が見られると嬉しいですね。
選手選考はまるで読めない
しばらく監督業から離れていたとはいえ、チェルシー、ユナイテッドを率いた次のクラブがトッテナムですし、1年間はスカイ・スポーツの解説者として働いていたこともあり、スパーズの選手のことはそれなりに知っていることでしょう。監督時代もスパーズの選手を狙っていたことも多々あったので、ある程度のイメージは持ったまま監督業を引き受けたはずです。
ポチェッティーノもプレミアリーグの試合では2試合連続で同じスタメンを組まないという記録を100試合近くまで伸ばしていたようで、そもそも予想しにくかったスターティングイレブンがますますわからなくなりました。監督が変わったのだからそれは当然なんですけどね。
ラメラ、フォルム、ロリスが離脱中で、フェルトンゲンとエンドンベレもこの試合で戻れるかは直前判断だそう。色々なメディアで、モウリーニョはディフェンスラインにはまず守備力を求める監督だ、と言われておりまして、それが正しければポチェッティーノ体制でファーストチョイスだったオーリエとローズの立ち位置は変わってくるかもしれません。そもそもこの両サイドバックがスパーズの今シーズンの泣き所なので果たしてモウリーニョのもとで定位置を掴み取る選手は誰なのか楽しみです。もし誰もいなければ冬の移籍市場で動くことになるでしょう。
さあ、新監督の初陣というイベントは実に5年ぶりのこと。願わくば当分見られないことを祈りつつ、この旅の始まりを見守っていこう。
キックオフは日本時間21:30です。
トッテナム・ホットスパー:予想フォーメーション
FW ケイン
MF ソン、ダイアー、アリ、シソコ、エリクセン
DF ローズ、サンチェス、アルデルヴァイレルト、フォイス
GK ガッサニーガ
ウェストハム・ユナイテッド:予想フォーメーション
FW アンデルソン、ハラー、ヤルモレンコ
MF クレスウェル、ノーブル、ライス、フレデリクス
DF ディオプ、ヴァルブエナ、オグボンナ
GK ロベルト