2019-2020 プレミアリーグ 第20節
Norwich City 2 – 2 Tottenham Hotspur
Stadium:キャロウ・ロード
得点
18分:マリオ・ブランチッチ(Canaries)
55分:クリスティアン・エリクセン(Spurs)
61分:セルジュ・オーリエ(OG)(Canaries)
83分:ハリー・ケイン(Spurs)
トッテナム・ホットスパー
FW ケイン、アリ
MF セセニョン、エリクセン、エンドンベレ、ロチェルソ(74’ラメラ)、オーリエ
DF フェルトンゲン(46’モウラ)、アルデルヴァイレルト、フォイス(46’サンチェス)
GK ガッサニーガ
sub:フォルム、タンガンガ、ダイアー、スキップ
ノリッジ・シティ
FW プッキ
MF エルナンデス、テティ(86’カントウェル)、シュティパーマン(70’マクリーン)、ブランチッチ(75’トリプル)、ブエンディア
DF ルイス、ハントリー、ツィマーマン、アーロンズ
GK クルル
sub:フェーマン、バイラム、アマドゥ、スルペニー
いい時も悪い時もありました。
しかしまだまだ脆さがある。
いつもスロースタート
年内最後となったこの試合は両チーム中1日で臨みます。出場停止の選手も多いこともあって、モウリーニョ体制になって以来最多のローテーションです。疲労を考慮した入れ替えは、モウラとサンチェスに変わってロチェルソとフォイスが入った部分です。そういえば今夏の加入選手が揃ってプレミアリーグで先発するのは今日が初めてだったと思います。
しばらく見ていなかっただけで、ノリッジは開幕から変わっていなかった。ハイプレスをかけてボールを奪いに行く姿勢、ボールを簡単に蹴り出すことはなく徹底して繋いでいくスタイルだけは強豪のそれです。今日の試合でも何度かあったようにそこに致命的なミスが出てしまうことが、理想を実現しきれていない要因でしょうか。しかしいいチームです。
最初の失点は完全にフォイスのミスです。昨年試合に出られるようになってから、これは変わらないフォイスの欠点ですね。足元に自信があって、持ち運ぶ姿勢は好きだけど、安心感のない選手にセンターバックは任せられない。ハーフタイムでの交代はこの不安定さを見られてのことでしょう。対してのフェルトンゲンは戦術的な交代だと思われます。しかし、セセニョンがサイドバックで使われるようだといよいよローズの居場所はないかもしれません。
今日はたぶん明確にスリーバックでした。オーリエとセセニョンがウイングバックで、アリはほぼツートップの位置。ゲームを組み立てるのはエリクセンとロチェルソの仕事です。守備面はかなり怪しかったけれど、エリクセンとエンドンベレを並べると、二人ともボールを貰いたがる選手だし、エリクセンは正確な判断力があり、エンドンベレはキープ力があるのでここを経由してビルドアップができる。二人のポジションが被っていたり、時に完全にぶつかったりしていたので、継続することはないでしょうが、面白いとは思って見ていました。
逆転できると思っていたが
後半は4-2-3-1に戻したことと、モウラがチームにエネルギーを注入してくれたことで、攻め立てる時間がほとんどでした。右のオーリエだけでなく、左のセセニョンもそれなりに攻撃に参加していた。モウリーニョになってからは珍しい形です。しかし両サイドともに深い位置を取るような仕掛けやランニングはなく、クロスの質も散々なのでここからはチャンスが生まれません。本当にオーリエはクロスの練習をしているのでしょうか。全く進歩が見られないぞ。
セセニョンもウイング、ウイングバック、サイドバックと様々に試されてはいますが、まだプレーに遠慮がある気がします。3年前までのシソコのよう。もう少し思い切りよくやれれば出来ることは多いと思いますけどね。まあロチェルソにも似たようなことが言えて、もっと自由にやりたいんだろうなって思うことは多い。もっと積極的にやってくれていいんだけどな。
最下位には勝っておきたいところだったけれど、個人的にはノリッジの対戦は厄介だろうなと前々から思っていたので、まあ負けなくてよかったです。ユナイテッドには抜かれてしまったものの、まだ全然射程圏内です。4位争いは本当に激戦だけど、まだ折り返し地点です。地に足つけて、じっくり追いかけていきましょう。