[FA]3回戦 ミドルズブラ vs トッテナム・ホットスパー

2019-2020 FAカップ 3回戦

Middlesbrough 1 – 1 Tottenham Hotspur

Stadium:リバーサイド・スタジアム

得点
50分:アシュレイ・フレッチャー(Boro)
61分:ルーカス・モウラ(Spurs)

トッテナム・ホットスパー
FW ソン、モウラ
MF セセニョン(56’ラメラ)、アリ、、ウィンクス(56’ロチェルソ)、エリクセン、オーリエ
DF フェルトンゲン、アルデルヴァイレルト、ダイアー
GK ガッサニーガ
sub:フォルム、サンチェス、タンガンガ、スキップ、パロット

ミドルズブラ
FW フレッチャー(76’ヌメチャ)
MF タバーニア、クレイトン、ハウソン、ロバーツ(69’ジェステデ)
DF クールソン(67’ジョンソン)、フライ、マクネア、スペンス、サビル
GK メヒアス
sub:ブリン、ウッド、ウィング、リディル

攻めているだけの試合でした。
望まない再試合へ

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かなり深刻な状態

FAカップの3回戦、相手は2部でも下位に沈むミドルズブラ。こんな試合ならCチームくらいで臨んでも楽勝・・・ですよね?

特にボロに知っている選手はいませんでしたが、スパーズに所縁の深い人物はいました。調べておけばよかったです。監督はジョナサン・ウッドゲイト、2007-2008シーズンの冬の市場で獲得し、2011年夏に契約満了を迎えるまでスパーズでプレーしていた元イングランド代表のセンターバックです。ちなみに獲得した時はこのミドルズブラからの移籍でした。

そしてさらに驚いたのは、あれ、ロビー・キーンがいる。ということ。2002年から2008年まで在籍していて、僕がスパーズを見始めた頃にはディミタル・ベルバトフとともにリーグ屈指のツートップを形成し、得点を量産し続けていたスパーズレジェンドの一人です。2008年夏にキーンはリヴァプール、ベルバトフはユナイテッドに移籍しました。が、キーンはさほど活躍することができず、半年ほどでスパーズに復帰しました。しかし調子を取り戻すことはできず、不完全燃焼のまま2年後にアメリカに旅立ちました。

さて、スパーズ側からすると普通はターンオーバーを敷くような試合ですが、なぜかほぼリーグ戦と変わらないようなベストメンバーを組みました。今のチーム状態を考えると、若手や出番の少ない選手にチャンスを与えてよもや敗れるというリスクを犯すよりは、しっかり勝って流れを変えたいということなのでしょう。そしてその目論見は大きく外れることになりました。

流石に力の差は存在していて、少しボロがペースを掴む時間もないわけではなかったけれど、ほとんどの時間で完全にボールを握っては押し込む展開でした。ただ、プレミアのチームとは思えないようななんでもないパスのズレや、上がらないプレースピードのせいでほとんどチャンスもないままに前半を終えると、反省反省と言いながらまるで改善されない裏への一発で5試合連続の先制ゴールを許しました。未だ、モウリーニョ体制でのクリーンシートは1つだけです。

前半はダイアーを右センターバックに置いた3-1-4-2のような形で、後半はエリクセンとアリをボランチに置く、超攻撃的な4-2-2-2でした。ラメラとロチェルソが入ってからの10分間ほどはとても良かった。2人はかなり気合の入った登場で、チームに運動量と球際の強さをもたらしてくれた。あっという間に逆転してくれそうな空気感もあったけど、ドーピングの効果も次第に薄れ、攻めるに攻めきれないまま試合は終了となりました。

監督交代後の攻撃力は何処へやら、いつの間にかポチェッティーノ体制の終盤と変わらないような攻め手の見つからない試合を続けています。こと、今日は深刻です。明確に格下の相手に対して、守備無視のような布陣を強いて、ガンガン点を取りに行ったにも関わらず、ダメだった。ポチェッティーノは中央突破にこだわり過ぎでスペースを失っていたけど、逆にモウリーニョはサイドにこだわり過ぎです。あとはロングボール一発か。オーリエのクロス精度を見ていると、ポチェッティーノは間違っていなかったように思えてきました。別にエリクセンのようにキレと精度のある完璧なボールばかりを要求したりしないから、せめてペナルティエリアの中にくらい蹴ってくれよ。

モウリーニョは12月まで「補強はいらない。戦力には満足している」と口にしていましたが、ケイン達の負傷離脱も受けて、新戦力の報道は増えてきています。怪我人といういい理由もできたことだし、戦力アップは期待したい。今のメンバーだけではどうにか出来る気がしません。

2019-2020シーズン 試合結果一覧

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