[CL]ラウンド16 1st トッテナム・ホットスパー vs ライプツィヒ

2019-2020 チャンピオンズリーグ ラウンド16 1st

Tottenham Hotspur 0 – 1 Leipzig

Stadium:Stadium:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
通算戦歴:16勝7敗3分(勝率:62%)

得点
58分:ティモ・ヴェルナー(Leipzig)

トッテナム・ホットスパー
FW モウラ
MF ベルフワイン、ウィンクス、アリ(64’エンドンベレ)、ロチェルソ、フェルナンデス(64’ラメラ)
DF デイビス、アルデルヴァイレルト、サンチェス、オーリエ
GK ロリス
sub:ガッサニーガ、フェルトンゲン、タンガンガ、ダイアー、スキップ

ライプツィヒ
FW ヴェルナー、シック(77’ポウルセン)、エンクンク(74’ハイダラ)
MF アンヘリーニョ、ライマー(83’フォルスペリ)、サビッツァー、ムキエレ
DF ハルステンベルグ、アンパドゥ、クロスターマン
GK グラチ
sub:ムヴォゴ、ヴォルフ、ルックマン、オルモ

やはり攻めに問題あり
後半戦に賭けましょう。

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思惑通りではあるが

グループステージ最終戦のバイエルン・ミュンヘンに続き、ドイツの1、2と続けて対戦することになりました。バイエルンには2戦合計3-10と完敗でしたが、あの2戦目のスタメンで今日もスタメンの選手はアルデルヴァイレルト、ロチェルソ、モウラの3人だけです。

攻撃陣がボロボロのスパースはモウラとアリが2トップのような形を取る4-4-2で守備から試合に入りました。対するライプツィヒも守備陣が野戦病院と化しているらしく、スリーバックは両脇に本職サイドバックの選手を置き、中央にはチェルシーからレンタル中の19歳、イーサン・アンパドゥが入っています。

前に自信がないために、打ち合いには持って行きたくない。ましてやライプツィヒは奪ってからの速攻を武器とするチームです。狙うはロースコアゲーム、そうなればモウリーニョの得意分野です。が、なんと開始1分半で3度もの決定機を作られる危うい立ち上がりでした。監督が変わってもメンバーが変わっても、試合への入りが下手すぎる。ロリスのファインセーブがなければあっという間に諦めムードになるところでした。ここ以外でも何度もロリスのセーブには救われました。

引いて守ってロングカウンターが唯一の活路です。相手のディフェンスラインにプレスに行くことはせず、アリとモウラもかなり内に絞ってくる。中央に縦パスを入れてから攻撃を開始したいライプツィヒへの対策です。これはなかなか有効でした。しかし奪ってからがどうしようもない。モウラやベルフワインの個の爆発力に期待するばかりで、すぐに回収される繰り返しでした。

今日は右ワイドに入ったのはフェルナンデスでしたが、最初の頃よりは馴染んできたかなと思います。セントラルに入った時は推進力のある選手に見えましたが、ここに入るとテクニカルなドリブルで相手を剥がしてくれる。まだ持ちすぎな場面もあるし、消えている時間も多いので交代は妥当です。ただ、割とサイドで勝負してくれてクロスまで上げるシーンを作っていたし、肝心のクロスもオーリエやローズのアリバイクロスばかり見ていた我々にしてみれば可能性を感じさせるものでした。

しっかり守ってカウンターを放つ、でも無理はしないという割り切ったサッカーはうまくいっていたけれど、それを壊してしまったのはデイビスの軽率なファールでした。あんなあからさまなファールはなかなか見られない。視野に入っていなかったところから飛び出してきた相手に咄嗟に足が出たのだろうけど、この辺の判断が試合感というやつでしょうか。待ち望まれて復帰したこの2試合に2失点に絡んでしまいました。

途中交代で切る攻撃のカードが少ないというのはまさに大きな悩みの種です。何でこの状況でセセニョンはベンチにいないんですかね。メンツ的に出る可能性のほとんど無いであろうスキップよりは入れておくべきだと思うんですが、なんかモウリーニョともめたんでしょうか。エンドンベレはいつも通り変なドリブルで魅せてくれたけど、そっちよりもラメラが良かったです。いつも途中から出てくるラメラは気合いに満ちていて、それがチームに伝染する瞬間はサポーターも含めテンションを上げさせてくれる。スタートから出るよりもこの役割の方が今はいい気がしています。長く出すとまた怪我するし。

頼みのソンがいなくなって、まだどうやって得点に迫ろうか確立されていない試合だったので、攻撃面はある程度仕方ありません。もう少しアリは頑張らないといけないけれど。ただ、0-1での敗戦ならば、アウェーゴールは意味を持ちません。次の試合はただ勝てば良い。ライプツィヒはこれもCLの経験値というやつなのか、牙のないスパーズにとどめを刺そうと前に出てこなかったことはこちらにとっては救いでした。セカンドレグに向けて、可能性はイーブンだと思っています。まずはそれまでの試合で点を取れるチームになること。苦しい中で今日はよくやりました。

2019-2020シーズン 試合結果一覧

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