[FA]5回戦 トッテナム・ホットスパー vs ノリッジ・シティ

2019-2020 FAカップ 5回戦

Tottenham Hotspur 1 – 1 Norwich City

Stadium:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
通算戦歴:16勝9敗3分(勝率:57%)

得点
13分:ヤン・フェルトンゲン(Spurs)
79分:ヨシップ・ドゥルミッチ(Norwich)

トッテナム・ホットスパー
FW ベルフワイン(54’フェルナンデス)、アリ(97’パロット)、モウラ(70’ラメラ)
MF スキップ、ウィンクス(82′ エンドンベレ)、ロチェルソ
DF フェルトンゲン、サンチェス、ダイアー、オーリエ
GK フォルム
sub:ガッサニーガ、アルデルヴァイレルト、タンガンガ

ノリッジ・シティ
FW ドゥルミッチ
MF ブエンディア(97’スティパーマン)、ヴランチッチ(67’マクリーン)、キャントウェル、トリプル(89’テティ)、ルップ(72’アイダ)
DF ルイス、ゴッドフレイ、ハントリー、アーロンズ
GK クルル
sub:マクゴヴァーン、ドゥダ、プッキ

なんか色々ボロボロです。
これでリーグに集中できるかな

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妥当な4連敗

そんなに思い切ったローテーションが出来るような戦力がないことはわかっていますが、核となる選手はやっぱりスタメンに名を連ねます。これからの日程が不安になってくる。そんな中、2人が久しぶりの、おそらくモウリーニョ体制初のスタメンです。

まずはミシェル・フォルム、ロリスの長期離脱を受けて一度は離れたクラブに戻るも、ガッサニーガが安定していたので出番はありませんでした。その恩に報いるなら確かにこの試合しかないですね。しかししばらくぶりに姿を見て、あれ?こんなに小さい選手だったっけ?という印象を受けました。前半に何でもないミドルをファンブルしたことで、狙えば何か起きるぞと思われてしまった。失点シーンもフォルムのミスです。決して敗因だとは言いませんけど。

それからオリバー・スキップ、人のいないボランチの中でも全然使われてこなかったのに、急遽抜擢されました。結論から言えば及第点、先発を脅かすまでには至らないと思うけど、延長までのフル出場でよく走りぬきました。試合勘がないためか判断がやや悪く、無難なプレーに終始しないように急に思いついたように縦パスを入れたりドリブルしたりするのですが、結構ヒヤヒヤしました。あとスキップの横にいると先輩ウィンクスがすごく頼もしく見えました。しっかり成長しているね。

あまりどちらもテンションの高くない試合でしたが、守備の問題点が明確にわかりました。今日はロチェルソが高めに位置をとり、前の4人は割と追いかけてはいた。しかし特にチームとしてハイプレスをかけているわけではないらしく、後ろは追随してこない。この4人がかわされると、その時の陣形は4-2-4のような形になる。相手はスイッチを入れてサイドバックが一気に上がってくるのに、うちの両ウイングの戻りが遅いので、サイドで数的不利になる。流石にボランチ2枚にとってはカバー範囲が広すぎるので追いつかず、じっくりと攻撃を展開されていました。

戻りが遅いとは言いつつも、モウラもベルフワインも走りまくってはいるので、自ら交代を告げるほどの疲労ぶり。戦術として対策を打たないとこの先も失点は減らないでしょう。

疲労の蓄積は限界級

ウイング二人がいなくなってからはついにFW登録の選手はいなくなり、チャンスはほとんど作れなくなりました。一番得点の匂いがする選手がたまに上がってくるオーリエというのはもう絶望的です。ラメラやフェルナンデスのドリブルはチャンスメイクとしては優秀なのですが、やっぱりフィニッシャーがいません。

パロットが入ってきたときは少し期待しましたが、やっぱりまだ早いですね。よく走ってはいましたが、シュートはゼロ。あげくPKも決められず、何のアピールもできませんでした。モウリーニョの「周りはトロイ、トロイとうるさいが、彼はまだトップチームでやる準備はできていないんだ」という言葉の意味があのPKに詰まっていたようです。

途中交代となったモウラ、ベルフワイン、アリの交代に関しては本人がもう限界だと伝えたことによる交代だったようです。おそらくウィンクスもその類でしょう。彼らにかかる負荷が大きすぎて、いよいよ満足に走ることもできなくなってきました。かと言って変わりはない。パロットはまだ無理だし、ラメラは90分でられない。エンドンベレはもう論外です。

ラメラが途中から入ってきたときに、チームが一瞬元気になるあの現象はスーパーサブとして最高のものです。パロットもそれができていました。しかしエンドンベレ、何のためにいるのでしょうか。いつも通り入ってきてすぐに挨拶がわりの縦パスを決め、変化をもたらす存在かと思わせておいて、残りの時間はずっとジョギングしてました。いや、ジョギングならいい方で、容赦なく言えばほぼ歩いていました。あんなんだったらこれからはスキップを使いましょう。今のチームの状況をわかっているのだろうか。

さあこれで、戦う舞台はひとつ減りました。それでも15日までの3連戦という日程は変わりません。主力の選手たちの体はもう悲鳴をあげている。これ以上の上澄みは期待できそうにない。何の希望も見出せないまま、戦いは続いていきます。

2019-2020シーズン 試合結果一覧

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