2019-2020 チャンピオンズリーグ ラウンド16 2nd
Leipzig 3 – 0 Tottenham Hotspur
Stadium:Stadium:レッドブル・アリーナ
得点
10分:マルセル・ザピッツァー(Leipzig)
21分:マルセル・ザピッツァー(Leipzig)
87分:エミル・フォルスベリ(Leipzig)
トッテナム・ホットスパー
FW モウラ、アリ、ラメラ
MF セセニョン、ウィンクス、ロチェルソ(80’フェルナンデス)、オーリエ(91’フェイガン=ウォルコット)
DF アルデルヴァイレルト、ダイアー、サンチェス
GK ロリス
sub:ガッサニーガ、フェルトンゲン、エンドンベレ、スキップ、パロット
ライプツィヒ
FW ヴェルナー、シック、エンクンク(59’ハイダラ)
MF アンヘリーニョ、ライマー、サビッツァー(87’フォルスベリ)、ムキエレ(56’アダムス)
DF ハルステンベルグ、ウパメカノ、クロスターマン
GK グラチ
sub:ムヴォゴ、ポールセン、ルックマン、オルモ
辛い結果になりました。
今年はベスト16で敗退です。
攻めに行った結果ではあるが
残念な試合が続いています。これで公式戦は6試合勝ちがありません。10年以上トッテナムを応援してきましたが、こんな時期は記憶にない。今日の試合を振り返りましょう。
スタートの並びを見てまず嫌な予感がしました。今日もまたスリーバックで行くらしい。なぜ上手くいかないシステムにこだわってしまうのか、フォーバックにするともっと致命的な欠陥があるのか私にはわかりません。
予想に反して、開始10分くらいまではかなりよかった。なんとかして点をとってやるんだと、前からガンガンプレスをかける。ライプツィヒも嫌がっているのか、ビルドアップがうまくいかず、ペースを握ることができました。基本的には左で作って右のオーリエが空いたらそこに展開する形を狙います。去年ポチェッティーノもやっていましたが、あの時の右はクロスのスペシャリスト、トリッピアーだった。オーリエではなかなかチャンスボールが上がってきません。
前へ前へという姿勢は評価しますが、守備が酷すぎた。人数はいたのに誰も寄せに行かなかった1点目、オーリエがロングボールの目測を誤って2点目、クリアが半端になりここも誰も体を張らずに3点目です。最終ラインもそうですが、やっぱり中盤の守備力がなさすぎますね。速攻が強みのライプツィヒ相手の出所が全く止められず、いいように縦パスやサイドチェンジを送られていました。
見慣れてきてはいるものの、ロチェルソとウィンクスでは軽すぎる。ダイアーをあげてウィンクスと組ませて、ロチェルソは1列前でプレーしてもらった方が絶対にいい。ロチェルソはボールを持てば違いを生み出していましたが、もっと決定的な仕事に専念させないと決定機すら生まれないじゃないか。
最後はもう諦めモード
この試合、両チームを通じて一番走っていたのはアリだそうです。そう見えましたか?最前線の選手が走行距離トップの割にチャンスはあまりなかった。つまり、本来力を使うべきではないところで消耗してしまっているということです。これはアリを非難したいわけじゃない。むしろあれだけストレスのたまるであろう仕事を率先してやってくれているのだから評価したい。
本来3-4-3で戦うのなら、一番走るべきはウイングバックの選手でしょう。オーリエは極端に高い位置を取っていたのも最初のうちだけで、徐々にポジションを下げさせられると、前に顔を出す機会が減っていきました。
セセニョンは試合中に何度もロチェルソに怒られていた。「もっと上がれ」と。そのせいもあって後半途中から何度か裏に走っていて、チャンスも生まれていた。まあそれも数回だったけど、ああやってウイングバックがチャレンジしていくといい流れになりやすい。継続できればいいんですけどね。多分まだできないでしょう。
真っ当な交代はフェルナンデスだけで、ついにエンドンベレは出番をもらえなくなりました。枠を使い切ることもなかったし、最後の交代は完全にこの試合へのこだわりをなくしたものでした。
ベンチに入ったのもおそらく初めてであろう、マラキ・フェイガン=ウォルコットがスパーズデビュー&チャンピオンズリーグデビューを飾りました。この試合の日の翌日が18歳の誕生日だそうです。流石に知らない選手でしたが、それでも一定の情報は提供できる解説のベンさんはすごいですね。もしよかったらそのままオーリエのポジションを奪ってくれていいから。
これで一気にプレミアリーグだけになりました。集中すればなんとかなるとも思えないけど、残りの試合を消化試合で過ごすのはもっと嫌。最後まであがいていく姿を期待しておくとしましょうか。