2019-2020 プレミアリーグ 第32節
Sheffield United 3 – 1 Tottenham Hotspur
Stadium:ブラモール・レーン
得点
31分:サンダー・ベルゲ(Blades)
69分:リス・ムセ(Blades)
84分:オリバー・マクバーニ(Blades)
90分:ハリー・ケイン(Spurs)
トッテナム・ホットスパー
FW ケイン
MF ソン、シソコ(71’エンドンベレ)、ベルフワイン(56’ラメラ)、ロチェルソ、モウラ
DF デイビス(81’フェルトンゲン)、サンチェス、ダイアー、オーリエ(71’アリ)
GK ロリス
sub:ガッサニーガ、アルデルヴァイレルト、ウィンクス、スキップ、フェルナンデス
シェフィールド・ユナイテッド
FW マクバーニー(91’フリーマン)、マクゴールドリック(63’ムセ)
MF スティーブンス、オズボーン、ノーウッド、ベルゲ、バルドック
DF ロビンソン、エガン、バシャム
GK ヘンダーソン
sub:ムーア、ジャギエルカ、ロドウェル、シャープ、ツィブコビッチ
しっかり負けました!今シーズン終了です!みなさん、お疲れ様でした!!!
チームで戦うってこういうことだよ
負けたら、というか勝てなければCLレースからは脱落だと意気込んで臨んだ試合。しっかり敗れて早めにリタイアとなりました。残り6試合で5位との差、7ポイントを埋めるのはもう、無理だと行って差し支えないでしょう。一騎打ちならまだしも間に4チームもあるし。4位より14位の方が近い位置にいるし。
勝ってる中でしたがスパーズは少しメンバーを変えてきた。ウイングにはドリブル得意なアタッカーを置き、トップ下にはゲームメーカータイプの選手をこれまでは起用してたけど、今日は左からソン、ベルフワイン、モウラを並べた。
結果的には微妙だったね。ソンとベルフワインはたまにポジションを変えていたけど、そのせいでサイドの守備に走るのがどちらになるのか曖昧になり、遅れる瞬間があった。そして慣れないポジションを任せられたベルフワインは存在感がなかった。
嬉しくないが、シェフィールドは良かった。ここ数試合勝ててないチームとは思えない。思っていた通りチームにスターはいない中で全員よく走り、よく戦う。攻守の切り替えがうちの選手たちに比べて圧倒的に早い。特にボールの最寄りの選手以外の選手たちのリアクションが早い印象を受けた。
それから攻撃時にボールにちゃんと関わる選手が多い。距離は近いし後ろからどんどん選手が出てくる。これが連携ってやつだよな、と思いながら見ていた。
うちはまず、ビルドアップがハマらない。ディフェンスラインの3人で回す中でダイアー以外はボールを持ちたくなさそうにしてるし、ボランチは顔が出ず、前線は降りてこない。だから2列目に長めのパスをつけるけど、受けた瞬間に他の選手との距離が遠いから、結構危ない。というかこの手の話は1年間課題としてあげてる気がする。もしかして僕が間違ってるのかな。もうわからんよ。
そしてなんとか運べても、エリアの外で無難なパスが回るばっかりで、決定的なパスやドリブルはまるで出てこない。ワンツーの壁役になる自己犠牲の選手や、ボールを持つ人を追い越すランニングだったりがない。これじゃ、まず崩せない。
それを打破しようと中盤インサイドから、無理矢理なドリブルを連発していたモウラには、まだなんとしようという気概が感じられた。実際、ほぼ同点ゴールの時もそうだった。あれがハンドは厳しすぎる。顔から落ちて失神すればよかったのか?
最後は何が何でもスタイルで、モウラを右サイドバックにするような攻撃モードになるも、それを生かせず。思うんだけど、ラメラってボールキープは上手いのにパスの判断が悪すぎてチャンスを潰しすぎだから、選択肢の多すぎる中央でのプレーじゃないほうがいいんじゃないだろうか。特にカウンターが攻撃の軸にあり、素早い判断が求められる戦い方をしてるのだから。
最後にディフェンス。個人個人を見ると、特別悪かった選手はいない。ダイアーなんて気合い入りまくりで空中戦は相手を吹き飛ばしまくっていた。しかし3失点もしてしまった。そしてその3ゴール、すべて同じ、インサイドを抉られてグラウンダーのマイナスのパス、そこに入ってきた選手を捕まえられていない。というものだった。試合の中で改善できないのは厳しい。原因は今はわからないけど、反省すべき点だ。
ここからの目標を見いだすのは難しい。何位かわからんEL圏内を目指すのか。アーセナルより上、というプライドを目指すか。はたまた開き直って来シーズンへのチーム構築期間に当てるか。
いずれにせよCL圏内は望めない。こんなにも早く、シーズンは終わってしまった。
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