2019-2020 プレミアリーグ 第33節
Tottenham Hotspur 1 – 0 Everton
Stadium:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
通算戦歴:18勝9敗4分(勝率:58%)
得点
24分:マイケル・キーン(OG)(Spurs)
トッテナム・ホットスパー
FW ケイン
MF ソン(78’ベルフワイン)、ウィンクス、ロチェルソ(92’フェルトンゲン)、シソコ、モウラ(82’ラメラ)
DF デイビス、ダイアー、アルデルヴァイレルト、オーリエ
GK ロリス
sub:ガッサニーガ、サンチェス、サーキン、エンドンベレ、スキップ、フェルナンデス
エヴァートン
FW ルーウィン、リシャルリソン
MF イウォビ(46’ゴードン)、シグルズソン(67’ベルナルジ)、ゴメス、デイビス(77’キーン)
DF ディニュ、ホルゲイト(36’ミナ)、キーン、コールマン(77’シディベ)
GK ピックフォード
sub:ステケレンブルグ、ベインズ、ブランスウェイト、バニンギメ
まあ少しは良くなってたかな。勝ててよかった。
なんか最近
勝てるだけで嬉しいですよね。この一年で幸せのハードルが下がりました。長いこと夢を見ていたのかもしれないな。
夢といえばこの試合、トッテナムvsエヴァートンのベンチにモウリーニョとアンチェロッティが並んでるなんてどこの優勝争いですか。え? 10位と11位の試合?それもまた変な話だ。時代は変わったなあ。
試合の入り良かったね。今日は全体的にエネルギッシュだった。ハイプレス、とまではいかないけど、中盤超えて来たらプレスをかけ始めていた。まあこれは、作戦うんぬんではなくて、走れと言われたんでしょうね。
得点のシーンもあそこまで入り込めたのはこれまでとは違う動きがあったから、シソコだ。中央でパスを捌いてから、ペナルティエリアまで斜めに走り込んだことで、攻撃に変化が生まれた。やっぱりそういう動きがないとチャンスは生まれない。まだまだ少ないけど、いいプレーだった。
あとはアルデルヴァイレルトがいることで、ロングボール一本で決定機を作れる。上手くいくとそれ一辺倒になってしまう時間があるのは問題だけど、今は必要なのかな。特に守備面でも懸念点はなさそうでした。
エヴァートンはいつ見てもオーソドックスなサッカーをする。引きすぎたりクセのある攻撃をしたりしない。今日はツートップをあまり守備に残さずカウンターの起点にしようとしていてリシャルリソンがいやらしくファールを取って頑張っていた。頑張ってはいたけどあまりにも痛がるのが鼻につく。立てよ、ここはブラジルじゃない。
ソン vs ロリス
試合が地味だったせいもあり、だいぶ目立ってしまったのはハーフタイム。引き上げる選手の中に怒り狂ったロリスがソンに何かを言い、ソンもそれに臆することなく一触即発。ウィンクスが止めてたけど、あのロリスをあそこまで怒らせるなんて・・・わかんないけど、ソンが悪いよ。
それは冗談としても言われてみれば(言われてないけど)最近のソン、良くないよね。泥臭さが、がむしゃらさがなくなった。何がなんでも数字を残すんだ、自分が点を取ってチームを勝たせるんだと、ギラギラした姿勢が見られなくなってる。
90分間のペース配分かもしれないけど、運動量が減って見える、いつだって相手キーパーまで追っかけていたソンはいなくなり、裏へのランニングもパスをもらうためのポジションの取り直しも減った。
あげく得点もないのだから、こりゃ安泰だと思っていた左ウイングの座もわからなくなって来たぞ。モウラは目に見えて頑張って走っているし、連携は弱いけど独力で切り開こうとする姿勢は見える。ラメラもタフに戦ってエネルギーをチームに持ち込める。ベルフワインもそうだ。
試合が決まっていないのに最初の交代カードにソンが選ばれたのはかなり久しぶりのことだと思う。チームには健全なポジション争いが必要だ。ロリスはその辺をちゃんとわかってる。怒っていたハーフタイム直前のシーンにソンがサボっていたかどうかはさておき、ロリスの姿勢は間違っていない。これからソンが変わっていくか、さもないと遂に1番手ではなくなる時が来てしまうよ。誕生日おめでとう